夜間対応防犯カメラの一覧

屋外防犯カメラは夜間を鮮明に映せる性能を選ぶ。おすすめ機種を紹介
屋外防犯カメラの導入にあたって、機種選びに迷っている企業担当者は、夜間でも鮮明に映せる機種を選ぶのがおすすめです。
近年は夜間や深夜でも鮮明に映すことができる種類も増えてきましたし、技術の進歩も日進月歩です。そこで、ここでは夜間の映像を鮮明に映すことができる、防犯カメラのおすすめ機種をご紹介します。
屋外防犯カメラ(監視カメラ)は夜間撮影の性能で機種を決める
屋外防犯カメラ(監視カメラ)は、近年世界各国のメーカ―が競うように毎年新機種を出しています。高性能の防犯カメラが出るのはいいですが、実際に導入を検討している企業担当者からすると、「どんな種類・性能の機種を選べばいいのか分からない」、「販売店の営業から高い機種を提案されているが、本当にこれでいいのだろうか?」と迷ってしまいます。
そこで企業向けの防犯カメラにおすすめしたい選び方が、「夜間撮影の技術や映像の鮮明さで機種を決める」ことです。
一軒家などの個人宅では日中から夕方までの時刻が最も侵入件数が多いですが、企業の事務所に対する侵入は従業員が帰宅した夜間・深夜が主となります。そのため、防犯カメラの性能を求めるのであれば、最も不審人物の侵入確率が高い夜間における撮影と映像技術に注視するのがおすすめです。
現在主流の「赤外線暗視型」防犯カメラ
防犯カメラの夜間撮影技術は年々向上していますが、現時点では大きく分けて「赤外線暗視型」と「微光監視型」の2つに区別することができます。
その内、現在の主流は赤外線暗視型の防犯カメラとなり、価格帯も微光監視型よりも割高となります。赤外線暗視型のメリットは、「光がまったくない暗闇・深夜でも映すことができる」ことです。
近くに被写体があると白飛びすることがあるので設置場所には注意が必要です。基本は白黒映像ですが、車のナンバープレートや人相などは意外と鮮明に映すことができます。
ここ最近では後述するフルカラーの技術が採用された機種も増えてきました。
明るく撮影できる「微光監視型」防犯カメラ
微光監視型の防犯カメラは、赤外線暗視型が普及する前まで使われていました。とはいえ現在も技術向上は続いているため、決して旧型と言うわけではありません。
微光監視型は少しの光量を高感度にすることによって映像を映し出す、一眼レフカメラのISOと似たような技術構造です。言い換えると、少量でも必ず光源が必要となるので、辺りに光がまったくない田園地帯や森林などでは効果は期待できません。
一方で微光監視型も近年は高画質のカラー撮影ができる機種が登場しています。また、光源の量は防犯カメラの性能によって異なり、高額な機種であれば、蝋燭の火くらいの小さな明かりでも夜間撮影を可能とします。ただし鮮明とは言えないかもしれません。
https://bouhancamera-navi.com/camera-night-not-visible/
夜間でも鮮明・フルカラー撮影が可能の防犯カメラも登場
赤外線暗視型も微光監視型の防犯カメラも、夜間や暗闇における撮影は白黒(モノクロ)映像が基本となります。しかし、白黒映像の場合は、相手の素顔や特徴などが分かりづらく、また、車の車体カラーや傷といった特徴の判別が難しいです。
そのため、事件・事後が発生したあとの犯人逮捕の有力な証拠を防犯カメラの映像から得ることが難しく、犯人の特定に時間がかかってしまうのが欠点です。
一方で、近年は夜間でも鮮明かつフルカラー&高画質に撮影できる高性能の防犯カメラも登場しています。
https://bouhancamera-navi.com/night-mode-color-camera/
最新機種は夜間撮影の高画質技術化も進む
夜間撮影技術はCCD(映像素子)に依るところが大きいのですが、昨今は赤外線カメラを中心に、このCCDの技術革新が目立ちます。
赤外線暗視型の防犯カメラは、赤外線を対象に照射して、濃淡や形、輪郭といった物体の基本的な情報を反射して受け取り映像化します。
しかし、昨今のCCD技術の向上により、受け取ることができる情報がより細分化・具体化され、夜間の暗闇でも高画質かつ鮮明・カラー撮影が可能となりました。
単なる高画質だけではなく、4K画質も登場をはじめています。今後も映像技術の向上により、犯人の早期特定が期待できます。
深夜の撮影でもナンバープレートを鮮明に映像に残せる
車のナンバープレートは白黒でも撮影が可能ですが、車が走行中・ヘッドライトが点灯している・雨が降っている、といった場合はうまく映すことができないケースも多々ありました。
しかし、上述したCCDの発達によりフルカラーが可能になり、さらに防犯カメラの独自技術による暗闇補正、逆光補正、数値解析、シャッタースピードといった性能の向上により、最新機種はナンバープレートを鮮明に読み取ることができるようになっています。
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2023年最新モデル!おすすめの夜間高画質音声付き防犯カメラを紹介
2023年以降に防犯カメラの導入を計画している企業は、下記で紹介する防犯カメラを選んでみてはいかがでしょうか。夜間撮影に最適な機種というだけではなく、音声機能が付いているため、スマホや事務所のモニターからマイクを通じて侵入者を威嚇することができます。
夜間をフルカラーで鮮明に映す。屋外も室内もおすすめ「しゃべるライン警戒カメラ」
「しゃべるライン警戒カメラ」は、夜間においてもフルカラーの撮影が可能な最新の防犯カメラです。赤外線のラインとボックスをモニターを見ながら手動で引くことができ、そのラインやボックスに引っかかった人を検知する最新赤外線技術も搭載されています。
また、赤外線検知も「人だけに検知」、「人と車を検知」、「車だけを検知」の3種のモードがあり、これによって「夜間は野良犬がうろついていて、いつも自動録画が誤作動を起こす」といった問題も解決されています。
また、侵入者を発見後、自動的に音声が流れる機能も搭載しています。「侵入者発見。警察に緊急通報しました」と自動音声を流すことにより、侵入者は驚いて声のある方へ顔を上げ、防犯カメラが犯人の顔をしっかりと録画します。
「しゃべるライン警戒カメラ」は、本来複数のセキュリティ機器の設置及び工事が必要となるところを、すべて一台の防犯カメラに集約しているのが最大の特徴となります。
まとめ:暗闇でも映像を鮮明に録画。事件と事故を未然に防ぐ
今回は企業向けの防犯カメラとして、夜間でも映像を鮮明に録画できる技術とおすすめ機種をご紹介しました。防犯カメラに求められる機能は大きく分けて2つ。1つは「不審人物の侵入を許さない」こと。もう1つは「事件・事故後に迅速に犯人を特定できる証拠能力の高い画像を録画する」ことにあります。
どんな防犯カメラの機種を選べばいいのか分からない、という企業担当者は、まずは上記2つを満たす性能のカメラを探してみてはいかがでしょうか。
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防犯カメラで夜間に車のナンバープレートを特定する機能を解説!
