防犯カメラの機能で選ぶの一覧

防犯カメラの性能比較。選び方の目安を解説。画素(画質)は大事?
企業が防犯カメラ(監視カメラ)を選ぶ際は性能を比較して機種選定に臨みます。しかし、カタログスペックでは不明点も多いですし、防犯カメラの知識が浅い人はスペックを見てもいまいちピンときません。
そこで、ここでは防犯カメラの機種を選ぶにあたって、性能の目安を解説します。また、防犯カメラにおける画素(画質)の選び方も併せてご紹介します。
防犯カメラの選び方。性能を比較することの重要性
企業が防犯カメラ(監視カメラ)を選ぶにあたって、最もやってはいけないのが「十分な防犯カメラの知識なしで通販で買うこと」と「情報サイトで人気上位の防犯カメラを買う」ことです。パソコンでもエントリーモデルとハイエンドモデルではスペックや使用を想定しているユーザー層・ニーズが異なるように、防犯カメラも企業の設置目的や設置環境によって選択すべき機種は大きく異なります。
防犯カメラの機種性能を比較し、自社にとって最良のモデルを選ぶことができれば、以下のようなメリットを享受できます。
初期費用やランニングコストを最適化・最小限に抑えることができる
自社の求める防犯効果を実現し、不審者の侵入や内部不正を防ぐことができる
自社が期待する防犯カメラの管理体制を実現できる
などが挙げられます。ただし、防犯カメラの性能比較と一概に言っても確認するべきポイントや注意点は多々あります。ここでは企業担当者が販売店に問い合わせする前の事前知識として、また悪質な販売店と契約しないよう、最低限の防犯カメラの性能の比較方法や目安・選び方をご紹介します。
防犯カメラの「屋外」と「室内」の性能の違い
防犯カメラには屋外向けと室内向けのモデルがあり、両者では性能・仕様が異なります。往々にして屋外向けは価格が高いため、室内向けカメラを買おうとする人もいますが、それではそれでは防犯カメラの寿命を短くしてしまいます。
屋外向け防犯カメラは「防水・防塵・耐衝撃」性能が高く、台風や豪雨の悪天候でも耐えられる仕様になっているほか、夜間撮影機能・赤外線技術も室内向けカメラと比較して性能差があります。
特に近年は赤外線技術の発展が著しいため、安易に安いと言う理由で室内カメラを屋外に設置するのは避けなければなりません。
防犯カメラの「動体検知」の性能比較と選び方
防犯カメラには「動体検知」と呼ばれる、人や車両、動物といった動体を検知して、自動で録画モードが作動したり、モニターやスマホに緊急通知する技術が搭載されています。一昔前までは風で揺れる木の葉を検知してしまったり、夜間で不審者が侵入しても検知しなかったりと誤検知が多発していましたが、近年は動体検知の技術も向上しているため、正確な検知が可能となっています。
ただし、動体検知はまだまだ防犯カメラの機種による性能差が大きく、安物では依然として使い勝手が悪いのが残念なところ。
動体検知の仕組みは、映像内の動画ファイルの容量が動体の介入によって突然増加することで自動検知します。しかし、昨今は赤外線による人感センサーが注目されていて、人や車両の体温や熱と外気温の差で録画モードが作動します。最新の赤外線技術を搭載した防犯カメラは夜間でも鮮明な撮影が可能であったり、カラー撮影ができるので、少し予算を無理してでも人感センサーを選ぶべきといえるでしょう。
おそらく今後も動体検知=人感センサーの流れとなることが予想されるので、いまのうちに人感センサー搭載型の防犯カメラに切り替えておけば、当面は腐らない性能と言えそうです。
防犯カメラの「レンズ」にも性能がある?比較と選び方
防犯カメラのレンズは一眼レフカメラのように取り換えすることが原則できません。デジカメを扱っている人ならば分かると思いますが、レンズによって画角が異なるので、機種によっては同じ10m先でも見える映像の範囲が異なる場合があります。レンズの画角によって設置台数も変わります。当然画角が広ければ1台で賄える範囲が広いため、導入する防犯カメラの台数も最小限に抑えることができ、予算の節約にも繋がります。
一方で画角が広いと映像全体が遠く(小さく)映ったり、左右の両端が丸く歪む傾向があります。設置場所によっては映像内の人の顔や車両のナンバーが見えずらいこともあるので、ロケテストは必ず必要となります。
防犯カメラの性能を決めるのは「画素(画質)」って本当?
企業担当者の立場になって防犯カメラの性能を単純に考えると、やはり大きな目安の1つに「画素(画質)」が挙げられます。画素数は昨今スマホでも競うように急激に増加しており、最新のiPhone14では1200万画素、ハイエンドモデルのPROでは4800万画素という驚異的な画素数が注目されました。
一方で防犯カメラの性能・スペック面からすると、100万~400万画素の間が平均となり、より小さな人の人相や車体ナンバーを正確に記録したい場合は400~800万画素を選ぶケースも増えてきました。ちなみに防犯カメラでも高性能を謳う機種であれば4Kや8K対応モデルも出てきていますが、映像を映すモニターが4Kや8Kに対応していなければ意味がないことに注意してください。
また、よく誤解されている人が多いようですが、画素数は高ければいいと言うわけではありません。例えばノートパソコンの一般的な画素数は200万画素となるので、200万画素と1000万画素の防犯カメラの映像をパソコンに転送しても映像に依る違いは分かりません。
一般的に「この映像画質がいいね」という場合は、「画質=解像度」を指すのが一般的です。解像度が高ければそれだけ画素の表現力が上がると考えていただいて構いません。
そのため、より鮮明で奥行きのある画像を映したいのであれば、画素数は標準でも構いませんので、高い解像度の機種を採用するべきです。ちなみに解像度を決めるのはイメージセンサーと呼ばれる本体に搭載している半導体です。
防犯カメラの録画性能の違いと選び方
防犯カメラの録画性能の違いを比較する場合は、「圧縮率」に着目してみるのが良いでしょう。動画はファイルサイズが大きいため、そのままHDDやSSDに保存するとすぐに一杯になってしまいます。そのため、防犯カメラ内部には動画ファイルを圧縮する機能が備わっていますが、圧縮率が高ければ、それだけ長い時間映像を録画保存できます。
ただし、圧縮してしまうと往々にして画質が低下してしまいます。最新の防犯カメラには高い圧縮率を維持したまま画質の劣化を最小限に抑える機種もありますが、実際に使えるかどうかはロケテストをして確かめてみるのが良いでしょう。
カタログスペックでは駄目。防犯カメラの性能は実機で確かめてみて
防犯カメラの機種を決めるときは、ウェブ上に記載しているカタログスペックや、販売店の担当者が提案してくるものを鵜吞みにしてはいけません。防犯カメラが例え高い性能を持っていても、それが自社の設置環境にマッチするかは分かりませんし、オーバースペックの性能のカメラを買ってしまうとその分高くついてしまいます。
そのため、まずは防犯カメラの担当者に直接現場に足を運んでもらい、設置環境を調べてもらったのち、実機を使ってロケテストをしてみるのがおすすめです。
当サイト「防犯カメラナビ」では、防犯設備士の有資格者が担当し、無料で現地調査&トライアルをお試しいただけます。機種別の防犯カメラの性能比較含めて丁寧な説明を心がけますので、是非お気軽にご相談ください。
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業務用PTZカメラ(パンチルトカメラ)とは?機能やメリット・注意点を解説
業務用防犯カメラとして「PTZカメラ(パンチルトカメラ)」が人気の1つに挙げられますが、PTZカメラとは何なのでしょうか?
今回はPTZカメラを企業が導入する上で知っておきたい機能やメリット、初めて設置する場合の注意点を詳しく解説します。
業務用で利用されるPTZカメラ(パンチルトカメラ)とは?特徴を紹介
業務用でしばしば導入されているPTZカメラとはどういったものでしょうか。PTZカメラは別名「パンチルトカメラ」とも呼ばれています。パン=左右に首振り、チルト=上下に首振りという意味で、さらにズーム機能も付いているのが一般的です。
PTZはカメラの種類でもありますが、それと同時に機能の名前でもあります。そのため、「バレット型やドーム型防犯カメラにPTZ機能が内蔵されている」とも言うことができます。
PTZを業務用で導入するべき企業とは?
