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コインパーキングは防犯・監視カメラ必須!設置導入のメリットと注意点

コインパーキングの運営会社・個人オーナーは駐車場に防犯・監視カメラを設置していますか?昨今は車上荒らしも多いので、防犯対策は必須です。何も対策をしていないと、場合によっては必要な対策を怠ったとして賠償請求される可能性もあります。そこで、ここでは防犯カメラの導入にあたって機種の選定方法や設置のポイント・注意点を解説します。

企業だけじゃない。個人のコインパーキング運営が増加中

企業だけじゃない。個人のコインパーキング運営が増加中

個人で不労所得を得ようと考えた場合、最も多いのは「アパート賃貸経営」です。土地付きでアパートを購入して入居者から賃貸収入を得るものです。しかし、アパート経営にあたっては不動産の法令知識と数千万円単位で資金が必要なことから、何かとリスクが高いのが欠点です。

一方で、コインパーキングは小さな土地を活用できますし、建物を建てる必要はなく、高額経費は精算機とフラップ板、必要に応じて通信回線や看板程度ではじめられるので、小規模運営にとても向いています。仮に失敗しても損害が少ないのもメリットの一つで、近年は会社が経営するだけではなく個人オーナーが非常に増えています。

コインパーキングのトラブル:リスクもある。「当て逃げ」や「車上荒らし」なども

コインパーキングのリスクもある。「当て逃げ」や「車上荒らし」なども

一方でコインパーキングの運営は一定のリスクもあります。よくあるトラブルを知らずに運営をはじめてしまうと、「なぜかうちのコインパーキングに車や自転車を止めてくれる人がいない」、「どうもお金が盗まれている気がする」といったリスクを抱えてしまうことになります。

まずはトラブル内容を把握し、それに対する解決策を事前に実施しておくことがコインパーキングの成功の道と言えるでしょう。

コインパーキングの定番トラブル「当て逃げ」

コインパーキングでは「当て逃げ」被害が全国で多発しています。コインパーキングの多くは面積が狭いので、他人の車にこすってしまうケースがよくあります。その場で名乗り出てくれればいいのですが、人によってはそのまま逃げだしてしまうこともあります。

当て逃げは当事者同士の解決が原則となりますが、当てられた方は泣き寝入りするほかないのが現状のため、コインパーキングの運営会社やオーナーに賠償を訴えるケースもあります。

最悪常習化することも。多発する「車上荒らし」

コインパーキングを主に狙った車上荒らしの犯罪者も実は存在します。人の気配が少ないコインパーキングを狙い、短時間で犯行を済ませるので、近隣住民も気づくことは困難です。

また、一度狙って成功した場合は、期間を置かずして再び犯行が繰り返されることも多いです。警察沙汰になったコインパーキングは普段使っている利用者も逃げてしまうので、日ごろから車上荒らしに狙われない防犯対策が必要となります。

「若者のたむろ」の放置もコインパーキングが失敗する理由

コインパーキングはある程度面積があることから若者や暴走族のたまり場にもなってしまいます。車のボンネットに乗っかったり、悪戯でパンクさせたりサイドミラーを壊したりするケースも散見されます。彼らは集団で行動するため罪の意識が低く、こちらも常習化してしまう要因です。

防犯カメラでコインパーキングの駐車場の管理を

防犯カメラで駐車場の管理を

コインパーキングの様子は自宅やオフィスから24時間監視できるシステム構築が必要となります。上記で挙げた以外にもフラップ板を作動させていない車や精算機を破損させる輩などもいますが、防犯カメラに映すことができれば現行犯で捕まえることも可能です。

ネットワークカメラならリアルタイムの画像をあらゆるデジタルデバイスに転送

防犯カメラは同軸カメラとネットワークカメラの2種がありますが、現在の主流は後者となります。ネットワークはインターネットに接続する必要がありますが、スマホやパソコンといったデジタルデバイスに転送して、24時間いつでも映像を確認できます。

車上荒らしや精算機の破壊行為は深夜に行われることが普通のため、自宅に帰ったあとでも自動検知システムを活用することにより、車両や人間を検知してアラームでスマホに通知してくれます。

コインパーキングでコスパの高い防犯対策・監視カメラの設置方法

コインパーキングでコスパの高い防犯対策・監視カメラの設置方法

とはいえコインパーキングは少ない資金から投資できるのが魅力であって、あまりに高価な防犯対策や監視カメラシステムを構築するとコスパが悪くオーバースペック気味になります。

そのため、コインパーキングに防犯対策を導入するときは、以下のポイントを守るといいでしょう。

1.複数の防犯対策を防犯カメラに集約する

コインパーキングで定番の防犯対策は警報アラームや赤外線検知システムとなりますが、これらはいずれも防犯カメラ1台に搭載できます。近年の最新防犯カメラであれば、複数の防犯対策機能を搭載しており、取り分け赤外線の検知システムは非常に優秀です。ネットワークカメラを使えば大がかりな通信システムの構築も不要です。

防犯カメラの台数を最小限に抑えるポイント

防犯カメラは1台8~15万円前後しますし、専門家の監修のもとで適切な場所に取り付けしなければなりません。場合によっては取り付け工事費用と設置工事費用が掛かってきますので、できるだけ防犯カメラの導入台数は抑えたいところです。

防犯カメラの主な目的は証拠を確保することではなく、「犯罪抑止効果」となります。犯行を企てようとしている人間が防犯カメラによる監視体制を確認し、「ここのコインパーキングで犯行に及ぶと逮捕されるリスクが高い」と思わせることが非常に重要となります。

そのため、防犯カメラの存在感を高める位置に設置するとともに、全体を画角に収めることができ、また、車両のナンバープレートも見えることが望ましいです。1台の設置ではどうしても死角ができてしまいますので、死角をカバーするために2台で駐車場を網羅するのもいいでしょう。

防犯カメラ1台ですべてを賄おうとは考えず、必要設置台数は必ず専門家に現地調査に来てもらった上で提案してもらってください。

コインパーキングの防犯カメラの保存期間はどのくらい?

コインパーキングの防犯カメラの保存期間はどのくらい?

コインパーキングが防犯カメラを設置する場合、保存期間はおよそ1か月が目安となります。車上荒らしや当て逃げの被害者がコインパーキングの運営元に訴え出るまでは数日間あり、さらに防犯カメラの映像確認や開示の有無に関しても数日用意します。

そのため、できれば1ヵ月ほどは映像を保存しておきたいところです。コインパーキングの駐車場はそれほど面積が大きくありませんし、人の動きも少ないため、それほど容量を食うことがありません。フレームレートをかなり下げても見ることができるので、容量の問題はそれほど気になりません。

一方で個人オーナーが多機能に富んだ防犯カメラを設置する場合は、日ごろから使って操作に慣れておくといいでしょう。実際に事件や事故があってから「指定の日付けの映像を見るにはどうすればいいんだっけ?」、「あれっ、なぜか映像が録画されていない」といった場合は、必要な防犯対策を怠ったとして被害者から訴えられる可能性もあります。

まとめ:コインパーキングは監視カメラを中心とした防犯対策を敷こう

今回はコインパーキングにおける犯罪リスクと防犯・監視カメラの設置に関するポイントを解説しました。防犯カメラは精密機器である上、設置に関しては犯罪心理や防犯対策の深い理解と知識が必要です。販売店には「防犯設備士」の有資格者が在籍しているので、是非一度相談してみてください。

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