屋外に設置する防犯カメラは、夜間でも車のナンバープレートを特定できる機能・画質を持った機種を選ぶ必要があります。ここでは数多くの機種の中から、夜間でもナンバープレートがはっきりと録画できるカメラの条件をご紹介します。
多くの防犯カメラは日中のナンバープレートは撮影可能
まずほとんどの防犯カメラはズーム機能の有無に関わらず、日中であれば車のナンバープレートをはっきりと撮影し、録画することが可能ですし、車が走っていた場合も問題なく映すことができるでしょう。
ただし、上記条件はあくまでも防犯カメラの基本スペックに依存することになります。警察であれば、ぶれた画像でも解析ソフトを使って車のナンバーを割り出すことができますが、一般の人はできません。そのため、車の交通量が多く、ある程度スピードを出している車のナンバープレートも鮮明に録画したいのであれば、防犯カメラを導入するときの機種選定が重要となります。
画素数の選び方。ほとんどの防犯カメラは問題ない
防犯カメラを設置しても「車のナンバープレートが見えない」場合、カメラの画質・画素数を真っ先に疑う人は少なくないでしょう。しかし、昨今の防犯カメラの画質は非常に高く、安価な機種であっても100万画素以上はあるものがほとんどとなります。企業が導入する業務用の屋外防犯カメラであれば、200~400万画素を持つ機種も出回っています。
そのため、画素数が少ないからと言う理由で、車のナンバープレートがはっきり映らないことは考えにくいと言えます。
夜間のナンバープレートの撮影が難しいのは「ハレーション」が原因
一方で昼間の撮影は問題なくとも、夜になるとナンバープレートの特定が難しくなるのはよくあることです。原因は幾つか考えることができますが、そのうち「ハレーション」は夜間に強みをもつ防犯カメラであっても発生しがちです。
ハレーションとは逆光や光の反射で特定部分が映らなかったり、ぼやけて不可思議な像が映り込んでしまう現象を指します。デジカメやスマホカメラでも撮影した写真を確認してみると、光が乱反射して“白飛び”してしまった残念な経験はあることでしょうが、こちらもハレーションです。
防犯カメラの夜間でナンバープレートを撮影できる機能とは?
上記の通り、夜間において車のナンバープレートがうまく映らない場合は、画素数以外に原因があることが考えられます。そこで、下記では防犯カメラの導入や買い替えにあたり、注視してほしい機能をご紹介します。
夜間に車のナンバープレートを記録する必要がある業種の企業担当者は是非参考にしてください。
可視光を低減・除去で雨・夜間でもナンバープレートを映せる
可視光線を低減・除去するレンズフィルターが備わっている防犯カメラであれば、ハレーションを最小限に抑えることができます。ハレーションを抑えることができれば、雨降りのときも水滴の乱反射を抑えて、ナンバープレートをしっかりと録画することができます。
ただし、ここ数年で防犯カメラを導入したと言う企業は、大半が当時では最新のネットワークカメラを購入しているため、おそらくほとんどの機種で可視光をカットするフィルターは既に搭載されていることでしょう。
それでも夜間や雨降りのときにナンバープレートが映らないのであれば、単純に可視光のカットフィルターの性能が良くないことが挙げられます。
LEDライトなどで周囲を明るくしてナンバープレートに照らす
赤外線暗視型の防犯カメラは光源がない真っ暗闇でも撮影することができ、微光監視型は少しの光源が必要となりますが、赤外線暗視型よりも広範囲を明るく映すことができます。
いずれも夜間でも映像を映すことができる特殊な機能となりますが、それでも周囲が明るければ、より鮮明に映像化することができます。例えば防犯カメラの周囲にLEDライトを設置して、夜間のみ作動させるようにするだけでも、大分変わるはずです。
夜間のナンバープレート撮影に併せて検討したい防犯カメラ機能
夜間のナンバープレート撮影をしっかりできる防犯カメラとなると、屋外専用でそれなりに高価な機種となります。そのため、ナンバープレートの撮影に強みをもっているだけではなく、併せて下記のような機能を備えている防犯カメラを選んでみてはいかがでしょうか。
時速80km以上で走る車のナンバープレートも撮影可能
道幅の広い道路沿いや商店街など、車の接触を防犯カメラに捉えることを想定しているのであれば、夜間のナンバープレートの撮影はもちろん、車がスピードを出して逃走したときにもナンバープレートをぶれずに映すことができる機種を選ぶといいでしょう。
最新の防犯カメラであれば、最大で70~80kmで走る車のナンバープレートを撮影することができる機種もあります。一般企業が設置する屋外防犯カメラは不審者・侵入者対策が主となるので、あまり必要とされない機能ですが、自治体・団体・管理組合にはおすすめできます。
最新ネットワークカメラ技術で夜間でもフルカラー撮影が可能
従来の赤外線暗視型防犯カメラは、赤外線の照射範囲が狭いので、映像にできる画角に制限があることが欠点でした。また、色を判別できないため、いまでも大抵の赤外線カメラの夜間撮影は白黒映像となります。
しかし、近年は新型のCCDが続々と開発されて、最新の赤外線はより多く・具体的な情報を読み込むことができるようになり、夜間フルカラー撮影ができる機種も発売されるようになりました。
夜間をフルカラーで録画できることにより、車や人の車体・衣類などを鮮明に映すことができるため、事故後の犯人特定に大いに役立ちます。
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不審者を発見したら音と光で威嚇。音声で撃退
近年の最新防犯カメラは、不審者を自動検知したのち、音や光を発したり、音声で「防犯カメラ作動中です」、「現在警察に通報中です」と威嚇できるものが多くなってきました。機種によって音声や光の発し方に違いがありますが、高価なネットワークカメラであれば、リアルな音声を発信することができるので、侵入者の撃退に成功することができます。
自社の防犯カメラが夜間のナンバープレート撮影ができない場合
今回は夜間のナンバープレートの撮影に関してご紹介しました。これから新規で防犯カメラの導入を計画している企業であれば、上記の機能を搭載した機種を探してみるのがいいでしょう。
一方で既に防犯カメラは導入している場合は、防犯カメラの設置位置を変えてみることでハレーションを抑えることができます。それでも難しい場合は買い替えを検討することになりそうです。
自社では判断ができない場合は、防犯カメラを専門に扱う販売店に相談してみるのがいいでしょう。
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屋外防犯カメラで夜になると映らない原因と対策を解説!