PTZカメラ及び同機能を導入するべき企業・業種とはどういった会社が挙げられるのでしょうか。PTZカメラは簡単に言えば「遠隔操作できる防犯カメラ」となります。そのため、1台で広範囲を映したい場合や、足を運べないためズームをして確認する必要がある場合があるシーンに適しています。
駐車場
海
自然公園
ダム
工場・プラント
上記業種・場所はPTZカメラが非常に重宝します。例えば駐車場は入庫車両のナンバープレートを確認するためにズーム機能を有するPTZカメラが好都合です。
海やダム、河川といった自然エリアは遠くへ足を運ぶことができないケースが多いので、PTZ機能のパンチルトで探索することができます。
また、上記から分かるように、業務用でPTZカメラを使う場合は屋外が主となります。
PTZカメラは工場・倉庫・建築現場で活躍する
PTZカメラは工場・倉庫・建築現場などでより高い効果を発揮することができます。工場や倉庫ではベルトライン・在庫置き場の頭上にPTZカメラを設置することで、従業員の細かな手の動きや商品の内容・タグ・ナンバーなどを高い解像度で知ることができます。従業員の行動モニタリングにも使うことができるので、内部不正の阻止にも役立つことでしょう。
一方で建築現場のような危険な場所の随所に設置することで、従業員の業務内容を安全地帯から冷静に把握することができます。無線機やスピーカーを使うことで危険な場所にいる従業員に正確な指示を出すことも可能です。
マイク&スピーカー付PTZカメラもおすすめ
PTZカメラには指向性マイクが内蔵している機種もあります。ネットワークカメラであれば、ネット接続することによってスマホに映像を転送できるので、管理者が自宅や屋外、オフィスに居ながらスマホで現場の声を聴くこともできますし、スピーカーをカメラに設置することで現場に管理者の声を伝えることもできます。
PTZカメラは防水・防塵が必要不可欠。機種選定の基準に
PTZカメラを屋外で使用する場合は、防水・防塵機能が必要不可欠です。屋外でよく使われるバレット型は数多くの機種が出ているので、希望に合った予算内で高レベルの防水・防塵機種を見つけることができます。しかし、PTZカメラはPTZ型と呼ばれるドーム型に似た見た目のものが主流で、業務用ではそれほど多くの機種は出ていません。
そのため、防水・防塵は予算によっては妥協しがちとなりますが、最低でもIP66レベル以上を選ぶようにしてください。
PTZカメラはメリットだけじゃない。デメリットも覚えておく
PTZカメラは上記のように左右上下ズーム機能ができることがメリットとなります。場合によっては本来2台の設置が必要な場所でも、PTZ機能を活かすことで1台で賄える場合もあります。
しかし、PTZカメラにもメリットと同時にデメリットもあります。現在PTZの機能を検討している企業担当者は、デメリットをよく理解した上で購入するようにしてください。
レンズが動くため死角ができやすい
PTZカメラは首振りによって本体=レンズを動かします。そのため、左右上下に動かすことによって死角ができやすいのもデメリットとなります。
また、ズームには遠くの被写体を近くに映す「ズームイン」と拡大させる「ズームアウト」がありますが、ズームインをすると視角が狭くなるので、本来映るはずだった被写体が映像に映っていない、といったこともよくあります。
PTZ機能を使う場合は防犯カメラの操作をしっかりと理解している従業員が担当するとともに、運用方法や映す場所、平常時のカメラ位置などは細かくルールを作成しておくといいでしょう。
業務用のPTZ機能は価格が高くなる
PTZカメラ及びPTZ機能が付いている機種は、往々にして本体価格が高くなる傾向にあります。一般的な業務用モデルは10万~20万円前後となりますが、画素数や光学ズームなどにこだわったハイエンドモデルは100万円を超える機種も出回っています。
PTZカメラは確かにビデオカメラ感覚で操作できるため非常に便利で使い勝手もいいですが、そもそも業務上で使うにあたり、PTZ機能が必要かどうかはよく吟味した方が良いでしょう。
PTZ(パンチルトカメラ)カメラはネットワークカメラが便利
PTZカメラはネットワークカメラとアナログカメラの双方がありますが、おすすめはネットワークカメラとなります。ネットワークカメラはインターネット環境が必要となりますが、WiFiやSIMを利用して環境整備をすることで、パソコンやスマホに映像を転送したり、スマホから遠隔操作することもできるようになります。
ネットワークカメラにすれば管理室にレコーダーを置いたり大きなモニターを用意する必要がありません。スマホでどこからでも映像の確認や操作ができますし、録画映像をクラウドで管理すれば物理メモリも不要となるので非常に身軽に危機管理対策を実施することができます。
業務用PTZカメラは自動追尾機能搭載機種もある
業務用PTZカメラはパンチルト機能を活かした自動追尾機能を搭載している機種もあります。不審者や車両を検知後に機能が作動し、自動で動きを追って追尾することでレンズの視界から外れることを防ぎます。
ただし、自動追尾機能は完璧に映像内の人や車両を検知できるわけではありません。被写体が遠くて映像内に占めるサイズが小さい場合や、屋外で温度環境が大きく変化する場合、夜で映像が見えにくい時間帯では自動追尾機能の検知能力も下がります。
ただし、ある程度は設定方法で解決できるので、どうしても検知に対して問題が出るようなら、一度販売店の担当者に相談してみるのが良いでしょう。
まとめ:業務用PTZカメラを導入して危機管理対策の向上に繋げる
今回は業務用PTZカメラの概要や利用シーンを解説しました。PTZカメラは屋外導入に適しており、従業員のモニタリングや指示出し、危機管理対策、事件・事故の防犯対策に最適な機能となります。
ただし、価格が高く、また運用には吟味が必要です。PTZカメラを選ぶときは、設置する場所・目的・方法を明確にしなければなりません。まずは販売店に相談して、PTZ機能が本当に必要なのか、また最適な機種を提案してもらうようにするといいでしょう。
関連情報:‣ 防犯カメラの導入・無料トライアルに関するご相談はこちらまで
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人気屋外防犯カメラの種類の比較ポイントと選び方の注意点を解説
企業が屋外防犯カメラ(監視カメラ)を導入する際は、機種や機能の選び方に迷いがちです。特に企業が防犯カメラを設置する場合は工事を含めて大がかりなものとなるので、年度予算をとり会社の危機管理対策の根幹として導入することになります。
そのため防犯カメラの導入後に機種の選定で後悔してしまうわけにはいきません。そこで、ここでは屋外防犯カメラの機種選定に役立つ比較ポイントと注意点を具体的に解説します。危機管理対策の担当者は是非ご一読ください。
https://bouhancamera-navi.com/osusume-outside-securitycamera/
屋外防犯カメラの種類の比較は業者の人気・売れ筋「ネットワークカメラ」から選ぶ
まず防犯カメラの機種を比較検討する前に必ず押さえてほしいポイントが「ネットワークカメラを選ぶ」ことです。防犯カメラには同軸ケーブルで接続する「アナログカメラ(同軸カメラ)」とインターネット接続する「ネットワークカメラ」がありますが、ネットが普及した2000年以降は防犯カメラ市場においてもネットワークカメラが主流となりますので、今後防犯カメラを新設する企業はアナログカメラを選ぶ理由はありません。
現在企業の設置環境範囲にネット環境がない場合は、まずは環境整備から始めなければなりません。「ネット環境の構築には費用がかかるからアナログカメラでいいかな」と考えている担当者もいるかもしれませんが、昨今の新しい犯罪に対応するためには、どうしても次世代機能とスペックが防犯カメラに求められます。
そのため、補助金などを駆使して可能な限りネットワークカメラの構築を検討してください。
人気のネットワークカメラを選ぶ注意点
通販サイトや販売業者のラインナップから人気のネットワークカメラを選ぶときは、「設置環境は会社によって大きく異なる」ことを念頭においてください。
屋外に設置するといっても、建物までの距離、敷地面積、屋根の有無、ポール柱の必要の有無、ネット環境など、あらゆる要素から最適な種類を選ばなければなりません。
それを単に「一番人気・ロングセラー商品」といったPR文句に釣られて選んでしまうと、多くのケースで失敗してしまいます。
https://bouhancamera-navi.com/network-camera-setup-cost/
防犯カメラは「屋外」と「屋内」向けがある。種類を比較するときは同一機種で検討する
Amazonや家電量販店のネット通販サイトでは、屋外向けと屋内向けはあまり明記されていないことがあります。一般的には屋外向けは屋内向けよりも価格が高くなる傾向です。
屋外向けは屋内と比較すると「防水性能・防塵性能・耐衝撃性能」などが重要視されるため、カタログスペックは屋外向け防犯カメラが上となります。
予算節約のために屋内向けの機種を屋外に設置してしまうと、暴風雨などで1日で故障してしまう可能性もあります。防犯カメラは精密機械であることを再認識するとともに、適材適所で比較することが大切です。
防犯カメラの大切な選び方。録画撮影の「画素数(画質)」を比較する
ネットワークカメラの普及に伴い、防犯カメラ本体の圧縮機能や外付けの物理メモリー(HDDやSSD)の技術向上により、録画時間に関する問題はほぼ解決されています。SDカードで録画する場合は容量が足りなくなることもありますが、ネットワークカメラであればクラウド保存ができるので心配はありません。
一方で「画素数」はまだまだ発展の余地があるようです。一眼レフも高画質化が進んでいるように、防犯カメラも10年前と比較すると録画映像の鮮明さは雲泥の差です。
防犯カメラの録画時間は導入後にも追加することが容易ですが、画素数は本体の基本スペックとなるので、あとからバージョンを更新することはできません。
一般の人が映像を見て「画像が綺麗・画質が高い」と言う場合は、「画素数が多い・解像度が高い」ことを意味します。防犯カメラの映像では150~400万画素が主流となっており、画素数が高ければそれだけ高価なイメージセンサーを導入しているため価格も高くなります。
ロケテストなどで実際の映像を見比べて、自社の環境ではどの程度の画質が必要なのかはよく比較検討することが大切でしょう。
https://bouhancamera-navi.com/camera-night-clear/
録画種類「HDD(SSD)・クラウド・SDカード」の最適な選び方
防犯カメラの録画の種類は「HDD・クラウド・SDカード」が挙げられます。HDDに関しては昨今「SSD」が主流になりつつあります。一昔前までSSDはHDDと比較すると容量が少なく、価格も高い欠点を持っていましたが、近年は1TB以上のものも出回ってきましたし、平均価格も落ち着いています。
また、ネットワークカメラならではの特徴を活かしたクラウドもおすすめです。月額費用が発生するものの、録画レコーダーを置く必要がなく、パソコン・スマホ・タブレットとどのモバイル端末からでもログインして録画映像を確認できるのが特徴です。
SDカードは本体内蔵型となるので、4G/LTEでネット接続する防犯カメラ・ソーラーカメラによく対応しています。
上記録画種類を比較するときは、
どの程度の録画容量が必要か
録画映像を確認・管理する人は誰か
初期費用とランニングコスト(毎月の維持費)のどちらを抑えたいのか
防犯カメラの映像をどこで管理するのか
などを考慮するといいでしょう。ちなみにモニターを設置しない管理体制の場合は、デジタル端末で映像を確認できるクラウドがおすすめです。
屋外防犯カメラは「夜間に強い」種類の中で比較するのが正しい選び方
企業が防犯カメラを導入する多くのケースは、「従業員が不在の夜間の防犯・セキュリティ対策」が目的となります。特に警備員が常駐しない企業では、効果的な防犯対策を講じなければ、犯罪者は時間をかけて窃盗や放火などをすることができます。
そこで大切となるのが「夜間撮影の技術」です。防犯カメラの最新機種であっても技術差が大きく生じるため、「夜間撮影に優れている」と謳う防犯カメラであっても慎重に比較することが重要です。
具体的には「赤外線暗視型」か「微光監視型」かを選ぶことになりますが、推奨されるのは近年技術開発が目覚ましい赤外線暗視型です。
また、夜間の映像が「白黒映像(モノクロ)」か「カラー映像(フルカラー・4K)」かどうかも重要な比較項目です。従来は不可能とされていた夜間のカラー映像ですが、現在は最新機種に限り基本仕様となってきました。白黒とカラー映像を比較すると、やはりカラーの方が高い証拠能力の映像を録画できます。
https://bouhancamera-navi.com/yakan-matome/
1台で広範囲をカバーできる種類は「PTZカメラ」を比較する
通常、防犯カメラは固定されてレンズを動かすことはできません。しかし「PTZ」という機能を持つカメラであれば、「パン(左右)、チル(上下)、ズーム」といった遠隔操作が可能となります。
1台設置すれば自由に動かせるので、広いエリアをカバーできるのが特徴ですが、侵入者からするとどこの映像を映しているのかが分かりやすく、またカメラが向いていない方向がそのまま死角を意味するため、侵入者を威嚇する能力は低くなる考え方が一般的です。
解決方法としては、レンズが見えずらい360度全方位カメラの種類を選ぶことです。特に夜間であればレンズが見えることはありません。
まとめ:屋外防犯カメラの種類を選ぶときは専門家に相談を
今回は屋外防犯カメラの種類の選び方を詳しく解説しました。屋外防犯カメラは工事費も含めると数十万から場合によって100万円を超える予算が必要となります。
素人考えで種類を選ぶと運用後に支障をきたす可能性が高いので、まずは販売店の専門家に相談して自社の設置環境を鑑みた上で最適な機種を提案してもらうのがおすすめです。
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防犯カメラで音声録音。マイク設置の重要なポイントを解説
防犯カメラの利用シーンによっては現場の声を拾えたり、会話できると活用の幅が広がります。近年はマイク内蔵型の防犯カメラも増えてきましたが、実際に導入してみると「声が聞こえない」、「雑音が酷い」といった悩みを持つことも珍しくありません。
そこで、ここでは音声録音ができる防犯カメラの導入方法や留意点、重要なポイントを解説します。
防犯カメラに音声録音は重要?
