賃貸マンションの共用部における不審者・事故警報システムの導入事例
今回のご依頼は賃貸マンションのオーナーで、自分が運営しているマンションの共用部に不審者や事故対策の一環として防犯カメラの導入を要望していました。
そこで、弊社担当者が綿密な現地調査を行った上で、AI検知と警報システムを搭載した防犯カメラを導入する運びとなりました。今回は最新カメラの機能や設置のポイントなど、賃貸マンションの共用部に不審者・事故警報システムを導入した詳しい事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回導入のご依頼をいただいたのは、賃貸マンションを経営するオーナー様となります。オーナーが経営する賃貸マンションには現在防犯カメラを設置しておらず、以前共用部にて居住者の子供が怪我をしたことや、不審人物が同地域内で散見され、学校側も注意喚起をしていることから、居住者に防犯対策の強化を強く求められたのが今回お問い合わせをいただいたきっかけとのことです。
マンションの共用部の中でも今回重点的に防犯対策の強化を実施するのは「エントランス&宅配ボックス」、「マンション周辺の芝生」、「共用廊下&階段」となります。また、専有使用権がついた共用部としては「駐車場&駐輪場」にも防犯カメラの設置が決まりました。
マンション内で事故が発生しやすい場所
賃貸マンションの中でも今回のように小さな子供を持つファミリー層が多く入居している物件では、廊下&階段、スロープ、エントランスホールにおいて、取り分け事故発生の確率が高い傾向にあります。子供同士が遊んでいる最中に滑って転倒するケースが多く、またバリアフリー化されていないマンションでは高齢者による転倒事故も少なくありません。
不審者を考慮した防犯対策が賃貸マンションには必要
賃貸マンションは入居者同士の関係が希薄で、また入れ替わりも早いため、「隣に誰が住んでいるか分からない」ことも昨今は普通です。マンションの外から不審者が侵入するケースはもちろん考えられますが、入居者の中に不審人物が存在する可能性も否定できません。
そのため、賃貸マンションで防犯カメラを導入するときは、あらゆる犯罪リスクの可能性を考慮して設置場所を決める必要があることを覚えておいてください。
賃貸マンションの共用部に不審者・事故警報システムを導入するポイント
今回のように賃貸マンションに不審者・事故防止のための防犯カメラを設置する際は、以下の点に注意を払う必要があります。
- 防犯カメラ設置後は居住者に設置目的を説明する
- 防犯カメラ傍に「防犯カメラ作動中」のステッカーを貼る
- 出入口にはすべて設置する
- 昼夜ともに不審者の顔や事故の様子が鮮明に録画できる高性能のカメラを選ぶ
- 無暗に録画映像を閲覧しない&セキュリティ管理を怠らない
賃貸マンションの共用部のすべてに隈なく防犯カメラを設置すると、不快感を持つ居住者も出てきます。そのため、不審者の侵入経路を理解した上で、適切な場所に防犯カメラを設置することで、設置台数を最小限に抑えることができ、導入費用も少なく済みます。
警報システムの導入について
警報システムに関しては、防犯カメラのAI検知を活用し、映像内の指定箇所に人間が触れると、ただちに指定のデジタルデバイスやモニターにアラーム通知が行くシステムを構築します。人を検知する機能はAIや赤外線で可能となりますが、防犯カメラの機種によって精度が大きく異なるため、数多くの防犯カメラメーカーを取り扱っている販売店に相談するのがおすすめです。
デジタルデバイスはパソコン・タブレット・スマホを利用することができます。いずれもログイン情報さえ知っていればどこからでも24時間リアルタイムで映像の閲覧ができます。そのため、防犯カメラの映像が外部に漏れないようにセキュリティ管理は怠らないようにしてください。
賃貸マンションの共用部に不審者・事故警報システムを導入した後の感想
今回選定した防犯カメラはインターネットに接続して映像をデジタル端末に転送するネットワークカメラのため、マンション内にネット構築のための工事が必要でした。ただし、大がかりな作業にはなりませんでしたし、費用もリース契約をすることで想像以上に抑えることができたと喜んでいただきました。
防犯カメラのトライアル時には、実際にAI検知の精度や映像の画質も確認いただき、カメラの品質の高さに驚かれている様子でした。
防犯カメラナビからひと言
賃貸マンションの防犯対策は地域の治安向上を目的としているため、場合によっては国・自治体が実施している補助金制度を利用できることもあります。
補助金制度を利用する場合は複雑な書類を一から準備しなければなりませんので、販売店の力を借りて二人三脚で交付までの道のりをサポートしてもらうのがおすすめです。
月々の想定コスト
月額14,000円
防犯カメラの導入は一括購入・リース契約・レンタルを選ぶことができます。どれも一長一短があるので、予算や運用方法を吟味した上で決めるようにしてください。
弊社「防犯カメラナビ」にお問い合わせいただくと、防犯設備士の有資格者が無料で現地調査、及び実機を用いたロケテスト(トライアル)をさせていただきます。まずはご相談ください。