屋外防犯カメラを設置したけど、夜間の映像がうまく映らないことがあります。犯人の顔や車のナンバーはもちろん、映像が真っ暗なケースもあります。
その原因はさまざまで、防犯カメラの設置場所や使用している機能が悪かったり、本体やレコーダーが故障していることもありますので、復旧には慎重にならなければなりません。
そこで、今回は防犯カメラを屋外に設置した際の「夜になると映らない」場合の原因と対策を解説します。
屋外防犯カメラで夜を撮影する2つの機能と仕組み
防犯カメラを屋外に設置して撮影に臨んでも、夜間になると映像が映らない原因を知るためには、まずは防犯カメラが光のない夜間で撮影する技術を覚えておきましょう。
防犯カメラの夜間撮影の技術は、主に下記で解説する2つのいずれかが用いられているのが一般的です。
近年の主流「赤外線暗視型防犯カメラ」
近年発売されている最新の防犯カメラの多くは、こちらの「赤外線暗視」の機能が搭載されています。赤外線を発するLEDライトを照射することによって、照射範囲を映像化することができます。
メリットとしては光源がなくとも撮影できる点ですが、デメリットとしては、現在発売されている赤外線暗視型防犯カメラの多くは白黒です。これは従来の赤外線は色を判別することができないためとなります。
広い画角で夜を映すなら「微光監視型防犯カメラ」
微光監視型防犯カメラは文字通り「わずかな光を光源にして、感度を高めて撮影します。デジカメでもISOの数値を高めることによって暗がりの場所でも明るく撮影することができますが、それと同じ技術となります。
メリットとしては、小さな光でも感度を高めることによって広い画角で夜でも明るく映すことができます。その一方で、赤外線とは異なり、まったく光がない場所では映像は映りません。また、光の感度を高めるということは画質が悪くなりますし、高画質を維持して赤外線暗視よりも映像の映りがいいカメラは、往々にして価格がかなり高いです。
防犯カメラで夜が映らない原因とは?
防犯カメラを屋外に設置しても「なぜか夜になると映らない」ことがあります。これには幾つか原因がありますし、最終的には販売業者を呼ぶことにもなりますが、まずは自社の管理者が確かめるべき2つのことをご紹介します。
防犯カメラの夜間撮影距離を確認する
防犯カメラで夜になると映らない原因の一つに「撮影可能距離より離れている」ことが挙げられます。夜の撮影可能距離は、同じ赤外線暗視型や微光監視型でも、搭載されている技術によって異なります。これは防犯カメラの仕様となりますので、本来ならば必ず導入前に確かめなければなりません。
従来の安価で手に入る防犯カメラの夜間の撮影距離は、およそ3~5m程度でした。しかし、近年の最新防犯カメラであれば、15~30m程度の撮影距離を確保できる機種も多くあります。
そのため、まずは自社が設置している防犯カメラのスペックを確認して、夜間の撮影距離がどのくらいなのかを把握してみてください。
防犯カメラの設置場所や角度・高さが悪い
夜間撮影距離を満たしていても夜が映らない場合は、防犯カメラの設置場所・角度・高さをもう一度調べてみてください。防犯カメラを設置する人の中には、少しでも撮影距離を伸ばそうとできるだけ高い位置にカメラを設置することもありますが、設置場所が高すぎるとライトや赤外線が届かなく、撮影距離を満たすことができません。
また、角度も推奨されている使用方法に従わなかった場合は、雨が降ったときに水滴が溜まって機体内部に侵入して故障してしまうこともあります。
ただし、防犯カメラの設置をプロの販売員が行った場合、下手に動かしてしまうと撮影する映像の証拠能力が下がってしまう可能性があるので注意してください。
防犯カメラで夜が映らない場合の対策
上記でご紹介した対策を用いることで夜になると映らない問題を解決できればいいのですが、それでも映らない場合は別の原因が考えられます。
また、「夜になると映らない」と言っても、まったく映らないのか、それとも映像がカクついているのか、画質が悪いのか、などは状況によって異なります。
そこで、下記では防犯カメラの撮影で夜になると映らない原因と対策をシチュエーション別にご紹介します。
夜だと画質が悪い・かくかくする場合の対策
防犯カメラの夜間撮影時、「夜の撮影は何とか可能だが、画質が悪く、映像がかくかくする」ことがあります。画質が悪いと証拠能力が下がりますし、犯人の顔や車のナンバープレートを確認できなければ、防犯カメラを設置する意味がありません。
画質が悪く映像がかくつく原因は、「フレームレートが低い」ことが挙げられます。いわゆる「コマ落ち/フレーム落ち」と呼ばれる現象で、防犯カメラのスペックが低かったり、ネットの通信速度が低下している場合に発生します。通常は30fpsであれば自然な動画としてかくつくことはありませんが、それ以下に落ちてしまうと、動画が断続的に止まったり、数秒後に突然飛んだりすることがあります。
対策としてはピットレートを下げたり、ネット処理速度を上げることが求められますが、どうしても解決しない場合は、防犯カメラの機種の買い替えが余儀なくされることもあります。
夜だと映像の周囲(縁)が暗くて映らない原因と対策
昼間の撮影は問題なくとも、夜になると映像の周囲(縁)が暗くなって、希望している範囲が映らないことがあります。これは赤外線暗視型の防犯カメラの特徴となります。赤外線は狭い範囲を直進に飛ぶので、中心以外の周囲は映らないことがよくあります。
対策としては、周辺を少しでも明るくする方法が自社でできる唯一の手段となります。それ以外は微光監視型防犯カメラに買い替えることや、よりスペックの高い赤外線暗視型カメラを導入するかとなります。
ちなみに、昨今は赤外線技術が非常に進歩しており、夜でも広範囲に撮影することができたり、フルカラー映像が可能な機種もあります。一昔前まではいずれも微光監視型防犯カメラでしかできない技術でしたが、昨今は赤外線で賄うことができるようになりました。
防犯カメラの夜の映像が真っ暗で映らない原因と対策
上記では夜の映像の縁の部分が映らない問題でしたが、一方で映像全体がまったく映らない症状もあります。これは下記のような原因が考えられます。