一昔前は防犯カメラは音声非対応が普通でしたので、本体の傍に別途マイクを取り付ける必要がありました。しかし、近年は防犯カメラのデジタル化に伴い多機能に富んだ機種が増えてきました。最新機種の中には防犯カメラに集音マイクが内蔵されてリアルタイムの現場の声はもちろん、音声録音も可能なものもあります。
防犯カメラの目的は事故や事件を未然に防ぐこととなるので、現場の音声を録音することによって、映像の証拠能力が各段に上がることが期待されます。
音声録音が推奨される業界・職場
ただし、どこの業界・業種・利用シーンにおいても音声録音機能が活かせるわけではありません。そこで、下記では防犯カメラの音声録音機能を十分に活かすことができる業界を紹介します。
病院・薬局など医療施設による音声録音のメリット
まず防犯カメラの音声録音機能による効果が期待できるのが、病院や薬局といった医療施設です。
医師・看護師と患者や関係者との会話患者関係者のクレームは感情論になりやすく、言った言わないの世界となることがよくあります。そのため、会話を証拠として録音することでトラブルを一気に解決できる可能性があります。
調剤薬局の処方時の会話従業員同士や従業員とお客の会話のやり取りを録音することで、処方箋の間違いを防いだり、原因究明に買ってくれます。
ナースセンター内の看護師の会話ナースセンターの日々の対応や内部不正の抑止に繋がります。
医療現場における音声録音は主にクレーム対策となります。患者関係者とのトラブルは避けたいところですが、事が大きくなれば裁判沙汰に発展する可能性もあります。音声録音することによって動かぬ証拠を入手できるので、和解しやすくなります。
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飲食・サービス業界の音声録音のメリット
飲食・サービス業でも現場の音声録音ができる防犯カメラを設置することによって、事件を未然に防ぐことが可能です。
レジ傍の従業員の会話従業員の私語や内部不正の監視をすることができます。
宿泊施設のレセプション周辺における従業員とお客の会話ホテル従業員とお客の言い合いのトラブルは傍にいる宿泊客にも迷惑になります。また、理不尽なお客も多いので、音声録音することによっていざというときの証拠固めをすることができます。
飲食や宿泊施設などサービス業界も基本は従業員とお客の会話のやり取りを録音することが主な利用方法となります。クレーマーは大きな声を出す傾向にあるので、音声を録音することで理不尽な要求や態度を証拠として残しておくことができます。
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屋外防犯カメラに音声録音機能を設置するメリット
上記では室内に防犯カメラを設置する利用シーンとなるので、雑音の心配はそれほどありません。ロケテストは必要ですが、集音マイクであればそれほど高機能でなくとも活用できることが普通です。
一方で音声録音機能付きの防犯カメラを「屋外」に設置する場合は、「従業員の内部不正の監視」や「会社の敷地内におけるトラブルの抑止」、「従業員の私語の抑止」といった効果を期待できます。
防犯カメラの音声録音は法律違反?
防犯カメラの音声録音は法律違反になるかどうか、という問い合わせもよくいただきますが、自社の敷地内における音声録音は法律違反とはなりません。防犯カメラの設置目的はあくまでも「事件や事故を未然に防ぐため」、「証拠能力の高い映像を記録して事件・事故の早期解決をするため」だからです。
一方で上記目的とはまったく関係ない場所に防犯カメラを設置したり、著しく他人のプライバシーを侵害している場合は法律違反となることもあります。
また、法律違反にならなくとも、市区町村の条例に違反した使用も罰則の対象となります。
防犯カメラの音声録音のプライバシー配慮の方法
企業の防犯カメラによる音声録音が法律違反となるケースはほとんどありませんが、それでも従業員含む関係者のプライバシーは極力配慮しなければなりません。
例えば従業員には「この防犯カメラは音声が録音されるから私語には気を付けてね」と一言忠告するだけでも従業員の不信感は緩和されますし、「映像・音声録音中」という張り紙を防犯カメラ傍に貼るだけでお客もいい意味で身構えてくれるので、トラブルの抑止に繋がります。
通常の屋外防犯カメラは音声録音不可。マイクがない
既に自社で導入している防犯カメラで音声録音を希望する場合は、ほとんどのケースでマイクが内蔵されていないため、別売りのものを購入して取り付け工事が必要となります。工事費用も掛かりますし、音声端子を挿し込める防犯カメラでなければ連動させることはできません。
屋外に設置する場合はマイクの性能を重要視する
屋外に防犯カメラを設置して現場の音声を録音したい場合は、マイクの性能に気を付けて機種を選んでください。防犯カメラに内蔵されているマイクは基本的に集音マイクとなりますが、それ以外のマイクだと雨風の音や周囲の雑音を拾いすぎて使い物にならない可能性があります。
また、屋外に設置する場合は、高さにも注意が必要です。高所にカメラを設置すると、マイクが音声を拾うことができません。集音マイクは想像以上に距離が近くないと音声を拾えないので、設置環境にそぐわないこともあります。
最新のネットワークカメラの多くは音声録音機能付き
近年は防犯カメラのデジタル化に伴い、旧型のアナログカメラ(同軸カメラ)は廃れつつあり、インターネットに接続して活用するネットワークカメラが主流となりつつあります。いまから新規・買い替えで防犯カメラの購入を考えている企業は、ネットワークカメラの中から機種を選ぶのがいいでしょう。
ただし、すべてのネットワークカメラに音声録音機能がついているわけではないですし、音声の品質も機種によって大きな差があります。まずは販売店に音声録音の性能を重要視したい旨を伝えて、最善の機種を提案してもらうのがいいでしょう。
ネットワークカメラなら現場と会話ができる
ネットワークカメラはインターネットを介してカメラの映像をデジタル端末に転送することができます。ネット環境は必要ですが、現状ほとんどの企業がWiFiを契約していますし、WiFiの電波が届かない・ケーブル工事ができない屋外環境に設置したい場合は、SIMカード内蔵型カメラを採用することで4G/LTEを活用することもできます。
ネットワークカメラであれば、現場の映像と音声をモニター以外のパソコン・スマホ・タブレット端末で視聴することができます。
マイク内蔵型のネットワークカメラの中には、パソコンやスマホからこちらの声をカメラを通じて現場に伝えることができる機種もあります。スタッフの私語を注意したり、侵入者に対して「いま撮影しているぞ。これから警察を呼ぶからな」と威嚇・撃退することもできます。
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まとめ:防犯カメラの音声録音は必ずロケテストが必要。販売店に相談を
防犯カメラ内蔵の音声録音機能を活用したい企業は、ロケテストの際に可能な限り実際の設置環境と同じシチュエーションで試すようにしてください。
まずは販売店の担当者に問い合わせて、専門家に実際に現地の状況を見てもらうのがおすすめです。場合によっては音声録音は断念した方がいいケースもありますし、別売りのマイクの方が高い集音効果が見込めることもあります。
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屋外防犯カメラの基本機能と選び方
企業が自社の財産を守るために設置する屋外防犯カメラは、機種選定の際に録画や遠隔操作といった基本的な仕様や機能を確認する必要があります。
しかし、初めて導入する企業は、どのような機能や仕様を選べばいいのか分からず、本来必要な機能がない安物の機種を選んでしまったり、逆にオーバースペックの高単価なものを選んでしまいがちです。
そこで、ここでは屋外防犯カメラを初めて導入する企業に向けて、機能の確認ポイントや選び方を解説します。
屋外防犯カメラ(監視カメラ)の基本機能とは?
屋外防犯カメラ(監視カメラ)の機種を企業が選定する際、単に予算に合った機種を闇雲に選んだり、日本メーカーのものを問答無用で選んではいないでしょうか。設置する会社によって周辺環境や目的は異なるため、必然と求める機能・仕様も企業それぞれとなります。
そのため、企業担当者は自社の環境に本当に必要な機能を兼ね備えた機種を選定する必要があります。
無線・ワイヤレスカメラの機能はWiFiかSIMカードでネットワーク接続
屋外防犯カメラには大きく分けてネットワークカメラとアナログカメラに分けることができます。ただし、2000年以降はネットワークカメラが急速に普及をはじめ、現在市場に出回っている新しい防犯カメラは、大半がネットワークカメラとなります。
ネットワークカメラは無線接続できることからワイヤレスカメラとも言われています。機能や映像の録画をWiFiやSIM(LTE)を介して行うことができるのが特徴です。
初めて防犯カメラを導入する、あるいはアナログカメラからネットワークカメラに買い替える、と言った企業は、あまりの便利さに少しでも無線化する手段を選んでしまいがちです。
しかし、すべてのケーブルをなくしてワイヤレス化してしまうと、インターネットが不安定になり、画質が乱れたり録画に失敗するリスクもあります。設置環境によって有線と無線の使い分けは慎重になるべきと言えるでしょう。
配線工事の有無も関係。慎重に決めるべき
無線・ワイヤレス化の有無によって、配線工事の程度も決まってきます。極端な話をすれば、電源もインターネットもワイヤレス化できるソーラーカメラであれば配線工事は不要となります。ただし、一般的な屋外設置型の防犯カメラは電源はケーブルでとるので、最低限の配線工事は必要となります。
「初期費用(工事費用)を節約したいからなるべくワイヤレス化したい」という意見もよく見受けられますが、ワイヤレスの有無はあくまでも設置環境を鑑みた結果となるので、無線ありきで考えるのはリスクがあります。
録画機能の注意点。「録画の保存時間・期間」の選び方
屋外防犯カメラの機種の選び方で考えたい機能の1つが「録画時間」です。録画時間が長くなれば、それだけ管理が難しくなるだけではなく、大容量の記録媒体を導入しなければならないので費用もかかります。
昨今は圧縮機能も大幅に向上しているため、比較的少ない容量で長期間の記録も可能となっていますが、「どのくらいの期間を録画保存する必要があるのか」は社内で吟味が必要です。
録画した映像の保存場所はクラウド・SDカード・レコーダー
録画した映像は、一般的に「クラウド・SDカード・レコーダー」のいずれかに保存・管理することになりますが、いずれもメリットとデメリットがあるので、どれを選ぶかも慎重になる必要があります。
