工場内部における赤外線AI検知システムの導入事例
今回は工場からお問い合わせをいただき、工場内部に人を検知できる高度なAIが搭載されている防犯カメラシステムの導入事例を紹介します。従業員の監視や不審者の侵入対策に最適です。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は従業員の管理に赤外線検知機能を搭載した防犯カメラを検討している工場からお問い合わせをいただきました。工場の出入口に防犯カメラを設置して、従業員の出退勤を把握し、また夜には不審者の侵入対策も講じたいという要望がございました。
また、工場内は大型の工作機械が多数あるため死角が多く、従業員の不正や居残りも防犯カメラで監視したいというモニタリングの希望もお伝えいただきました。
工場内部の防犯カメラ設置は多様な用途がある
防犯カメラは通常不審者の侵入対策や事件・事故の証拠撮影のために活用されますが、工場においてはそれ以外にも以下のような運用メリットがあります。
- 工場内で従業員を探すときに防犯カメラを活用
- 従業員の動向・業務内容をチェック
- 報告書・資料の作成に使う画像素材として
- 従業員に適度なプレッシャーを与えるため
製造工場では防犯カメラを設置するだけでも従業員の集中力を高める効果があります。慣れてくると業務が疎かになりやすいため、常に技術者の傍で監視できない場合は、防犯カメラが非常に有効な解決策となります。
工場に赤外線AI検知システムを導入するポイント
工場に赤外線AI検知システムを導入するにあたり、重要となるのが、「防犯カメラの設置場所」です。カメラをどこに設置するかは活用方法によって大きく異なります。今回は従業員の出退勤管理と不審者の侵入対策が主な運用目的となるので、設置場所は工場内のあらゆる出入口・侵入経路となります。
赤外線AI検知は近年飛躍した防犯カメラ技術の一つとなりますが、まだメーカーや機種によって大きな品質の差があるのが現状です。単に安いものを選んだり、安心という理由だけで日系メーカーを選んでしまうと、誤検知が多く使い物にならない可能性もあります。
侵入者対策は夜間撮影技術が大切
また、不審者の侵入対策として運用するのであれば、夜間撮影・赤外線技術もしっかりとしたものを選ばなければなりません。弊社が提案した防犯カメラは夜間でもカラー撮影ができる最新機種で、AIが不審者を検知すると、「警察に通報します」、「防犯カメラ作動中です」などと自動音声が流れる仕組みを構築しました。
この音声機能は侵入者対策以外でも活用事例が多く、出入口に設置することで従業員に向けて「おはようございます」、「今日も一日お疲れ様でした」と挨拶することも可能です。
工場に赤外線AI検知システムを導入した後の感想
今回は幾つかの機種を試した結果、最新の赤外線AI検知システム(音声付き)のカメラを導入する運びとなりました。また、実際に防犯カメラのトライアルをしていただいた際、映像の鮮明さや音声機能に驚いていただき、技術者の業務管理にも使いたいと仰っていただきました。
最新機種はネットワークカメラとなるのでネット環境が工場に必要でしたが、もともとネットは通じていたため、配線工事もスムーズに済ませることができ、1日で工事から取り付けまで終えることができたことにも評価いただきました。
防犯カメラナビからひと言
防犯カメラの技術は日進月歩で、5年10年前のカメラはすでに機能が陳腐化している傾向にあります。日系メーカーはマイナーチェンジが多く、現代の犯罪に対応した最新の機能が搭載されていないことも多いので、日系に拘らず世界中の防犯機器メーカーから用途に応じて最適な機種を選ぶのがおすすめです。
弊社にお問い合わせいただくと、契約前に現地調査とトライアルを無料で行うことができます。防犯設備士の有資格者が実際に工場にお伺いし、現地調査をしたのち最適な機種を提案させていただきます。トライアルでは実機を用いて実際に防犯カメラの映像の確認と操作をしていただきます。
他社によっては現地調査やトライアルは契約を交わした後という業者もありますので、本当に自社にとってメリットのある業者はどこなのかもよく検討が必要です。
月々の想定コスト
月額12,000円
初期導入費用を抑えたい場合は一括購入ではなくリース契約がおすすめです。リース契約であれば月額支払いとなりますし、毎月の費用は損金処理できるメリットがあります。また、今後追加で導入したい場合もリースが可能なので、減価償却期間が5~7年と少々長いこと以外にデメリットは基本的にありません。
弊社にお問い合わせいただければ、予算も含めて詳しくご案内できるので、まずはお気軽にご相談ください。