・防犯カメラのナイトモードに何かしらの不具合が生じている・LEDライトの電池が切れている・微光監視型防犯カメラにも関わらず光源がまったくない・防犯カメラの前にゴミや障害物がある
「防犯カメラの前に障害物がある」という問題は一見するとあり得ないことのように思いますが、防犯カメラの導入当初から何年も経つと、設置環境が変わってしまうことも普通にあります。
防犯カメラの昼も夜も映像が映らない原因と確認方法
防犯カメラの運用で夜だけが映らないのではなく、昼間も映像が映らないようであれば、下記を疑うといいでしょう。
・ネット回線もしくは電源ケーブルが断線・破損している・防犯カメラ本体もしくはレンズが不具合を起こしている
ただし、ケーブル関係の不具合を突き止めるのはプロでも難しいため、素人は手を触れてはいけません。必ず設置販売業者に問い合わせて調査に来てもらってください。
夜の白黒映像は古い!最新防犯カメラはフルカラー撮影が可能
上記でも少し触れましたが、近年は赤外線技術が進歩し、従来までは微光監視型でしか再現できなかった「夜のフルカラー撮影」が赤外線暗視型でも実現しました。新型のCCDが可能とする技術で、これまでよりも赤外線の照射により分析できる情報が増幅したことで、フルカラー撮影が可能となります。
近い将来は夜の白黒映像は古い技術に成り代わることが想定されるため、防犯カメラを新規導入もしくは買い替えを検討している企業は、「夜になると映像が映らない」課題を解決するためにも、最新の防犯カメラを選択してみるのはいかがでしょうか。
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夜間の防犯カメラはフルカラーの赤外線を選ぶのがおすすめ!
企業が夜間の監視のため防犯カメラを導入する場合、多くのケースで赤外線カメラを選ぶでしょうが、おすすめしたいのはフルカラーの赤外線カメラです。今回は夜間撮影におすすめしたい最新赤外線カメラ事情をご紹介します。
企業は夜間仕様に強みを持つ防犯カメラを選ぶべき
企業が侵入者対策として防犯カメラの導入を検討する際は、数多くの機種から最適なカメラを選択しなければなりません。そこで、企業におすすめしたいのが「夜間仕様」の防犯カメラです。
企業が夜間の使用に注力した防犯カメラを選ぶべき理由を下記にご紹介します。
企業・事務所に対する侵入は夜間に行われる
一般家庭やマンション侵入などは、家人が不在にしがちの日中に行われることが多いですが、他方、企業や事務所に対する侵入窃盗は、主に夜間の深夜の時間帯となり、日中の犯行は従業員など内部の犯行である可能性が示唆されます。
外部犯の侵入を阻むためには、まずは会社の敷地に立ち入らせないことが肝心です。そのためには、屋外に防犯カメラを装着する必要があるため、夜間でも解像度の高い映像を録画できるハイスペックの防犯カメラを選ぶべきと言えます。
夜間は映らない防犯カメラもある。夜間警備の人件費がかかる
屋内カメラや赤外線ではなく微光監視型防犯カメラの場合は、深夜の夜が深まる時間帯では映像が映らない可能性もあります。
夜間になると証拠能力の低い映像しか残すことができないようであれば、別途夜間警備を警備会社に依頼しなければなりません。しかし、当然ながら夜間警備は高くつきますし、自社で人員を用意するのであれば人件費もかかってきます。
夜間に特化した防犯カメラをあらかじめ設置することができれば、防犯対策にかける費用も相対的に節約できるはずです。
夜間の防犯カメラは「赤外線」機能を重要視するべき
上述したように、企業が侵入者対策として防犯カメラの設置を検討するのであれば、夜間に特化したハイスペックのカメラを選ぶのがおすすめとなります。夜間に強い防犯カメラは「赤外線カメラ」となりますが、近年は赤外線カメラも非常に大きな進歩を遂げていて、従来の「映像が乱れたモノクロ映像」ではなくなっています。
防犯・監視カメラの赤外線機能の仕組み。主流は「赤外線暗視型」
防犯・監視カメラにおける夜間の使用に特化したカメラは、大きく分けて「赤外線暗視型」と「微光監視型」があります。その内、近年の主流は「赤外線暗視型」の防犯カメラです。
夜間に特化した防犯カメラは、カメラ本体に赤外線を照射する機能が搭載されており、これにより暗視撮影が可能となります。赤外線暗視型の最大の魅力は、「赤外線照射で撮影を可能とするため、光源を必要としない」ことにあります。
また、年々レンズのイメージセンサーや赤外線の技術が進歩しているため、今後は赤外線カメラ一択になることが予想されます。後述する微光監視型と比べると、コスト面でも優位となります。
近年は夜間フルカラー映像の撮影もできる赤外線カメラも登場
近年は赤外線の技術進歩が目覚ましく、CCD(映像素子)の発達により、これまで濃淡や形、温度のみしか判断できなかったのですが、最新の赤外線カメラになると、映像をさらに分解して色まで判断できるようになりました。
フルカラーの録画は非常に高い証拠能力の映像を残すことができ、侵入者にとっての脅威、及び犯罪抑止力となります。これから新規に防犯カメラの導入計画がある企業は、フルカラー対応の赤外線カメラを選択するのがおすすめです。
「微光監視型」防犯カメラとは?メリットとデメリット
赤外線と対をなす「微光監視型」防犯カメラは、わずかな光を高感度で映像にするのが特徴です。エントランスのライトの照明程度の光源が必要となり、ハイスペックになれば蝋燭の火程度の光でも映像にすることができますが、その分使用電力が大きくなるため、月額の維持費が高くつきます。
「微光監視型」の防犯カメラは一昔前に注目されたのですが、赤外線カメラの技術進歩が著しいため、近年は赤外線カメラが主流となっており、微光監視型はあまり企業に推奨されていません。
夜間仕様の赤外線防犯カメラのデメリットと寿命
防犯カメラの償却期間は5年に設定されており、リース契約も4~6年が一般となります。そのため、買い替え時期も5年前後で検討する企業が多いようですが、夜間仕様に特化した屋外防犯カメラは、台風の暴風雨など厳しい環境にさらされるため、5年待たずして故障してしまうこともあります。