クラウドのメリットとデメリットクラウドはインターネット上のオンラインストレージにデータを保管する方式となります。きちんと同期されていれば、データが破損する、といった物理メモリのデメリットもなく安全に使用できます。
一方でクラウド録画は月額費用が防犯カメラ1台につき発生するのがデメリットです。保存容量によって料金が変わってくるので、まずは映像を保存する期間を決めて、どのくらいの容量が必要となるのかを確認して料金プランを決めるのがいいでしょう。
SDカードのメリットとデメリットSDカードは防犯カメラの本体に内蔵することになります。近年は大容量でも低価格化が目立つので、維持費はそれほどかかりません。
ただし、防犯カメラを高い位置に取り付けてしまうと、SDカードの抜き差しが大変ですし、レコーダーと比べるとデータの破損リスクも高いので、定期的な取り換えは必須となります。
レコーダーのメリットとデメリット
アナログカメラ時代から使われているレコーダーも近年はHDDではなくSSDも増えてきて、データの破損も少なくなりました。ネットワークカメラが普及した現在でもよく使われていますが、比較的大型の機器を導入することになるので、スペースをとるのと、レコーダー本体の不具合が心配です。
夜間の撮影機能は「赤外線」の性能が重要。選び方を解説
企業が侵入者の対策として屋外防犯カメラを導入する場合、最も重視しなければならないのが「夜間撮影機能」です。夜間撮影機能は大きく分けて「赤外線」と「微光監視型」の2種があり、昨今の防犯カメラは赤外線が主流です。
照明がなくとも暗闇で撮影できる赤外線機能がおすすめ
微光監視型はわずかな光源が必要となり、また鮮明な画像を映すためには、高価格帯の機種を選ばなければなりませんので、赤外線が今後の主流となることが予想されます。
また、赤外線の特徴は光源が不要となることです。従来の赤外線は白黒映像しか撮影できませんでしたが、最新の赤外線カメラはカラーかつ高画質化が進んでいるので、証拠能力の高い映像の保存も可能となります。
人物の顔やナンバープレートは鮮明かどうかは実際に確認をする
夜間撮影機能を重視するときは、カタログスペックだけで選ぶのではなく、実際にどの程度鮮明な映像を映すことができるのかを必ず確認するようにしてください。特に人物の顔やナンバープレートをどれだけ鮮明に映せるかは要確認です。
屋外防犯カメラの大切な機能「遠隔操作」の種類
屋外防犯カメラもデジタル化に伴い遠隔操作がしやすくなりました。遠隔地からカメラの向きや角度を変えたりズームをする機能を持つのは「PTZ(パンチルトズーム)カメラ」と呼ばれるものとなりますが、昨今はパソコンやスマホから遠隔操作ができる機種も増えてきました。
昨今の主流は「スマホから操作」機能
昨今主流となるネットワークカメラの多くはスマホ対応となっています。スマホで映像をリアルタイムで見るだけではなく、録画や赤外線機能を使うなど、一部遠隔操作が可能となります。
ただし、機種によってスマホで操作できる機能に違いがあるので、スマホで気軽に自宅から映像を確認したい零細中小の社長は、なるべくスマホ対応機能が豊富な機種を選ぶのがいいでしょう。
屋外防犯カメラは高機能になれば価格も上がる。適切な性能の機種選びが重要
防犯カメラも近年は機能性に富むようになり、それに伴い価格帯も幅広くなりました。しかし、高機能になればそれだけ価格も上がるので、導入する台数によっては予算も相当かかってきます。
オーバースペックの機種を導入してしまうと、初期費用や維持費がかさむだけではなく、扱いも大変となるので管理者の選別も吟味しなければなりません。
屋外設置型の防犯カメラは2年に1度大幅に機能がアップグレードされると言われていますので、企業担当者は自社の設置目的に合った適切な機能を持つ機種を選ぶようにしてください。
まとめ:屋外防犯カメラは設置場所の事前調査が大切。まずは販売店に相談を
企業が屋外防犯カメラの機種を選定するにあたっては、セキュリティ機器の販売店に事前調査を依頼してください。自社に必要な機能と予算、設置環境、目的などを総合して機種を選ぶ必要がありますが、やはりプロに提案してもらうのがおすすめです。
防犯カメラナビでは防犯のプロである防犯設備士の有資格者が直接お客様を訪問し、設置環境を調査したのち、国内外30以上のメーカーの中から適切な機能を兼ね備えた機種を提案致します。
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防犯カメラの選び方と設置方法・注意点を徹底紹介
企業向けの業務用防犯カメラは近年急速に販売台数が伸びていて、それに伴い数多くの機種が市場に出回っています。新しく防犯カメラを買い替える企業の担当者は、ネットを中心に情報を得ているようですが、いまいち選び方が分からない様子がうかがえます。
そこで、ここでは全国の企業に向けて、防犯カメラの選び方と設置方法・注意点を詳しくご紹介します。
「屋外」と「室内」では防犯カメラの選び方は大きく変わる
防犯カメラは大きく分けて「屋外向け」と「室内向け」が存在します。室内向けは防水や防塵の心配がなく、また夜間撮影も傍に照明をつけることが容易のため、屋外向けと比べると比較的安価に購入できるのが特徴です。
一方で屋外向けの防犯カメラは、ボディの耐久性だけではなく、夜間撮影技術(赤外線など)やレンズの品質も非常に重要となります。「車のヘッドライトのせいでナンバープレートが見えない」、「雨の日だったので、光が乱反射して映像が白飛びしてしまっている」、「赤外線検知モードがうまく機能せず、みすみす侵入を許してしまった」といった問題もかねてから懸念されており、世界中の防犯機器メーカーが日々日進月歩で技術開発を行っています。
そのため、室内向けの防犯カメラであれば数年前の旧型でもいいかもしれませんが、屋外向けの防犯カメラは、なるべく最新機種を選択するのが企業における最大のリスクヘッジへと繋がります。
防犯カメラの撮影機能の選び方。「画素数」が重要
防犯カメラの撮影機能で重要視したいのが「画素数」です。一般的に画素数が高ければ、それだけ高画質となり、ズームをしても鮮明に映像化することができます。ただし、昨今は500万画素や1000万画素といった高画素のカメラも登場していますが、パソコンやモニターで見る分であれば、200万画素あればフルハイビジョンで見ることができます。
また、画素数と同様に撮影機能において重要な存在となるのが「イメージセンサー」です。近年はこのイメージセンサーの技術が発達し、最新技術のCCDを取り入れることにより、夜間でも白黒ではなくフルカラー撮影が可能となっています。数年前までは非常に高価でしたが、昨今は価格も落ち着いてきたので、一般企業も導入することができるようになりました。
防犯カメラの「レンズ」の選び方。「画角」と「光学ズーム」
防犯カメラの機種の選び方で慎重になってほしいのが「レンズ」です。カメラの機種によってレンズの画角は異なります。広角レンズになれば広い画角で撮影することができますが、近くの物体も遠くにいるように感じてしまったり、左右の端が歪曲してしまうこともあります。
また、レンズには「光学ズームとデジタルズーム」の2種類のズーム方法がありますが、おすすめは光学ズームです。デジタルズームは切り取った映像を拡大するだけなので、どうしても粗さが目立ってしまいます。一方で光学ズームはレンズの焦点距離を変えるだけなので、ズームにしても画像の劣化は最小限となります。ただし、画角は狭くなるのと、価格が割高となります。
防犯カメラの「見た目(外観)」の選び方
防犯カメラは不審者だけではなく一般人の視野にも入るため、見た目も慎重に決めなければなりません。日本でよく見かける防犯カメラは、「ボックス型」と「ドーム型」となりますが、それぞれ一長一短があるので、販売店の担当者の意見も仰ぎながら、しっかりと社内で検討するようにしたいところです。
1.犯罪抑止効果が高い屋外向け「ボックス型」防犯カメラ
まず、屋外で最もよく見かける防犯カメラは「ボックス型」となります。誰が見ても防犯カメラの格好をしているため、存在するだけで不審者に対しての威嚇となり、犯罪抑止効果が高いタイプと言えます。
一方で一般の人々に対して威圧感を与えてしまうこともあり、ボックス型の防犯カメラが目に映ると、「監視されている」違和感を感じる人も少なくありません。そのため、基本は屋外や室内の目立たない角に設置することが多いです。
2.監視の抑圧が少ない室内向け「ドーム型」防犯カメラ
ボックス型に対して監視の抑圧が少ないのが「ドーム型」の防犯カメラとなります。パット見ただけではレンズも見えないので、一般の人々も気にすることはありません。
また、侵入を企てる犯人からしても、よほど防犯カメラに精通していない限り、カメラがどこまでの画角を映しているのか、レンズは今どこを向いているのかが判断がつかないため、内部への侵入を難しくさせることができます。
ドーム型の防犯カメラは上記のような特徴を持っていることから、屋外よりも室内向けであり、また不特定多数の人が入り混じる施設でよく採用されています。
「夜間」に特化した防犯カメラの選び方
CCTV security online camera
防犯カメラの選び方として覚えておきたいポイントが「夜間撮影技術」です。会社の敷地に侵入する犯罪者は、夜が深まる深夜の時間に犯行を企てます。そのため、どんなに高画質なレンズを用いても、夜間撮影技術が劣っていると、犯人の顔が映らなかったり、赤外線検知がうまく機能しなく、犯人の侵入を無条件で許してしまった、ということにもなりかねません。
夜間検知と赤外線性能が高い防犯カメラを選ぶ
防犯カメラの選び方のポイントとして挙げられる「夜間撮影」ですが、夜間における「検知能力」が高い機種を選ぶのが正解です。夜間時の検知は赤外線を用いて行い、人の目には見えない光線を照射し、それに引っかかると自動で録画やセキュリティモードが作動をします。
しかし、安い防犯カメラだと動物や他の物体の誤検知も少なくなく、また、気温と人の対応の差が小さい夏場では検知をしないこともあります。最新の防犯カメラであればそのような問題も解決されていますが、カタログスペックでは理解できない仕様となるので、実際は販売店に質問をするのがいいでしょう。
また、最新のイメージセンサーや赤外線技術を導入している防犯カメラであれば、夜間であってもモノクロではなくカラー映像で録画することができます。カラー映像であれば犯人や車の特徴をより決定的に押さえることができるので、犯人逮捕につなげることができます。
「録画方法」から考える防犯カメラの選び方
防犯カメラは多様な選び方がありますが、「録画方法」も重要な指標の1つとなります。従来のアナログカメラではレコーダーと有線で繋ぐため、配線工事が必要なだけではなく、大型のレコーダーを設置するスペースも考える必要がありました。
