工場の不審者・車上荒らし対策の外周警備システム導入事例
今回は工場の敷地内における不審者の侵入や車上荒らしへの対策として、防犯カメラを使った外周警備システムを導入しました。昨今は凶悪な組織犯罪も増えているので、全国の工場に求められる警備システムとなります。是非ここで紹介する導入事例を参考にしてみてください。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は工場の危機管理マネージャーから、「不審者の侵入」や「車上荒らし」対策のための防犯カメラ設置のご依頼をいただきました。
ご依頼いただいた工場では、以前より夜間に不審人物の侵入が散見されていました。今のところ目立った被害はありませんが、近隣の市では車両の窃盗やカーナビ等部品の盗難被害に遭った工場もあるため、ご依頼企業も懸念しているとのことでした。
また、現状は工場内部には防犯カメラを設置しているものの、工場の外周には防犯カメラがないため、不審者が敷地に侵入しても気づかないことも危惧していらっしゃいました。
車両の窃盗は組織犯罪が増加傾向
近年は半ぐれをはじめ、組織犯罪が増加傾向にあります。数多くの車両が駐車されており、比較的防犯意識が緩い工場が狙われています。犯罪組織に狙われると、一夜ですべての車両の部品の破壊・盗難被害に遭うほか、場合によっては車両ごと盗まれてしまうケースもあります。盗んだ車両は解体されてパーツとして転売されるか、海外に不正輸出されてしまい、いずれも犯人を逮捕しても車両は戻ってこないことが多いです。
そのため、重要となるのは「いかに不審者を敷地に侵入させないか」となり、その外周警備を実現するために、防犯カメラの設置は非常に大きな役割を果たしてくれます。
工場に外周警備システムを導入するポイント
工場に外周警備システムを導入する際は、一般的に「警備員に委託する」か「自社で防犯カメラを設置する」かのいずれかを選択することになりますが、小規模事業者や中小企業にとって警備会社へのセキュリティ委託は費用が重荷になってしまいがちですし、警備会社は警報アラームが作動すると、25分以内に駆け付けなければならいルールがあるため、あまり請け負いたがりません。
外周警備システムを自社で構築する際は、防犯カメラの選定が重要なポイントとなります。録画機能だけの旧型カメラを選んでしまうと、赤外線検知やAI検知、光と音声警報装置、集音マイクなどを別途購入して設置しなければならなく、費用が余計にかさんでしまいがちです。
最新の防犯カメラの中には上記の機能をデフォルトで搭載した機種もありますので、外周警備システムを検討する際は、専門家の調査のもと、監視範囲や導入するセキュリティ機器を提案してもらうのがおすすめです。
工場に外周警備システムを導入したあとの感想
今回導入した外周警備システムは、以下の機能を搭載した防犯カメラとなります。
- 白色LEDライト
- 音声通話
- 高画質撮影
- 夜間カラー撮影
- AI検知
不審者が工場の敷地内に足を踏み入れたと同時に自動検知が作動し、LEDライトと音声にて相手を撃退します。また、不審者の出没は夜間が主となるので、顔をしっかりと識別できるよう、夜間撮影が可能な高度な赤外線技術を搭載した機種を選定しました。
最新の防犯カメラとなるので、本体価格はいくらか割高な印象を受けますが、別途大がかりなセキュリティ機器を設置する手間と費用を考えると、コスパは非常に高いと言えます。
防犯カメラナビからひと言
今回のご依頼企業のように、施設内部には防犯カメラを設置しているが、敷地内や外周には設置していないという工場は非常に多くあります。しかし、上記でも説明したように、一度犯罪者に侵入されてしまうと多大な被害を受けてしまい、仮に犯人が逮捕されても損失は戻ってこないケースが多いです。
そのため、防犯カメラを設置する場合は、「犯行を未然に防げる外周警備システム」を構築する必要があり、侵入者を威嚇・撃退する機能を搭載したカメラを選ばなければなりません。
弊社防犯カメラナビでは、お問い合わせをいただいたのち、防犯設備士の有資格者が工場現地にお伺いし、無料で現地調査、及びトライアルテストをさせていただきます。トライアルでは実機を用いて実際に導入を想定しているカメラの映像を確認していただいたり、ご担当者に操作していただくことが可能です。
月々の想定コスト
月額15,000円
防犯カメラの導入にはリース契約を利用いただくことができます。本体価格・配線工事・取り付け設置費用などがかさんで予算を超えてしまう場合は、償却期間5~7年でリースを組むことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。