太陽光発電所で銅線ケーブル695万円相当を窃盗│千葉県

千葉県野田市の太陽光発電所で発生した銅線ケーブル窃盗事件の容疑者が逮捕されました。報道によると、盗まれた銅線ケーブルは695万円相当で、逮捕された犯人はカンボジア国籍の外国人グループとのこと。

近年は銅価格の高騰により、銅線ケーブルを狙った窃盗集団が全国で散見されます。全国の太陽光発電所の事業者は、今一度設置している防犯カメラを見直し、映像を録画するだけでなく、侵入者を撃退する機能を搭載したカメラに切り替えることを強く推奨します。

当社「防犯カメラナビ」では、全国の太陽光発電所の事業者様に向けて、防犯対策強化のご提案、及び現地調査と実機デモを“無料”実施しています。是非これを機会に一度お問い合わせください。

＞＞防犯カメラナビへのお問い合わせページへ移動

太陽光発電所で銅線ケーブル695万円相当を窃盗。外国人5人を逮捕│千葉県

2024年5月、千葉県野田市に所在を置く太陽光発電所の銅線ケーブル950mを盗んだとして、カンボジア国籍の男5人が逮捕されました。盗まれた銅線は金額にして695万円相当となり、容疑者の自宅アパートから銅線ケーブルを切断する道具などが見つかっています。また、同様の手口で近隣県でも太陽光発電所の銅線ケーブルが盗まれていることから、これらの事件の関係も捜査中です。

出典：NHK「太陽光発電所から銅線ケーブル695万円相当盗んだ疑い 5人逮捕」

関東一円にて外国人グループの銅線窃盗事件が多発

近年は銅価格の高騰を背景に、全国的に太陽光発電所の銅線窃盗事件が多発しています。太陽光発電所は自然に囲まれた林地にあるケースが多いため、人目につかずに犯行を行えるほか、中小の事業者の中には防犯対策を疎かにしている施設も散見されるため、窃盗グループが一夜にして大量の銅線ケーブルを盗み出す事件が増えています。

また、取り分け犯罪件数が増加しているのが、複数の外国人犯罪グループの存在が見つかっている関東一円です。茨城・千葉・群馬に所在を置く事業者は特に注意が必要となります。

従来の防犯対策では銅線ケーブルを守れない可能性も

太陽光発電所の多くは既に防犯カメラやフェンス、赤外線センサーなどを設置して対策を講じています。それでも窃盗犯に侵入と窃盗を許してしまうのは、既存の防犯機器と対策が犯人にとって脅威ではないからです。

銅線ケーブルの盗難被害は件数が増加しているだけでなく、一度の被害による被害額も増えています。プロの窃盗集団の台頭により、一度侵入を許しただけで事業が傾くほどの損害を被る可能性も考慮しなければなりません。

銅線をアルミケーブルに変える対策の有効性

太陽光発電所の銅線ケーブルの盗難増を受け、大手企業によっては銅線ではなくアルミケーブルに切り替える企業も増えてきました。しかし、昨今はアルミ価格も世界的に高騰しているため、窃盗犯にとってはアルミも転売の対象となります。また、盗まれてから復旧するまでの期間は電力供給が止まってしまうので、その間の損失も考慮するとなると、アルミケーブルに切り替える対策よりも、「犯罪を未然に防ぐ=不審者を即検知＆侵入者に犯行をさせない防犯機器の導入」がより重要と考えられます。