現在でもレコーダーは常套手段ではありますが、それ以外にも「SDカード」や「クラウド」といった選択肢があるので、企業担当者はそれぞれのメリットとデメリットを吟味して選んでください。
SDカード・レコーダー・クラウドの選び方
SDカード内蔵の防犯カメラであれば、録画した映像をSDカードに保存することができるので、レコーダーが不要となります。また、普段はクラウドに保存していても、ネットが不安定なときは、一時的にSDカードに自動保存される機種もあります。ただし、SDカードはレコーダーと同様に物理メモリとなるので、データの破損に注意が必要です。
また、クラウドはネット上に映像を保存することができるメリットがありますが、上述したようにネットが不安定のときは転送がうまくいかないときがあるので、まずは防犯カメラを設置する周辺環境を確認してみてください。
まとめ:防犯カメラの最適な選び方は専門家に提案してもらうこと
今回は様々な角度から防犯カメラの最適な選び方をご紹介しました。しかし、初心者は自力で自社に最適な防犯カメラの機種を選ぶのは非常に困難ですし、決して安い買い物ではないので、導入後に運用上の問題に気付いて後悔することもあるかもしれません。
そのため、まずは防犯カメラの販売店に相談し、担当者に自社の設置環境を実際に見てもらうのがいいでしょう。
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最新の屋外防犯カメラを導入するときの機能の選び方
企業が屋外防犯カメラを導入するときは、基本は最新機種が多様化する犯罪に対応できるのでおすすめです。しかし、近年は日本市場においても世界中の有名防犯メーカーが防犯カメラを発売しているので、導入を考えている企業担当者は機種選びに迷ってしまいます。
そこで、ここでは「機能」から見る最新機種の選び方をご紹介します。
企業の屋外防犯カメラの新規設置は「最新機種」がおすすめの理由
昨今は大手だけではなく、零細から中小と多くの会社が防犯カメラを設置するようになりました。個人情報が詰まったパソコン1台盗まれるだけでも大変な事態となるため、会社の社長も常に神経を尖らせておかなければなりません。
また、近年は外国人組織の犯罪も多く、一昔前には見ない新手の手口が増加しており、また犯罪も凶悪化している様子がうかがえます。そのため、企業がこれから防犯カメラを新設するのであれば、いまどきの犯罪に対応した最新機種を選ぶべきと言うことができます。
最新機種でも配線工事は必要であることを覚えておく
企業担当者の中には「ネットワークカメラが無線化できるって聞いたけど、ワイヤレスで設置できるのかな?」と考える人も多くいます。実際に無線化を謳う防犯機器のWEBサイトも多くありますが、企業が導入する場合は、基本的に24時間365日カメラを稼働させるため、バッテリーや乾電池使用の防犯カメラを使うことはできません。
また、ネットワークカメラの無線WiFi機能を使えば、インターネット接続はワイヤレスが可能ですが、防犯カメラに電源を供給するための配線工事は必要となってしまいます。
また、無線WiFiは使える環境が限定されていて、壁や窓、ドアを一枚挟むだけでも電波が不安定になってしまいます。ネットが繋がっていないと、最悪映像が保存されなくなったり、機能が停止してしまうことも考えられるので、できる限りWiFiも有線で繋ぐことをおすすめします。
https://bouhancamera-navi.com/dont-need-construction/
完全無線化を希望するなら最新の「ソーラーカメラ」を検討する
電源もインターネットも完全に無線化(ワイヤレス化)したいのであれば、「ソーラーカメラ」を導入するのも1つの手段となります。ソーラーカメラは太陽光パネルで発電し、バッテリーを経由して本体に電源供給をするためケーブルが不要となります。
インターネット接続に関しても、WiFiではなくSIMカードを使うことによって、ケーブル接続不要で安定したネット速度を確保することができます。ただし、SIMカードを導入する場合はパケット通信費がかかるので、通信キャリアの月額基本料金プランに加入しなければなりません。
「バッテリー」と「ソーラーパネル」が大きいものを選ぶ
最新の業務用ソーラーカメラを選択する場合は、「バッテリーとソーラーパネル(太陽光パネル)が大きいものを選ぶ」ことが大切です。
ソーラーカメラの唯一の欠点が「天候の悪い日が続くとバッテリーがなくなってしまう」ことにあります。最新のソーラーカメラは太陽光パネルのサイズが大きく、また発電効率が高くなっています。また、バッテリー容量も大きなものが登場しているので、蓄電量も申し分ありません。
https://bouhancamera-navi.com/solar-camera-outside/
屋外防犯カメラの最新機種の費用・料金相場
屋外防犯カメラの最新機種の費用・料金は、約10万~15万円が相場となります。ネット通販などで手軽に買える防犯カメラはいずれも家庭向けの小型カメラなので、それと比較すると大分費用は割高に感じるかもしれません。
しかし、古い機種や激安を謳う防犯カメラを購入すると、最新の機能がつかないため、犯人を撃退して未然に防ぐことはできませんし、証拠能力が劣るため事件後の犯人捜しもうまくいかないことがほとんどです。
また、防犯カメラの設置にあたっては、本体以外にもモニターやWiFiルーター、ケーブルの配線工事費用なども掛かってきます。5台前後の設置でも50万円以上かかることもざらなので、会社としてしっかりと予算を取ることと、場合によってはリースやレンタル契約で初期費用を抑えることも検討するといいでしょう。
https://bouhancamera-navi.com/about-costofcameraoutside/
ランキングサイトのカメラは大半が家庭用室内向け
企業担当者の中には、ネット検索でランキングサイトやまとめサイトで最新機種を選ぶ人もいるかもしれません。しかし、よくよく見てみると、ランキングサイトに掲載されているほとんどの防犯カメラは家庭用・室内向けとなります。
防犯カメラの販売店が企業に推奨する機種はすべて業務用となるので、大衆向けのランキングサイトには登場しないことがほとんどです。言い換えればそれだけニッチな業界と言うことができるので、企業が屋外防犯カメラを設置する際は、必ず販売店に在籍している専門家の意見を仰ぐようにしてください。
https://bouhancamera-navi.com/camera-about-electronics-store/
「WiFi・ワイヤレス」の最新防犯カメラ事情と選び方
WiFi・ワイヤレスのネットワークカメラは、2000年以降に急速に普及しました。現在も年々性能が向上しており、ワイヤレス化もしやすくなっています。しかし、上述したようにケーブルのワイヤレス化はなかなか難しいのが現状となります。
そこでおすすめしたいワイヤレス化が「記録媒体」です。
録画・記録媒体は「SDカード」や「クラウド」が登場
従来までのアナログカメラでは、防犯カメラが撮影した映像は、有線で接続されるレコーダーに記録されました。レコーダーは最近ではSSDが登場したものの、まだ大半はHDDとなるため、磁器や衝撃による記録の消失という問題がいまでもあります。
一方で近年はSDカードやクラウドが登場したことにより、防犯カメラの映像をインターネット上に保管することが可能となりました。SDカードは物理メモリとなりますが、防犯カメラの本体に内蔵できるため、レコーダーが不要となります。
クラウドはインターネット上に映像を保存するため、物理的な破損や消失がありません。月額費用がかかるのがネックですが、料金によっては数か月間の記録を保管することもできますし、レコーダーのようなメンテナンスも不要です。
SDカードやクラウドに対応している企業向けの防犯カメラはまだ最新機種のみとなるので、誤って古い機種を購入しないように注意してください。
https://bouhancamera-navi.com/camera-outside-cloud/
店舗や資材・建築・工場は「スマホ対応」の最新機能搭載型カメラを選ぶ
店舗や資材・建築・工場といった業種では、社長(店長)が一人でセキュリティ管理を行っているケースが多いです。しかし、不審者が侵入する夜間は自宅に帰っていますし、深夜警備をつける予算もありません。
通常の防犯カメラであれば、犯人を映像で捉えることはできるかもしれませんが、事件後となるので、盗まれた物が戻るわけでもないですし、犯人が捕まったとしても被害が帳消しになるわけでもありません。
そこでおすすめしたいのが「スマホ対応の最新屋外防犯カメラ」です。リアルタイムの映像をスマホで見るだけではなく、赤外線が検知すると、スマホにアラームで知らせてくれるほか、音声で相手を威嚇することもできます。
最新の防犯カメラであれば、スマホから防犯カメラのセキュリティ機能を操作することが可能。ライトによる照明の点灯や「現在警察に通報中です」といった警告音声など、あらゆる機能をスマホ上で使って犯行を未然に防ぐことが可能です。
https://bouhancamera-navi.com/outsidecamera-wireless-sp/
「録画」は画素数とイメージセンサー技術が最新の防犯カメラを選ぶ
従来の防犯カメラや格安機種では、映像の画質に大きな差があります。画質は画素数と技術、イメージセンサーのサイズで決まり、仮に画素数が高くとも夜間撮影の技術がなければ夜に犯人の顔はおろか、車のナンバープレートさえ映すことはできません。
またイメージセンサーのサイズや技術は映像の解像度に影響し、一般的に「この写真は画質がいいね」という場合は、「解像度が高い」と同義です。
特に夜間撮影技術は年々目を見張るほど向上しており、最新機種は従来の白黒映像から一転してフルカラー撮影が可能なものも登場するようになりました。
https://bouhancamera-navi.com/camera-night-clear/
まとめ:屋外防犯カメラの最新機能は2年おきに登場
屋外防犯カメラは2年おきに最新機能が開発された新機種が登場すると言われています。それほど近年の防犯カメラ市場は流動性が高いので、セキュリティ機器の知識の浅い一般人は、ネットで調べるだけでは到底最新の防犯カメラ事情についていくことはできません。
そのため、まずは販売店に問い合わせて自社のニーズにマッチした最新機種を提案してもらうことからはじめてみるといいでしょう。
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【企業向け】IPカメラのおすすめの選び方と機能・製品を紹介!
