卸売市場向けフルハイビジョン24時間常時録画カメラの導入事例
卸売市場は近年一般人も観光ついでに立ち寄れるところが多く、そのためか在庫の盗難や器物破損が目立つようになりました。
そこで、今回は高画質24時間録画カメラの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は卸売市場の管理組合役員の方からご連絡をいただきました。当卸売市場は青果生鮮市場となりますが、国内外の観光客も多く、観光スポットとしてガイドブックにも紹介されています。
そのせいか、近年は組合加盟の店主から「在庫が合わないことが多い」、「万引きされていると思う」、「器物破損が目立つ」といった不満の声が多く上がっており、このままでは閉鎖的になってしまうと危機感を抱き、この度組合の役員の方から弊社にご相談をいただきました。
防犯対策による健全な運営で加盟店の売上アップに導く
近年は全国の卸売市場をめぐる情勢は決して良いものではなく、多くの場内業者が経常損失を出しています。そのため、在庫の適正化や万引き防止、観光誘致を率先し、治安の良い卸売市場の運営に成功することで、場内に昔の活気を取り戻すことが期待できます。
単なる万引きではなく組織的な窃盗が全国で多発
一昔前は高価な魚介が何匹か盗まれたり、段ボールで1~2箱持ち去られるくらいで済みましたが、昨今は組織的な犯行が目立ち、一度の盗難でパレットごと十数個まとめて被害に遭う市場が全国で続出しています。無論何度も続くようであれば経営にも支障をきたしますし、業者が卸売市場の運営に対しても不信感を募らせます。また、組織犯は一度窃盗を成功すると、別の店にて犯行を繰り返す傾向にあるため、運営側が防犯対策を強化することが犯罪抑止の上で最重要となります。
卸売市場向け高画質24時間常時録画カメラを導入するポイント
今回は卸売市場に盗難や器物破損防止のための防犯対策を構築しました。防犯カメラは場内と出入口に設置し、なるべく広く見渡すことができるよう、画角の広い機種を採用しました。また、犯人の犯行の様子や人相をしっかりと記録できるように200万画素の高画質カメラを選定したのもポイントの1つです。
また、防犯カメラは24時間常時録画をするため、高い圧縮率を維持しつつ映像の劣化を最小限に抑える高いスペックであることも機種選択の条件です。場内のフロア面積が大きいため、配線工事は比較的大規模となりましたが、トラブルなく事務所にフルHD対応のモニターとレコーダーを設置できました。
卸売市場で防犯カメラを設置するときは販売店の吟味が重要
卸売市場は空調管理のため天井が高い位置にあります。防犯カメラを設置するときは高所になるケースが多く、一度設置すると簡単に場所や向きを変えることはできません。そのため、卸売市場への導入実績が少ない販売店に依頼してしまうと、配線・取付工事費用が高くつくことがよくあります。実際の工事費用は現地調査をしなければ分かりませんので、「現地調査やロケテストは契約後」という販売店に依頼するのは極力避けるのがおすすめです。
卸売市場向け高画質24時間常時録画カメラを導入した後の感想
今回は十数台規模の大がかりな防犯機器の導入事例となりました。予算は管理組合で捻出しましたが、同市が実施している補助金も活用できたため、組合の実質な支出は合計金額の約3分1で済んだことも着目すべき点です。補助金を活用するにあたっては、まずは自治体の窓口に相談し、申請を受け付けている制度があれば、速やかに必要書類を集めて申請に進みます。
ただし、申請書類は複雑多岐にわたるため、補助金申請に慣れていない人がすべての書類を滞りなく用意するのは困難です。弊社にご依頼いただければ、補助金の申請から交付まで最大限お手伝いさせていただきます。
防犯カメラナビからひと言
卸売市場のような広範囲に防犯カメラを設置する際は、事前の現地調査が必要不可欠です。誤った場所に設置してしまうと、導入台数が不必要に増えてしまったり、事件や事故が起きても防犯カメラの映像に映っていない、といったトラブルが頻繁に発生します。
弊社「防犯カメラナビ」では、警察庁所管の“防犯設備士”の有資格者が現地調査からロケテスト、機種の提案まで一貫して担当させていただきます。また、実際の取付・配線工事に関しても弊社提携の業者が行うため品質保証が可能です。
企業によっては防犯カメラの購入先と配線工事業者を分けて依頼するところもありますが、何か不具合が発生したときの責任の所在が曖昧なほか、防犯カメラの配線工事の実績が豊富な業者はそれほど多くありません。
月々の想定コスト
月額16,000円
申請できる補助金がない場合はリース契約も検討できます。弊社では複数のリース会社と提携しているため、管理組合が与信に通りやすく、良心的な料率のところを紹介させていただきます。