金属加工製造工場向け屋外高画質赤外線カメラの導入事例
金属加工の製造工場では近年金属素材の盗難被害が全国で散見されます。ここでは屋外向け夜間に重きを置いた高画質赤外線カメラの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は金属加工を主業務とする製造工場の社長からお問い合わせいただきました。ものづくり大国の日本では、従業員数名の零細企業を含め、全国に数多くの金属加工工場が存在します。今回ご依頼いただいた金属加工工場のある同市では、昨今金属素材を狙う窃盗集団が報告されており、近隣市を含んだ製造業者に対して注意喚起がされていました。
ただし、製造業の多くは従業員数名で商売しているため、夜間警備を配置する予算がありません。そのため、防犯カメラを活用し、予算を最小限に抑え、防犯対策を構築できないかというご相談が今回のポイントとなります。
金属素材は近年窃盗集団のターゲットにされている
金属加工工場では銅やアルミ、ステンレスといった金属素材を大量に保管していますが、小規模事業者の中には、これらの資産を守る防犯対策が不十分な工場も見受けられます。新型コロナ以降、あらゆる金属素材の仕入れ価格が高騰し、“素材インフレ”による調達難が続いています。
一方で窃盗犯からすると高額で転売が可能となるため、近年は小規模の金属加工工場を狙った窃盗集団も出現しています。場合によっては一夜で数百キロの金属素材が盗難に遭うケースもあり、自営業者であれば事業継続が困難となることも想定されるため、不審者を敷地内に侵入させない防犯対策の構築が強く求められます。
金属加工製造工場に屋外高画質赤外線カメラを導入するポイント
金属加工工場に窃盗目的で侵入する不審者は、主に深夜の時間帯に出没します。日中は従業員や社長の退社時間を下見している可能性があるため、工場外周の不審な車の検知も重要なポイントです。
防犯カメラは夜間でもカラー撮影できる最新の赤外線カメラと、侵入者を検知後に自動追尾するカメラを採用しました。さらに赤外線ビームセンサーを自動追尾カメラと連動させることで、音・光・音声で侵入者を威嚇・撃退できるよう設定しました。また、200万画素の高画質カメラのため、遠く離れた映像も鮮明にモニターに映すことができます。
工場の出入口傍に設置した防犯カメラは音声搭載型で、日中は「お疲れさまでした」など従業員をそれとなくモニタリングすることで内部不正の抑止が期待でき、一方で夜間は「不審者を検知しました」、「防犯カメラ作動開始。これより警察に通報します」と侵入者に対して威嚇する音声を登録しました。
金属加工製造工場に屋外高画質赤外線カメラを導入した後の感想
今回ご依頼いただいた金属加工工場は郊外の多少山奥に入ったところにあるため、野犬などの誤検知が懸念されました。しかし、弊社取り扱い防犯カメラには、「人間・車両・動物」を区別して検知設定できる機種があるため、こちらを採用することで誤検知を解決することができました。
防犯カメラを設置する際は、弊社担当者が現地調査をしたのち、最適な防犯機器及び機種を提案したため、「松竹梅の見積もりを貰って、こちらで選ぶことができたのが良かった」、「数多くのメーカーを取り扱っているので、特定メーカーを押し付けられなかったのが契約の決め手になった」とお客様から高い評価をいただきました。
防犯カメラナビからひと言
金属素材の価格は2024年以降も高止まりが予想されています。そのため、今後も金属を狙う窃盗犯は活動範囲を広げることが想定され、全国の製造工場は最新の犯罪に対応できる防犯強化が必要です。
防犯カメラナビでは、これまで数多くの製造工場への導入実績があるため、最小限の予算でレベルの高い防犯対策の構築を実現できます。
防犯対策の設置前に実機を用いたロケテストが必要不可欠
セキュリティ機器は近年国内外合わせて数多くのメーカーから発売されています。しかし、設置する環境や予算、活用目的によって機種・機能の選定方法は大きく異なるため、依頼する企業は設置する前段階で実機を用いたロケテストを行い、実際の操作感や映像の画質を確認することが必要不可欠です。
しかしながら、「ロケテストは契約後」という販売店も少なくありません。そのため、依頼者は販売店をよく吟味し、本当に自社の立場になって提案してくれる業者を探す必要があります。
月々の想定コスト
月額10,000円
防犯機器の導入は配線工事等あるため、企業によっては当初の予想を超える予算が必要となるケースもあります。実際に金属加工工場のお客様のほとんどはリース契約を選択されています。リース契約は月々の支払いとなるため、初期費用を大幅に節約できるメリットがあります。
その他にも一括購入・レンタルなど複数の導入方法を提案できるので、まずはお気軽にお問い合わせください。