赤外線照射もLED部分の破損が多いため、突然夜間の映像が映らなくなったり、昼間にやけに白飛びしてしまったりと、日ごろのメンテナンスが防犯カメラの寿命を決めると言えます。2000年以前の防犯カメラは単純な構造のため、比較的壊れにくく、10年以上使い続けることができるのもざらでしたが、精密化した昨今のカメラは、なかなかそこまでの運用は難しいのがデメリットと言えそうです。
夜間で使う赤外線防犯カメラのおすすめの選び方
上記のことから、夜間で使う防犯カメラは赤外線カメラを選ぶべきだと分かりましたが、赤外線カメラだけでも各種メーカーから数多くのラインナップが出ていますので、機種選択で迷ってしまいがちです。
夜間屋外を想定した防塵・防水仕様の赤外線カメラを選ぶ
夜間に特化した赤外線カメラを選ぶにあたっては、「防塵・防水」の仕様は必要不可欠です。防犯カメラや無線機のようなセキュリティ機器は「IPコード」で防塵と防水のレベルが表示され、目安となるのは「IP5(防塵)6(防水)」となります。
Wi-Fi・SIMカード対応の赤外線ネットワークカメラを選ぶ
近年の防犯カメラは、インターネットの無線を利用した「ネットワークカメラ」が主流となっています。最新の赤外線カメラのほとんどがネットワークカメラとなるでしょう。
ネットワークカメラであれば、Wi-Fiを利用することができるため、LANケーブルは電源供給のみでも問題ありません。また、機種によってはSIMカード対応の防犯カメラもあります。防犯カメラの設置場所までWi-Fiが届かない場合は、SIMカード対応の防犯カメラを購入すれば、LTEのデータ通信(4G)で無線を確保することができます。
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スマホ連動の赤外線カメラで犯罪抑止をする方法
ネットワークカメラの中でも「スマホ連動」の機能があれば、管理事務所のモニター以外にも、指定のパソコン・スマホ・タブレット端末で赤外線カメラの夜間映像を確認することができます。
また、確認だけではなく遠隔操作も可能で、自分の声をスマホ越しに侵入者に伝えて撃退することもできますし、録画の有無もタッチパネルで操作することができます。
まとめ:夜間の赤外線防犯カメラを導入する注意点
夜間の赤外線防犯カメラを企業が導入する場合は、初期費用だけではなく毎月のランニングコストも確認しなければなりません。ネットワークカメラであれば、録画映像はSDカードではなくクラウドに保存することもできますが、月額で基本料金が発生します。
また、上述したように夜間に強い赤外線カメラといっても、スペックは機種によって大きく異なります。そのため、機種を選定する際は、幾つか実機を用いてロケテストをさせてもらうよう、販売店に依頼するのがおすすめです。
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夜間録画の屋外防犯カメラはフルカラーがおすすめ。人気IPカメラも紹介
多くの企業では夜間の侵入者対策に屋外防犯カメラを用いていますが、従来の赤外線センサーでは証拠能力の低い白黒映像が主流でした。しかし、近年はカメラ技術も向上し、夜間でもフルカラーで撮影できる機種が増えてきました。そこで、ここでは屋外防犯カメラの夜間使用の注意点やおすすめIPカメラをご紹介します。
屋外防犯カメラの夜間の録画機能の種類
屋外防犯カメラの夜間における録画機能は、大きく3つに分けることができます。それぞれ「動体検知」、「赤外線センサー」、「常時録画」となります。いずれも一長一短があるため、夜間撮影におけるメリットとデメリットをよく理解して使い分けるようにしてください。
人が少ないところで高い効果「動体検知」機能
そもそも動画というのは、パラパラ漫画のようにたくさんの画像を繋ぎ合わせたものとなります。動体検知は静止画像に一定の変化が起きたときに録画を自動開始する仕組みとなります。そのため、屋外に防犯カメラを設置して動体検知を使う場合は、商店街や繁華街、国道沿いのような人や車通りが多い場所では効果がなく、常時録画と同じようにずっと録画機能が働いてしまいます。
動体検知を使う場合は、夜間人通りがない場所で使うのが推奨されます。会社の敷地内や駐車場、資材置き場、倉庫、工場周りなどで高い効果を期待することができます。
最新技術を搭載「赤外線センサー」機能
動体検知と比較すると、近年著しく技術が向上したのが赤外線センサーです。人の目には見えない赤外線を常時照射しており、その赤外線に引っかかった動体を検知することができます。赤外線センサーでは人や動物の体温に反応し、周りと温度差が発生したときに自動的に録画モードに切り替わります。
デメリットとしては、高温多湿の夏場だと人の体温と屋外の気温差が小さくなり、検知能力が低下することが懸念されています。しかし、近年は赤外線技術も向上しており、誤検知は限りなく0になりました。また、後述する夜間のフルカラー録画ができるのも、この赤外線センサーを使った機能となります。
注意点も多いが確実に映像保存「常時録画」
常時録画は所謂標準機能となり、「24時間ずっと録画」します。メリットとしては動体検知や赤外線センサーのような誤検知がないということ。また、常時録画といっても管理者がスケジュールを設定することも容易にできます。「毎週月曜~金曜の20時から朝6時まで」といった曜日・時間指定ができる機種も多くあります。
一方で録画時間が長くなるため、データ容量が圧迫されてしまうのがデメリットです。SDカードにしろクラウドにしろ、最長でも1~2か月程度が容量の限界となります。データ容量をオーバーすると、自動的に昔のものが上書きされるケースが通常となるため、以前の映像を確認したいときに「上書きされてデータが消えていた」といったトラブルもあるかもしれません。
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夜間の屋外防犯カメラは白黒が一般的な理由
赤外線センサーを利用した屋外防犯カメラの夜間撮影は、通常は白黒映像が一般的です。これは昔も今も変わらないのですが、なぜ白黒なのでしょうか。
暗闇に覆われた夜間の時間帯は、上述したように赤外線センサーが照射されますが、赤外線センサーには色がついていないため、白黒で濃淡をつけることになります。