昨今企業が設置する防犯カメラもIPカメラが主流となりました。しかし、多くの企業担当者は「どんな機能があるIPカメラがおすすめなのか」、「ネットで検索するとほとんどが家庭向け。企業向けのIPカメラの選び方は?」といった疑問を抱えている様子です。
そこで、ここでは企業向けIPカメラの利点や注意点、おすすめの撮影・録画機能を解説します。機種選びの参考にしてください。
IPカメラ(ネットワークカメラ)は数多くの人気モデルが出ている
IPカメラ(ネットワークカメラ)は家庭用・企業・店舗向けといずれも近年急速に普及している防犯カメラです。従来はアナログカメラ・同軸カメラと呼ばれていたように、有線でカメラとレコーダーを繋いでいましたが、IPカメラの出現によりワイヤレス化が進み、無線で映像を確認・保存することができるようになりました。
ただし、各防犯カメラメーカーが揃って最新のIPカメラを販売しているので、人気モデルを含めて数多くの機種が出回っており、企業担当者からすれば「何が違うのか分からない」という困った事情もあります。
IPカメラの録画映像はいつまで残す?監視カメラの保存期間
従来まで使用されていたアナログカメラの場合、録画期間はレコーダーの容量によって限界がありました。一方でIPカメラはクラウドを利用することによって、ほぼ無限に録画データを残すことができます。
監視カメラの録画映像をいつまで残すかは業界や目的によって異なりますが、大抵は1~3か月ほどの保存期間を設けておけばいいでしょう。保存期間が過ぎた映像は手動で削除するか、新しい映像に上書きされるようにするかとなります。
マンションや公共施設の防犯カメラは誰が映像を確認するか
IPカメラで保存した録画映像はパソコンやスマホといったデジタル端末でいつでもどこでも見ることができます。しかし、マンションや公共施設のような不特定多数の人が映っているデータはプライバシーの塊でもあるので、誰もがアクセスして映像を見れる状態は好ましくありません。
企業の設置も然りで、担当者が疎かにしやすいポイントでもあるので細心の注意が必要です。防犯カメラの映像を誰が確認するかは明確に決めておき、確認するときはどんなときか、誰の承認が必要なのかなど細かなルールを書面に残しておくといいでしょう。
IPカメラのおすすめ撮影・録画機能の選び方
IPカメラの機種選びに迷っている企業担当者は、下記でおすすめする撮影・録画機能を有するカメラを選んでみてはいかがでしょうか。
基本的なカタログスペックは機種間でそう大差はありませんが、画像の解像度や操作性など細かなところで違いが大きくあります。そのため、実際の導入に当たっては防犯カメラの販売店担当者にロケテストに来てもらい、そのときに確かめてください。
1.スマホで遠隔操作ができる機能
IPカメラの特徴の1つが「スマホから遠隔監視・操作ができる」という点です。2022年以降に発売されているIPカメラであれば、ほとんどの機種でスマホ対応となりますが、「どの程度スマホで操作ができるのか」や、「スマホで見たときの画質」は機種毎に大きく差があります。
防犯カメラの本体価格が高くとも、スマホ機能に力を入れていないのであれば、あまり使い物にならないこともよくあります。こればかりは画素数を見ても判断はつかないので、実際に画面を見せてもらうといいでしょう。
また、スマホ対応といっても、スマホでできることが映像確認だけでは意味がありません。こちらの音声を現場に伝えることができたり、録画・撮影モードの切り替えもスマホでできるタイプがおすすめです。
https://bouhancamera-navi.com/sp-rendou-enkakusousa/
2.広範囲・高画素の夜間カラー撮影機能
企業が屋外にIPカメラを設置する場合、重要視したい映像品質は「夜間撮影」です。昼間の撮影は問題なくクリアでも、夜間になると途端に画質が落ちて、不審人物の顔や車のナンバープレートがよく見えないこともあります。画素数が高いだけではなく、イメージセンサーの技術も夜間撮影にはとても重要です。
また、画角はIPカメラに搭載されているレンズによって異なります。広範囲を映す広角カメラは映像の両端が丸みを帯びて歪む傾向にありますが、その分広範囲を映すことができます。IPカメラを設置する高さや場所によってもレンズの適切な範囲・画角は異なりますので、販売店の専門家に調べてもらうといいでしょう。
https://bouhancamera-navi.com/yakan-matome/
3.SDカード搭載型のクラウド保存機能
防犯カメラの中でもSDカードを搭載し、さらにクラウドにも保存できる機種は非常におすすめです。クラウド保存だけの場合、インターネット(WiFi)が不安定の場合は保存がうまくいかないことがあります。
その際に自動的にSDカードの領域にデータが保存される仕組みのカメラがあるので、そちらを選んでみてはいかがでしょうか。
人気のIPカメラがおすすめとは言えない理由
どの防犯カメラを選べばいいか分からない場合、大抵の人はネットでランキングサイトを検索して、上位に位置している人気のIPカメラを選んでしまいがちです。
しかし、ランキングやまとめサイトで人気の機種は往々にして家庭向けですし、企業向けであってもWEBマーケティングに注力しているメーカーの製品のみが常連として並んでいるだけなので、ネットで人気のIPカメラが必ずしも自社にマッチしているとは言えません。
IPカメラおすすめ人気製品・機種
下記ではIPカメラの中でも企業の屋外設置向けの防犯カメラをご紹介します。どの企業・店舗にもおすすめできる機種となるので、悩んでいる企業は、まずはこちらの製品をロケテストしてみてはいかがでしょうか。
高性能センサー&音声で撃退!「しゃべるライン警戒カメラ」
「しゃべるライン警戒カメラ」は、高性能センサーと音声機能が特徴の最新IPカメラです。画面上で赤外線を線やボックスで引き、ラインに引っかかるとアラーム&警告が作動する仕組みとなります。
赤外線が不審者を検知すると、スマホに瞬時に通知され、監視者はスマホやマイクを通じて「いまから警察に通報するぞ」と侵入者を威嚇・撃退することができます。
>>「しゃべるライン警戒カメラ」の詳細ページ
不審者を追尾&通報と遠隔監視も可能「自動追尾カメラ」
「自動追尾カメラ」は近年性能が飛躍している機能の1つでもあります。従来のカメラだと動物や関係ない物体を追尾してしまったり、自動追尾が作動しないといったトラブルもありましたが、近年は検知能力が向上し、誤検知なく不審者を発見し、自動追尾するようになりました。
>>「自動追尾カメラ」の詳細ページ
まとめ:IPカメラは最新機種を選ぶのがおすすめ
IPカメラは毎年のように最新機種が登場しており、また2年に1度、機能が大幅に向上すると言われています。そのため、5年、10年前のIPカメラは世界基準からすると既に古く、日本においても昨今の新しい犯罪に対応できない可能性も示唆されています。
これからIPカメラの設置を検討している企業は、自社の大切な財産や顧客情報を守るため、最新機種の導入がおすすめです。また、セキュリティ機器の販売店に問い合わせをする際は、専門家がロケテスト(実地調査)をしてくれることを条件に、最適な機種を提案してもらうようにしてください。
https://bouhancamera-navi.com/osusume-outside-securitycamera/
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ソーラー防犯カメラの導入ならモニター付きレコーダーでワイヤレス管理がおすすめ!
近年はソーラー式の防犯カメラを導入する企業も増えてきました。また、ソーラーカメラを設置希望する業界は、「できるだけワイヤレスで導入したい」という考えもあります。
そこで、今回はソーラー防犯カメラの概要と、近年注目されている最新の「WiFiレコーダー一体型モニター」をご紹介します。
ソーラー防犯カメラの仕組み。近年人気の理由
ソーラー防犯カメラは、太陽光パネルで自家発電し、電気を外部バッテリーを経由して本体に供給する仕組みとなります。一昔前までは、数日間曇りの日が続いただけで充電が切れてしまい、業務用には適さないと言われた時期もありましたが、昨今の最新カメラは従来とは一線を画します。
最新のソーラーカメラは大型サイズの太陽光パネルが登場し、さらに発電効率も各段に上がっています。バッテリーも大容量が続々と登場していますし、ソーラーカメラ本体のエコモードも性能が良くなっているので、曇りや雨降りの日でも80日以上待機できる機種も出回っています。
https://bouhancamera-navi.com/solar-camera-outside/
ソーラー防犯カメラは夜間赤外線性能を重要視する
ソーラー防犯カメラもここ数年で多くのメーカーから発売されるようになりました。ソーラーカメラの種類を決める際は、太陽光パネルのサイズやバッテリー容量、防水性能などが一般的な基準となりますが、忘れてはいけないのが「夜間赤外線性能」です。
防犯カメラの夜間撮影機能は、「赤外線暗視型」と「微光監視型」の2つの種類がありますが、ソーラーカメラで必要となる技術は前者の赤外線です。微光監視型は光源を必要とするため、ソーラーカメラの需要が生まれる自然エリアのような人工の光がない場所では夜間に使うことができません。
https://bouhancamera-navi.com/camera-solar-okugai-infrared/
近距離の設置はモニター付き一体型Wi-Fiレコーダーがおすすめ
ソーラーカメラはWiFiが届かない遠隔地に設置するケースが多いですが、一方で建築現場や工場敷地内、資材置き場、公園事務所傍、観光案内所といった場所では、事務所からそう遠くない場所にカメラを設置できるため、WiFiでネットワークに繋ぐことができます。
しかし、このような設置環境の場合、大抵は防犯カメラの映像を管理する事務所面積は小さく、大きなモニターや場所をとるレコーダー、ルーターなどは置くスペースに困ってしまうのが現状の課題です。
そこでおすすめしたいのが、「モニター付き一体型WiFiレコーダー」です。
モニター付き一体型Wi-Fiレコーダーのメリット
「モニター付き一体型WiFiレコーダー」は2020年以降に登場した企業向けの最新モニターとなります。ノートパソコンと同程度のモニターサイズですが、レコーダーとWiFiが一体型となっているのが特徴です。基本仕様は壁掛けとなるので、設置スペースをとらないのが大きなメリットです。
ごついレコーダーも必要ないですし、WiFiルーターの役割もあるため、モニターを事務所に設置するだけでWiFi使用が可能。あとは防犯カメラ本体を希望の場所に置けばインターネットに繫げることができます。
ソーラーカメラとも親和性が高く、電源を太陽光パネルで供給すれば、完全ワイヤレスが実現し、工事の必要がなくなります。ただし、ソーラーカメラがWiFiに対応していなければ使えないことは注意してください。
モニター付き一体型Wi-Fiレコーダーのデメリット
一方でモニター付き一体型Wi-Fiレコーダーのデメリットは、2in1のデメリットとも言うことができます。例えばモニターが故障してしまった場合は、販売店に修理に出す必要が出てくるかもしれませんが、その場合はWiFiも失うことになるので、代替え機を調達できなかった場合、修理期間中映像の管理をすることができせん。
また、現在販売している最新のモニター付き一体型Wi-Fiレコーダーでも、モニターのサイズはパソコンサイズとなるので、大きな画面で管理したい場合は不向きと言えるかもしれません。
遠隔地の設置はWiFiよりSIMカード搭載型ソーラー防犯カメラがおすすめ
上記で紹介したモニター付き一体型Wi-Fiレコーダーは、WiFi環境があればソーラーカメラの導入を検討している企業には申し分ない周辺機器となります。
しかし、遠隔地の設置の場合は、無理にWiFiを運用するよりは素直にSIM機能を使うのがいいでしょう。SIM機能搭載型の防犯カメラは個人向けの小型カメラには多いですが、企業向けカメラはそれほど種類がありません。
ただし、元々遠隔地の利用を想定して作られているソーラーカメラは、基本スペックでSIMカード搭載となるので、IPカメラであればどの機種もSIMを使うことができるでしょう。
ソーラー防犯カメラでSIMカードを利用する上での注意点
SIMカードはご存知の通りスマホで利用する3G/4G/LTEを使用します。パケット通信というデジタル暗号に変換して送受信を行うのが特徴で、各通信キャリアの電波を使用するため、docomoやKDDIに月額基本料金を支払う必要があります。
また、プランの上限を超えてしまうと、途端に通信速度が遅くなるので、1ヵ月に使うパケット通信を専門家と一緒に考えて予算を組み立てていくことになります。
他の注意点としては、SDカードに映像を保存する場合、SIMカードとSDカードの重要な精密機器をカメラ本体に装着することになります。そのため、防水や防塵・耐衝撃性能は非常に大切となるほか、不審人物に壊されないように設置位置にも注意を払わなければなりません。