また、屋外防犯カメラの夜間撮影は、下記2つの赤外線センサーの仕組みを用いて映像化します。
僅かな光があれば夜間撮影が可能「微光監視型」
僅かな光があれば、その光源を辿り、高感度で拾うことによって撮影が可能となります。光のない暗闇では使うことができませんが、昨今は屋外防犯カメラの本体にLED電球などを付けて光を照射できるタイプも増えてきており、大きな課題が解決されました。
完全な暗闇でも夜間撮影が可能「赤外線暗視型」
完全な暗闇での夜間撮影の場合は、「赤外線暗視型」カメラを用いることができます。まったく光がなくとも微量の赤外線を飛ばし、その反射を利用して白黒の濃淡をつけて映像化します。
昨今は最新の赤外線技術とレンズのイメージセンサー技術を駆使し、「微光監視型」と「赤外線暗視型」共にフルカラー映像が可能となっています。
夜間のカラー撮影が可能な屋外防犯カメラを選ぶ際の注意点
夜間撮影に重点を置く屋外防犯カメラを選ぶ際は、昨今はカラー撮影が可能な機種が人気です。しかし、カラー撮影が可能な屋外防犯カメラは、機種によって大きく仕様スペックが異なるので注意が必要です。
赤外線照射距離に注意する
夜間の撮影はカラー・白黒問わず、赤外線の照射距離までしか映像にすることができません。室内向けや家庭用防犯カメラは照射距離が著しく短いため、屋外に設置することはできません。一方で屋外防犯カメラは15~30m程度の距離まで飛ばすことができます。ただし、実際にどこまで映すことができるのかはロケテストをしてみなければ分かりませんので、まずは販売店に相談してみるのがいいでしょう。
夜間のカラー撮影の場合は、画質を確認する
夜間のカラー撮影を望む場合は、防犯カメラのレンズ(イメージセンサー)や画質(画素数)の仕様を確認するといいでしょう。屋外防犯カメラの夜間のカラー撮影は、画素数が多いほど鮮明な色彩となって映像化することができ、レンズの質が高いほどズームをしても映像が乱れません。
夜間のカラー撮影カメラは録画容量を確認する
夜間のカラー撮影が可能な防犯カメラを選択する場合は、録画可能時間も注意しなければなりません。白黒とカラーでは当然カラーの方が容量を食うため、録画時間が短くなります。いままで白黒しか使ったことがない企業が、突然フルカラー映像対応の防犯カメラに入れ替えた場合、最初は録画時間の短さに戸惑うかもしれません。
最新の屋外防犯カメラは夜間フルカラー撮影が可能
最新の屋外防犯カメラの中には夜間でもフルカラー映像が可能な機種も発売されるようになりました。小さな光源を頼りに映像化する微光監視型でも、赤外線技術の向上によりカラーを載せることができるようになり、赤外線暗視型でも赤外線から読み取れる映像と高感度のレンズの映像を融合することによって、夜間のカラー撮影ができるようになりました。
カラー撮影が可能な屋外防犯カメラは最新機種となるので、価格は従来よりも多少割高となりますが、その分、映像から読み取ることができる情報量は増えるので、証拠能力の高い動画を録画することができます。
フルカラーのネットワークカメラ(IP)もあり。スマホ対応がおすすめ
近年はインターネット回線を利用したIPカメラも広く普及してきました。また、IPカメラでも夜間のカラー撮影ができる機種もあり、現在はまだ一部メーカーのみの販売ですが、近い将来は一般化することが予想されます。
IPカメラを駆使すれば、管理室のモニターだけではなく、個人のスマホやタブレットにも映像をリアルタイムに転送することができます。スマホでカラー映像を確認するだけではなく、遠隔操作も可能ですし、不審人物が近づいてきたときは音声による撃退も可能です。
>>屋外防犯カメラをスマホで遠隔操作できる業務用カメラを徹底解説
夜間フルカラー対応の屋外防犯カメラ。撃退機能を持つ機種を選ぶ
屋外防犯カメラの本来の役割は「不審者の侵入を許さない」ことにあります。仮に犯人を撮影できても、相手が怖じ気づかずに侵入し、物品を盗まれてしまったら意味がありません。
そのため、夜間のカラー撮影が可能の防犯カメラを選ぶ際は、犯人の顔を鮮明に映しつつ、さらに撃退できる機能がついている機種を選ぶのが賢明といえます。
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夜間の屋外防犯カメラのおすすめの機能・選び方を徹底解説
屋外に防犯カメラを設置する際は、夜間モードの機能を重視するのがおすすめとなります。不審人物が敷地内に侵入してきても、「ナンバープレートが防犯カメラに映らない」、「犯人の顔が見えない」では困りますね。
ここでは夜間で映像録画する屋外防犯カメラの基本情報や選び方をまとめて解説します。既に設置している人も是非ご一読ください。昨今の防犯カメラ技術は日進月歩。驚くほど性能が向上しています。
屋外用の防犯カメラの購入は夜間使用を想定
屋外に設置する防犯カメラに関しては、室内向けよりもカメラの機能・仕様に対して気を配らなければなりません。屋外向けの防犯カメラは、雨や雪といった悪天候はもちろん、辺りが静まり返った夜間でも証拠能力の高い映像を録画・撮影しなければなりません。
防犯カメラの基本的な耐久性はもちろん、レンズの種類や夜間モードにおける画素数なども重要視するポイントとなります。特に昨今の防犯カメラは10年前では考えられなかったフルカラー技術が搭載されているものもあります。
屋外用の防犯カメラを購入する際は、夜間の仕様を注視するのが選ぶ際のポイントとなります。
犯罪者の多くは夜間に侵入を試みる
一般住宅における空き巣被害は昼間の時間帯に集中していますが、企業の店舗や事務所、駐車場等に侵入を試みる犯罪者は、夜間の中でも深夜の時間帯が主な犯行時間となります。
そのため、設置する防犯カメラは日中の撮影はもちろん、夜間の撮影の解像度や証拠能力にこだわる必要があります。
防犯カメラの設置は必須。夜間の「学校」の潜在的リスク
近年は学校・幼稚園に侵入する犯罪も増加傾向にあります。校庭に侵入し刃物を振り回したり、子供の連れ去り事件も発生しています。私立・公立ともに近年において防犯カメラの設置状況は改善されつつありますが、設置台数が少ないため、死角が多く、また職員も臨機応変に不測の事態に対応できていない様子もうかがえます。