https://bouhancamera-navi.com/sim-kakuyasu-insert/
ソーラーカメラのモニター付き一体型Wi-Fiレコーダーの取り付けの注意点
上記ではソーラーカメラの運用と、最新モニターである「モニター付き一体型Wi-Fiレコーダー」の導入に関してご説明しました。モニター付き一体型Wi-Fiレコーダーは、自分でも取り付けることができますが、WiFiを使用する場合は不具合も発生しがちです。
企業担当者の多くは「できるだけワイヤレスにしてくれ」と言いますが、実は不具合が発生しづらい、あるいは不具合が発生してから迅速な復旧ができるのは有線の方となります。
本体やレコーダー、ルーター、モニター、電源などあらゆる精密機器を無線化してしまうと、1つの電子機器に問題が発生した場合は、原因の特定が難しくなります。
絶対に自分で設置してはいけない。販売店に相談しよう
そのため、基本原則としてソーラーカメラとモニター付き一体型Wi-Fiレコーダーは購入した販売店に設置してもらうことを忘れないでください。
また、防犯カメラは導入して終わりではありません。ソーラーカメラは精密機器にも関わらず、24時間365日野ざらしで屋外設置します。WiFiも1年中作動させることになるので、定期的に保守メンテナンスを疎かにしてはいけません。
「防犯カメラナビ」はあらゆる業界向けの防犯カメラを販売
当サイト「防犯カメラナビ」では、あらゆる業界・業種の企業に対して最適な防犯カメラを提案・販売しています。今回ご紹介したように、近年はソーラーカメラの需要も顕著に伸びていて、建設・工事・資材置場などで使用例があります。
防犯カメラナビでは、過酷な環境下でも耐えられるソーラーカメラの最新機種を取り扱っております。発電量80W、バッテリー容量30AH、悪天候の日における運用日数80日間という高性能の機種も用意があります。
また、定期メンテナンスプランも実施しているため、導入後の保守点検もお任せいただくことが可能です。
まとめ:モニター付き一体型Wi-Fiレコーダーの購入は慎重に。まずは相談を
今回はソーラーカメラと使用例と最新周辺機器であるモニター付き一体型Wi-Fiレコーダーを紹介しました。モニター付き一体型Wi-Fiレコーダーは、WiFi使用の防犯カメラなら導入することができますので、ソーラーカメラの有無問わずおすすめすることができます。
上記で挙げた最新のソーラーカメラとモニター付き一体型Wi-Fiレコーダーは、当サイト防犯カメラナビでお求めいただけます。
これから防犯カメラの導入を検討している企業担当者は、是非一度お問い合わせください。
事例を詳しく見る

屋外使用の防犯カメラで電源不要がおすすめできる条件や注意点
屋外防犯カメラの導入を計画している企業の中には、電源不要の機種を希望する人もいます。電源不要の機種はここ数年で性能が飛躍し、現在では多くのセキュリティ機器専門店が取り扱いをはじめています。
しかし、電源不要の防犯カメラのメリットとデメリットを知らないで運用すると、導入後に大きなトラブルに見舞われることもあるかもしれません。
そこで、ここでは電源不要の屋外防犯カメラの良し悪しや選ぶポイントを解説します。
屋外防犯カメラで電源不要で運用するメリット
屋外防犯カメラもここ10年で大きな飛躍を遂げました。一昔前まではすべてを有線で繋ぐ同軸カメラが主流でしたが、現在はインターネットの普及によりネットワークカメラが主流となり、無線で防犯カメラの映像をモニターに飛ばすことができるようになりました。
しかし、「電源不要」となると、また話は変わってきます。なぜなら、一般的にはネットワークカメラであっても、原則電源は有線で引かなければならないからです。
そこで、下記では屋外防犯カメラを電源不要で運用するメリットや優位性をご紹介します。
初期投資費用を大きく抑えることができる
もしかすると、電源不要の屋外防犯カメラを選ぶ企業担当者は、これが目的かもしれません。通常、屋外に設置するタイプの防犯カメラは、電源を引く工事が必要となります。多くの場合、電源ケーブルを地中に隠す工事が必要ですし、場合によっては壁に穴を開けることもあります。
そのため、設置環境によっては多額の工事費用がかかる可能性もあり、本体の導入と合わせると数百万円の見積もりとなることもあります。
一方で電源不要の防犯カメラであれば、電源ケーブルを引く工事が必要ないので、その分の初期費用を抑えることができます。
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電源を引くことができない場所に最適
例えば自然公園や高速道路下、資材置き場や建築現場といったところでは、近くに電源を供給できる場所がないことも多いです。
また、期間限定のフェスティバルや縁日、大会、フェス、野外ライブの場合は、わざわざ電源工事をして防犯カメラを取り付ける予算はとてもありません。そのため、電源不要の屋外カメラが重宝されます。
電源不要の屋外防犯カメラのデメリット
一方で電源不要の屋外防犯カメラにはデメリットもあります。メリットばかりを確認して、導入後に「こんなはずじゃなかった」とならないように、しっかりと電源不要タイプの良し悪しを理解してください。
電池&バッテリー切れで防犯カメラの電源切れが発生する
電源不要の屋外防犯カメラは、電池で動く機種と太陽光で動く機種があります。企業向けの屋外防犯カメラは大型となるので、電池ではなく太陽光で充電するバッテリーが一般的です。
しかし、太陽光や電池はいずれもバッテリー切れを起こしますので、それに気づかないと電源が切れてしまい、録画がされていなかった、といった事態になることも考えられます。
電源不要の防犯カメラは「常時録画」が厳しい可能性がある
上記で説明したように、電源不要の屋外防犯カメラの最大の弱点はバッテリー切れです。そのため、電池や充電バッテリータイプの電源不要の機種は、赤外線センサーで人を検知してのちに録画が作動する仕組みとなっていて、普段も撮影する常時録画はできません。
企業向けの最新ソーラーカメラであれば常時録画ができる機種もありますが、長時間録画を検討している場合は、できるだけ蓄電量の大きなバッテリーがペアになっているものを選んでください。
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電源不要の屋外防犯カメラ導入ならワイヤレスを目指す
電源不要の屋外防犯カメラの導入を検討しているのであれば、電源だけではなく映像も無線で飛ばし、完全なワイヤレスを目指すのがおすすめです。
電源不要の屋外防犯カメラは、電源工事が不要であっても、WiFiネットワークをつなげるLAN工事が必要となります。昨今はLANケーブル一本で電源とインターネット双方を供給できるのが普通となっているため、ネットワークケーブルをつなぐのであれば、電源工事をしない意味が半減してしまいます。
言い換えれば、インターネットをLANケーブルで引ける設置環境であれば、電源も引いた方が運用上安定していておすすめです。
WiFi不要のSIM搭載型防犯カメラならワイヤレスが可能
一方でLANケーブルを引かなければ、WiFiが届かないケースもよくあります。WiFiが届くのはせいぜい数十mですし、防犯カメラとルーターの間に壁があると、電波も不安定になります。そもそもWiFiルーターを置けない環境も多いです。
そんなときは、SIM搭載型の屋外防犯カメラを選ぶといいでしょう。DocomoやKDDIなど通信キャリアに加入する必要があるので、月々パケット代の基本料金が発生することには注意してください。
しかし、SIMカードでネット通信を賄うことができればWiFiも必要ないので、名実ともに完全ワイヤレスとなり、工事不要でどこにでも設置することができます。
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電源不要の屋外防犯カメラ選びで日本製等メーカーは関係なし
電源不要の屋外防犯カメラを選択する場合、企業の中には「やっぱり日本製がいいよね」といったメーカーによる選別もあるかもしれません。しかし、防犯カメラの業界においては、パナソニックといった大手日本メーカーであっても、世界からは遅れをとっているのが現状です。
驚くかも知れませんが、防犯カメラの業界で世界をリードしているのはアメリカではなく中国となり、次いでアメリカ、台湾、イギリスなどが挙げられます。
電源不要の屋外防犯カメラは、ソーラーカメラを中心にここ最近の技術となるので、中国製や台湾製がおすすめとなります。日本製メーカーの防犯カメラはマイナーチェンジを繰り返して、5年10年と長く使うことを考えて開発されていますが、一方で中国やアメリカは2年おきに最新の性能と機能を有した防犯カメラを開発しています。
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Amazonなどネット通販や家電量販店で購入しては駄目
Amazonのような通販サイトや家電量販店の購入も企業はおすすめしません。Amazonには数多くの電源不要の防犯カメラが販売されていますが、いずれも個人がつける小型の家庭用となり、企業向けではありません。
また、Amazonや家電量販店で購入した防犯カメラは、セキュリティ専門店に設置工事を依頼しても請け負ってはくれません。
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電源不要の屋外防犯カメラのおすすめ機種を紹介!
上記では電源不要の屋外防犯カメラのメリットやデメリット、注意点などをご紹介しましたが、ここでは実際の電源不要タイプのおすすめ機種をご紹介します。
最新のソーラーカメラは電源不要のデメリットを克服している
太陽光パネルで蓄電するソーラーカメラは、電源不要の屋外防犯カメラの代表とも言えます。しかし、従来のソーラーカメラは、太陽光パネルの性能が低かったり、バッテリーの蓄電量が少なく、数日間悪天候が続くと電源が切れてしまう弱点がありました。
しかし、最新のソーラーカメラは太陽光パネルも性能が向上し、バッテリーも大容量のタイプが増えて、これまでの弱点を克服することが可能となりました。
もしソーラーカメラの導入を本格的に検討したいのであれば、防犯カメラ専門の販売店に相談してみるのがいいでしょう。
トレイルカメラは個人向け。企業の利用をおすすめしない理由
近年注目されている乾電池や太陽光パネルで動くトレイルカメラも電源不要の防犯カメラの一種です。屋外仕様のトレイルカメラであれば、防水防塵性能も高いので、比較的ラフな環境でも対応できます。
ただし、トレイルカメラの多くは小型のため、太陽光パネルとバッテリーは蓄電量が少ないため、やはり数日太陽光を蓄電できないと電源が切れてしまいます。そのため、トレイルカメラの企業利用はおすすめできません。
まとめ:電源不要の屋外防犯カメラの導入を検討するポイント
今回は電源不要の屋外防犯カメラの概要やおすすめできる設置環境などをご紹介しました。電源不要の屋外防犯カメラを導入する際は、必ず専門家に相談して、そもそも「本当に電源不要の機種が適しているのか」を提案してもらうのがいいでしょう。
近年は外国人犯罪や組織犯罪も凶悪化しており、防犯カメラの重要性が再認識されています。会社として一度失った信頼を取り戻すのは困難のため、くれぐれも予算だけで防犯カメラの機種を決めることのないようにしてください。
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人感センサー付屋外防犯カメラはスマホ通知機種がおすすめ
屋外防犯カメラの機種選定では、人感センサー付がおすすめです。また、零細中小企業はスマホ通知機能があれば、より防犯能力が上がります。
そこで、ここでは企業向けの人感センサー付防犯カメラの概要や仕組み、スマホ通知の利点をご紹介します。
屋外防犯カメラの機能にある「人感センサー」とは?仕組みなど
昨今の防犯カメラには、「人感センサー」機能が備わった機種もよく見かけるようになりました。人感センサーとは、一昔前までは「熱感知センサー」とも言われていたように、熱・温度の変化をカメラが検知して、録画撮影モードが作動する仕組みとなります。
近年の人感センサーは非常に優秀で機能性も高くなってきており、誤検知も少なく、人を適切に捉えることができるようになっています。
「以前人感センサーの防犯カメラを屋外に設置していたけど、誤検知が多くて使い物にならなかった」という人もいるかもしれませんが、現在はハイスペックの屋外防犯カメラの代名詞的な機能となっているので、きっと見違えるはずです。
屋外防犯カメラの人感センサーのデメリット
人感センサーは動体ではなく温度で検知する機能となるので、温度差が低い環境下では誤作動を起こしたり、録画機能が作動しないことがあります。例えば湿度と気温が高い夏場は外気と人の体温の差が小さくなるので、誤検知が起きやすくなります。
ただし、人感センサー付の防犯カメラは毎年のように性能が向上しているので、最新機種を選べばそれほどの誤検知の心配はする必要はないと言えます。
人感センサーと動体検知の違いとは?