特に夕方から夜間にかけて、学校は暗闇に包まれ見晴らしが悪くなるため、侵入者にとっては犯行に移しやすい環境が整っているといえます。仮に夜間に生徒が残っていたら、大きな事件に発展する可能性も孕むため、全国の学校運営の関係者は今一度セキュリティ体制を見直してみることをおすすめします。
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安物の防犯カメラは夜になると映らない可能性が大
防犯カメラはある程度の初期投資が必要となります。昨今は政府自治体も危機管理に関して積極的に補助金を打ち出していますが、それでも半分以上は自費で賄わなければなりません。そこで考えがちとなるのが「通販で安く買う」ことです。しかし、ロケテストもしなく、実機を触れることができない通販で安い防犯カメラを購入するのは、トラブルの元となってしまうので注意が必要です。
値段の安い防犯カメラは、機能だけをみると申し分なさそうですが、実際に夜間の映像をうかがうと、「画像が荒くて何も見えない」、「赤外線モードはあるけれど、顔が判別できない」といったトラブルがつきものです。犯人が室内で顔をレンズに近づけば判別できるのですが、もちろん現実的ではありませんし、会社のお金や資材、製品といった大金が保管されているビジネスシーンでは不安がつきものです。会社の大切な財産を守るための防犯カメラの設置となるので、安価な防犯カメラはなるべく避けるべきと言えます。
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防犯カメラの夜間使用。2種類の映像方式が主流
現在市場に流通しているほとんどの防犯カメラは、夜間になると自動的に夜間撮影モードに切り替わります。この夜間の仕様に関しては、大きく分けて「赤外線」と「フルカラー」の2つの映像方式が主流となっております。特にフルカラーは10年前にはなかった最新の技術となりますので、夜間の侵入者に対しても証拠能力の高い映像を記録することができるはずです。
夜間の防犯カメラ録画は「赤外線」仕様が多い
夜間の防犯カメラでは上述したように、「赤外線」と「フルカラー」がありますが、主流はまだまだ古くからある「赤外線」となります。赤外線の光線を照射し、反射したものを映像記録する技術となりますが、まったく光のないところでも映像にすることができ、ハイスペックの防犯カメラであれば、白黒であっても意外とくっきりと人や物の判別ができるのが特徴となります。
一方でハイスペックの防犯カメラであっても、赤外線の光線は10~30mが限界となり、人の顔や車のナンバープレートを判別するとなると、10m以内が望ましく、さらに人感センサーの検知可能距離はせいぜい3m前後となります。
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近年の防犯カメラは夜間でも「フルカラー」で鮮明に録画が可能
赤外線が発する光線は、これまでは人や物の濃淡や温度しか判別することができませんでしたが、昨今は技術が向上し、新しいCCD(映像素子)の搭載により、物体の色彩情報も読み取ることができるようになりました。
夜間でフルカラー撮影が可能となることにより、これまでは車のナンバープレートだけだった証拠が、車両のカラーまで判別できるようになりますし、侵入者が着用している衣類も鮮明となります。侵入者からすると、屋外設置されている防犯カメラが赤外線(白黒)かフルカラーかは判断できませんので、油断を誘うこともできるかもしれません。
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夜間撮影向きの防犯カメラには「電源不要」タイプもある
屋外に設置して防犯カメラで夜間撮影に臨む際、場所によっては電源の供給やインターネットのケーブルを引くのが難しい場面もあります。例えば人里離れた自然公園やパイプライン、高速道路周辺の工事や農地などは、いずれも事務所や家屋から離れた場所に防犯カメラを設置することになります。
昨今は上述した特殊な環境下に向けて、「電源不要」の夜間撮影向きの防犯カメラも増えてきました。その筆頭として挙げられるのが、「ソーラーカメラ」です。
ソーラー(太陽光パネル)防犯カメラもおすすめ
ソーラー式の防犯カメラは一昔前より存在していましたが、太陽光パネルと併せて「破損リスクが高い」、「バッテリー容量が少なく天気が悪い日が続くとすぐに電源が落ちる」といった問題があり、あまり一般企業にはおすすめできませんでした。しかし、昨今はソーラーカメラも大分進化して、「防水性・堅牢性」が飛躍し、さらに「大容量バッテリー」、「雨や曇りでも2か月以上運用できるエコモード」などが搭載されるようになり、非常に使い勝手が向上しました。SIMカード対応のソーラー防犯カメラであれば、インターネットケーブルを引く必要もなく、3G/4GやWi-Fiによる電波の送受信で映像をモニターやスマホに転送させることもできます。
夜間撮影モードに関しても上述したCCD(映像素子)の新技術が搭載されたソーラーカメラについては、フルカラー撮影が可能となり、ラフな環境下においても実用レベルで利用することができます。
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個人向け小型防犯カメラは夜間にはおすすめできない
ネット通販でよく見かける安価な防犯カメラの中には「夜間撮影モード対応」、「ナイトビジョン対応」といったPRをしている機種も見受けられます。しかし、小型の防犯カメラは、基本的に個人が購入して室内や玄関傍に設置して運用することを想定したものとなり、ビジネスシーンで利用するにはスペックが物足りません。小型の防犯カメラでは、レンズの画素数やイメージセンサーのサイズが小さいため、屋外で設置利用するには解像度が低いです。
また、個人向けの小型防犯カメラであっても、昨今はバッテリー式やソーラー式も出回っていますが、いずれも蓄電容量が小さいため、AC電源による定期的な充電は必要不可欠となります。夜間撮影を含めて、企業が自社の財産を守るために使うものではないことは覚えておくといいでしょう。
夜間向け防犯カメラのおすすめの選び方とポイント