人感センサー以外にも、人の動きに合わせて防犯カメラが作動する機能に「動体検知」があります。動体検知は人感センサーの前身となる機能となりますが、いまでも多くの防犯カメラで導入されています。
動体検知は人や動物、車など、動きのあるものに対して検知してカメラが作動します。仕組みとしては、レンズの映像内で普段は静止画(何も動きがない状態)だったものが、動体が映像内に入ってきたことにより、データ容量が急激に変化(増加)します。この容量変化を検知して自動的に録画モードとなるのが動体検知の仕組みとなります。
人感センサーと動体検知はどちらがおすすめか
「人感センサーと動体検知はどちらの機能がおすすめなのか」という質問もよく見受けられますが、どちらが「優秀なのか」と聞かれると、人感センサーが高機能となります。しかし、人感センサーと動体検知機能の防犯カメラを比較すると、人感センサーの方が価格が高くなります。
一方、上記でご紹介したように、年々性能が向上しているのは人感センサーで、あらゆる動体を検知してしまう動体検知のデメリットをカバーするかのように、近年の人感センサーは人を正確にとらえることができます。また、人感センサーとは別に赤外線ラインを敷くことによって、そのラインに侵入した車両や動物を検知することができる機種もあります。
今後も多様な犯罪に対応した最新の防犯カメラに付随する機能は、動体検知ではなく人感センサーとなる可能性が高いため、少しでも事件や事故を未然に防ぐことを検討するならば、人感センサーがおすすめと言えるかもしれません。
屋外防犯カメラの人感センサーの距離はどのくらい?
最新の屋外防犯カメラには人感センサーがついている機種が多くなってきましたが、それと同時に防犯カメラの性能差も年々大きくなり、安かろう悪かろうがまかり通るようになっています。
人感センサーの性能も防犯カメラの機種によって大きく上下するので注意が必要です。
人感センサーの距離は機種にもよりますが、およそ8m~20m、最新のハイスペックカメラで30mとなります。企業が使うミドルクラスの防犯カメラは15~20m前後が一般的です。
ただし、天候や周囲の光源の有無によっても検知可能距離は変わりますし、ガラス越しだと使えないケースもあります。実際は設置環境によって差異が生じると認識してください。
人感センサー&スマホ通知・連動型防犯カメラがおすすめ
人感センサーの防犯カメラの導入を検討している企業担当者は、スマホ通知・連動型の防犯カメラを選んでみてはいかがでしょうか。
近年はインターネット接続ができるIPカメラが防犯カメラの主流となっているので、スマホと連動する機種は探せばたくさん見つけることができます。
人感センサーのスマホ連動の注意点。リアルタイムで通知されるかを確認
不審人物が防犯カメラの視覚に入り人感センサーが作動すると、登録しているスマホに通知が届くことになります。しかし、性能の低い防犯カメラの場合、スマホへの通知が遅かったり、アプリを起動していないと通知が来なかったりすることがよくあります。
個人向けの小型防犯カメラによくあるトラブルとなりますので、企業が防犯カメラを設置するときは、必ず企業向けの高性能な機種を選択するようにしてください。
零細中小の小規模事業者は人感センサーとスマホ連動タイプのカメラがおすすめ
零細中小の小規模事業者や建設・工場・資材置き場の場合、会社の社長が自分で防犯・監視をしなければならないこともあります。
自分が帰宅したときに自社の財産を守ってくれるのは防犯カメラのみとなるので、人感センサーとスマホの通知・連動の性能は非常に大切となります。
まずは防犯カメラの販売店に相談を。性能はロケテストで確認
防犯カメラの機種選定をする上で大切となるのは、実際に機器を触り、人感センサーやスマホの通知速度などを確かめてみることです。インターネット上で調べられる情報や資料に記載のあるカタログスペックとは大きな乖離がある可能性もあります。
そのため、まずは信頼できる販売店を見つけ、担当者に直接実地調査をしてもらったのち、導入を検討している機器の性能を自分で確かめてみるのがおすすめです。
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屋外防犯カメラのおすすめはWi-Fi対応の「ソーラーカメラ」
屋外防犯カメラを設置する企業は、導入する機種をよく吟味する必要があります。2000年以降はネットワークカメラが急速に普及し、世界各国のセキュリティ機器メーカーが多数の機種を日本国内で販売しています。
そこで、今回おすすめするのはWi-Fi対応の「ソーラーカメラ」です。運用のポイント・注意点を解説します。
屋外防犯カメラの近年注目は「ソーラーカメラ」
屋外防犯カメラも昨今は非常に多くの機種が出回るようになりました。90年代までは、ほとんどの企業が防犯カメラといえば日本製メーカーを導入していましたが、現在は世界の防犯カメラ先進国の機種を販売店が扱うようになったので、企業担当者も幅広い機能から機種を選定することができるようになりました。
そこで近年注目されているのが「ソーラーカメラ」です。最新のソーラーカメラはスペックも向上し、使い勝手がよくなっているため、多くの販売店が普通の防犯カメラと同様にラインナップに加えています。
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ソーラーカメラの特徴は「工事不要」のワイヤレス
ソーラーカメラを導入している企業は日本国内ではそれほど多くありませんが、世界では業界・業種問わず幅広く設置されているのはご存知でしょうか。
ソーラーカメラの特徴は「電源を太陽光パネルから供給できる」ことです。一般的に防犯カメラは「電源」と「インターネット」の配線工事が必要となります。しかし、ソーラーカメラであれば、最小限の工事、あるいはまったく不要で設置することが可能となります。
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ソーラーカメラは日本製よりも海外製がおすすめの理由
企業担当者の中には、防犯カメラも日本製にこだわる人もいるかもしれませんが、昔から安全神話が根強い日本では、防犯カメラの技術は他国より一歩遅れていると言わざるを得ません。
防犯カメラやソーラーカメラの先進国と呼ばれるのは中国を筆頭にアメリカ、台湾、英国などが挙げられますが、とりわけ中国の技術やコストパフォーマンスは群を抜いている様子がうかがえます。
日本メーカーが販売するソーラーカメラであっても、そのほとんどは中国や台湾で生産されていますし、昨今は日本もODMで製品を販売しています。簡単に言えば他国の技術で作った製品に自社のロゴを貼り付けているだけなので、もはや日本製にこだわる理由はほとんどないと解釈することもできます。
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屋外防犯カメラのソーラーカメラはワイヤレスがおすすめ
屋外防犯カメラでソーラーカメラの設置を検討している企業は、できるだけワイヤレス化をするのがおすすめです。一般の防犯カメラはインターネット回線を用いて無線でモニターに映像を送ることができますが、カメラ本体への電源供給は有線となりますので、必ず電源ケーブルを敷く工事が発生します。
一方でソーラーカメラは電源ケーブルの工事が必要ありませんので、ネットワークケーブルも無線接続すれば、事実上の完全ワイヤレスを実現することができますし、それがソーラーカメラの最大のメリットでもあります。
どこまでを有線接続して、どこまでを無線にするかは防犯カメラの業者担当者によっても意見は分かれるかもしれませんが、大規模な配線工事をするのであれば、ソーラーカメラを選んだ恩恵が少なくなってしまいます。
ソーラーカメラはWi-FiとSIMカードどちらで運用するのがおすすめ?
ソーラーカメラをネットワーク接続する場合は、Wi-FiだけではなくSIMカード対応の機種を選ぶこともできます。
Wi-FiもSIMも無線通信方式には変わりありませんが、スマホで考えると分かるように、Wi-Fiの場合は「ルーター」が必要となります。これは企業が設置する防犯カメラでも同じことが言えるので、Wi-Fiを選ぶ際は設置した防犯カメラのそばにWi-Fiルーターを据え置かなければなりません。
一方でSIMはご存じの通りモバイル端末向けの通信システムである3G・4G・LTEといった通信規格を使用するので、圏外エリアでは繋がりませんが、ネットがつながるエリアであれば、事務所から離れた遠くの場所に設置することも可能です。
SIM対応のデメリットとは?
近年は4Gだけではなく5Gも普及をはじめています。防犯カメラは現状4G/LTEまでに対応していますが、数年後には5G対応のモデルも続々と登場することでしょう。
SIMカードでソーラーカメラを運用する場合は、自然公園や建築現場などネット環境がない遠隔地に設置する際にメリットがあります。完全にワイヤレス化ができるので、初期導入費用を大幅に削減することができるのも魅力です。
一方で4GやLTEといった通信規格はパケット通信に変換して通信キャリアの基地局を介して送受信をするため、スマホと同様にパケット通信料が発生するほか、NTTドコモやKDDIといったキャリアに申し込み、基本使用料を月額で支払わなければなりません。
ソーラーカメラのWi-Fi運用がおすすめの環境とは
1台や2台であればいいのですが、5台、10台と防犯カメラを運用する場合は、SIMカードだと月額費用が高くついてしまいます。一方でWi-Fiであればパケット通信と比較して格安で済むので、Wi-Fiで運用できる環境であれば、SIMよりもWi-Fiがおすすめです。
Wi-Fiで運用できる環境としては、「ルーターのある事務所から至近距離にソーラーカメラを設置できる」ことが条件となります。Wi-Fiが繋がる距離は半径30m~100m前後となるので、その範囲内でソーラーカメラを設置することができるかを確認しましょう。
また、場合によっては中継器を建ててWi-Fiエリアを拡大することができますので、必要ならば業者の担当者に設置環境を調査してもらうといいでしょう。
また、ルーターとソーラーカメラ本体は無線接続でもいいですが、もし壁の貫通など大がかりな工事を必要としないならば、有線接続をした方がネット回線が安定します。
Wi-Fiで運用するソーラーカメラは常時録画できる?
Wi-Fiでソーラーカメラを運用する場合、最も懸念されるのが「常時録画ができるのかどうか」というものです。従来のソーラーカメラは常時録画をすると、消費電力が太陽光の蓄電を上回り、数日でバッテリー切れを起こすリスクがありました。
しかし、昨今は太陽光パネルの質が向上して、より早く効率よく電力に変換することができますし、外部バッテリーの蓄電容量も一昔前と比べると格段に増しています。常時録画する際の画質やフレームレートにもよりますが、基本はWi-Fiで運用するソーラーカメラでも常時録画は可能と考えていいでしょう。もし不安がある場合は、電源ケーブルを敷いて有線で電源を供給することも視野に入れるといいでしょう。
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まとめ:Wi-Fiで屋外防犯カメラの運用を考えるならソーラーカメラがおすすめ
Wi-Fiで屋外防犯カメラの運用を考えている企業は、今回紹介したソーラーカメラも選択肢の候補に入れてみてはいかがでしょうか。ソーラーカメラは年々技術が向上している注目の機種でもあるので、購入する際はカタログスペックではなく、実際に販売店の担当者立ち合いのもと、ロケテストをして自社の設置環境に適しているかを確かめたのち導入してください。
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