夜間撮影にこだわった防犯カメラを選ぶ際は、どのような基準で機種を選ぶのがおすすめなのでしょうか。防犯カメラといったセキュリティ機器や無線通信機器はニッチな分野となるので、社内でも知識が明るい従業員はそうそういるものではありません。かといって販売店に提案されるがままに購入するのもトラブルの元となります。
そこで、下記では夜間向けの防犯カメラを購入する際に必ず確認してほしい条件や選び方をご案内します。
防犯カメラの夜間映像でナンバープレートは読み取れるかどうか
上記でもご紹介したように、侵入者のほとんどは車で現場まで乗り付け、犯行を終えたのち、速やかに車で逃走します。そのため、車のナンバープレートを防犯カメラの映像で夜間でも読み取ることができるのかは非常に重要な要素となります。また、防犯カメラを設置している傍に犯人が車を止めるとも限りませんので、何メートル先までナンバープレートを解析できるかも確認するといいでしょう。
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夜間でもカラー映像で録画できるか
上記でもご紹介したように、最新の防犯カメラは赤外線を使って夜間でもカラー映像で録画することができます。現時点では白黒がまだ主流ですが、近い将来は夜間のフルカラーが普通となることが見込まれるため、現在屋外防犯カメラの新規設置を検討している企業は、一足早くフルカラー映像録画ができる機種を導入することが推奨されます。
ちなみに防犯カメラのリース・耐用年数はおよそ5年となります。言い換えれば最低でも5年は使い続けることになりますので、型落ちを購入してしまうと、現代の最新の犯罪手口に対応できない可能性が高くなります。
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デジタルノイズ除去の機能はあるか
防犯カメラで映像を撮影・録画を試みると、諸条件の下で写真や映像が乱れることがあります。特に安価な防犯カメラは夜間の映像に対してノイズが入り、静止画で確認してもざらついて証拠能力がなくなるケースが散見されます。
そのため、夜間の撮影機能に重きを置きたい場合は、上記のようなデジタルノイズを除去する機能が搭載されている屋外向け防犯カメラを選ぶのがポイントとなります。具体的に例を挙げるならば、夜間の映像にデジタルノイズが発生した際に、デジタル信号処理でざらつきを除去できる「DNR(デジタルノイズリダクション)」という機能があります。また、工場・工事の屋外防犯カメラの設置の際は、傍に200Vの電線が通っていると電磁誘導を起こしてノイズが発生することがあります。その際は配線を必要としないソーラー式防犯カメラを検討するのもいいでしょう。
防水・防塵性能はどのくらい高いか
事務所傍のように屋根の下で設置するのであればいいのですが、多くの場合は防犯カメラを雨風から守る環境はないため、防犯カメラ本体の高い防水性や防塵性、堅牢性が求められます。
防塵・防水性能は一般的に「IP+防塵レベル+防滴レベル」で表記され、近年の防犯カメラはIP56もしくはIP66が主流となります。防塵は最高レベルですが、防水は「8」が最高となります。しかし、7及び8は水中でのカメラの使用が想定されているため、屋外設置の場合は6で十分と解釈されています。
注意点としては、防犯カメラに接続する電気配線は防水ではなく、また、防塵・防水は本体周りのカバーとなるので、配線をつなぐジャックが破損して水や塵が侵入してしまう可能性はあります。
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夜間広域でも鮮明に映る画素数(画質)があるか
ひと昔前までは、防犯カメラの画素数は40万画素から200万画素が主流でしたが、近年は画素数が飛躍し、またイメージセンサーも小型ながら高い解像度を維持できるようになりました。画素数に関しては現在は200万~400万画素が主流となり、4K以上のモニターで鮮明に映し出したい場合は800万画素の防犯カメラも出回っています。
防犯カメラを屋外で設置する環境を考えた場合、犯人像や車のナンバープレートの映像を拡大して解析する必要もあるため、できれば400万画素はほしいところです。屋内環境下では、侵入者とカメラの距離はせいぜい10m程度となるので、場合によっては200万画素でも問題ありません。しかし、夜間撮影も考慮すると、画素数は多くあるに越したことはありませんし、広域レンズを用いると近くの人や物も小さく映ってしまうため、拡大しても映像が崩れないことを確認した上で選ぶといいでしょう。
遠隔監視(スマホ・パソコン)ができるネットワークカメラかどうか
防犯カメラは犯行後の現場検証の際の証拠の確保として役立つ一方で、本来の役割は「犯行の未然の防止」であり、「不審人物の侵入を拒む」ことにあります。侵入者は多くのケースで夜間に犯行を試みるため、事務所や会社の人間は全員不在としています。そのため、不審人物が敷地内に侵入した瞬時にネットを介して、スマホやパソコンに警告通知が送られる防犯カメラが必須となります。
最新の屋外防犯カメラのほとんどはインターネットを介して遠隔操作が可能なネットワークカメラ(IPカメラ)となりますが、より高度なセキュリティを求めるのであれば、こちらの音声をカメラを通じて侵入者に伝えることができる機能や、光や音で相手を威嚇・警告する機能を備えた機種を選ぶのがおすすめです。
https://bouhancamera-navi.com/sp-rendou-enkakusousa/
夜間仕様の屋外防犯カメラは高機能の製品がおすすめの理由
夜間仕様の屋外防犯カメラは、今回解説したように、あらゆる機能において高いスペックが求められます。
フルカラー
防塵・防水
デジタルノイズの対応
解像度(画素数)
遠隔監視の可否
上記は夜間仕様の屋外防犯カメラを選ぶ上で最低限求められる性能となります。防犯カメラの導入を検討している企業は、まずは信頼できる販売店に相談して、実地調査に来てもらい、ロケテストを踏まえた上で最適な防犯カメラを提案してもらうのがいいでしょう。
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