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常時録画の屋外防犯カメラの選び方や注意点を解説~企業必見

昨今はスマホやWi-Fi対応の屋外防犯カメラも増えてきましたが、機種の選別の目安に「常時録画」機能の有無を検討してみるのも有効です。しかし、常時録画機能の防犯カメラを選ぶ際はいくつかの注意点があります。そこで、ここでは屋外防犯カメラにおける常時録画の選び方をご紹介します。

屋外防犯カメラの常時録画機能とは?

屋外防犯カメラの常時録画機能とは?

屋外で防犯カメラを設置した後は、録画方法を選択する必要があります。録画モードは通常「常時録画」、「動体検知」、「人感センサー」などが機能として搭載されています。動体検知は動く物体を検知すると自動で録画モードに切り替わり、それ以外は止まっています。人感センサーは赤外線ライトを照射して、それに触れたり物体の温度差の発生を検知して録画モードに移行します。

一方で常時録画は24時間常に録画するタイプとなります。ただし、録画の時間帯は自社で自由に選択することができるので、24時間常時録画をすることもできれば、従業員が不在となる19時から朝の8時まで録画する、といったことも可能です。

屋外防犯カメラの常時録画をする際の注意点と懸念点

屋外防犯カメラの常時録画をする際の注意点と懸念点

屋外防犯カメラで常時録画の機能を使う場合、いくつかの注意事項があります。これから危機管理対策の一環として自社に屋外防犯カメラの設置を検討している企業は、機種を選定する際の材料として覚えておいてください。

屋外防犯カメラの常時録画は「防水・防塵」レベルの高い機種を選ぶ

常時録画機能は一般的な屋外防犯カメラのほとんどの機種に搭載されています。しかし、ご存じの通り防犯カメラは精密機械となります。その防犯カメラを24時間作動させておく場合は、防犯カメラ本体の高い堅牢度が要求されます。また、水や塵、砂埃などが内部に入り込んで故障する可能性も十分考えられるため、常時録画を屋外防犯カメラに要求する場合は、高いレベルの防水・防塵を備えた機種を選ぶのが肝要となります。

屋外カメラの常時録画では「データの保存方法」で機種を選ぶのも大切

常時録画の屋外防犯カメラの機種を選ぶ際、「データの保存方法」も重要な選び方の1つとなります。屋外防犯カメラにおけるデータの保存方法は「HDD・SSD・SDカード・クラウド」が代表として挙げられます。パソコンを常時使っている人ならば理解が早いかと思いますが、HDDとSDカードは破損する可能性が高く、常時録画を目的とした防犯カメラのデータ保存方法には不向きです。

SDカードはしっかりとメンテナンスができれば使えるのですが、防犯カメラの設置場所によっては容易に取り換えたりができないこともあるので、その場合はSSDもしくはクラウド保存がおすすめです。

ただし、SSDはHDDと比べて保存容量が少なく、1TB以上のものは高額となります。またクラウドは月額費用が発生するのと、常時録画をする場合はデータ容量が肥大化するため、通信費や月額料金も高くなる傾向にあります。

録画映像のデータを「圧縮」できる屋外防犯カメラを選ぶ

ただし、数百ギガやテラバイトの容量をもってしても、常時録画する場合はどうしても容量不足に陥ってしまいます。そのため、録画映像を圧縮して容量を抑えてSSDやクラウドにデータを保存することができる防犯カメラを選ぶと、ランニングコストの軽減に繋がります。

屋外防犯カメラは何時間常時録画可能?

屋外防犯カメラは何時間常時録画可能?

屋外防犯カメラの常時録画ができる時間は、保存媒体の容量と圧縮率・圧縮方式、画質・フレームレートに依存します。いくつかの要因や条件によって常時録画時間は計算されるため、防犯カメラの導入環境や使用条件によって大きく異なることは覚えておいてください。

例えば2TBの容量で屋外防犯カメラの常時録画をすると、通常の保存様式であれば一週間程度でいっぱいになってしまいます。しかし、画質を落としたり圧縮をすることによって、2か月以上保存することも可能になります。

フレームレートはどのくらいがおすすめ?

動画が1秒間に構成される画像の数をフレームレートと呼びます。テレビでは通常は30fps、ゲームでは30~90fpsとなりますが、屋外防犯カメラで侵入者対策のために設置するのであれば、30fpsが望ましいとされています。静止している画像が主な場合は3~5fpsでも構わないのですが、人の動きがある動体の場合は30fps程度が高い証拠能力を持つ動画を録画することができます。

SDカードに保存できる容量と常時録画時間はどのくらい?

一方で保存データ媒体にSDカードを採用している屋外防犯カメラを導入した場合、常時録画時間はどのくらいとなるのでしょうか。まず、SDカードにはSDカード・SDHCカード・SDXCカードの3種類あり、最新のSDXCカードでは2TBの容量のものが発売されています。ただし、SDカードは劣化も早く、寿命は約2年とされています。なお書き換え回数は1万回以上が通常となるので、防犯カメラの使用にあたって問題はありません。

24時間常時録画するメリットやおすすめの業界

24時間常時録画するメリットやおすすめの業界

では、24時間の常時録画は本当に必要なのでしょうか。24時間常時録画のメリットは、「撮り逃しがない」ことです。動体検知は年々技術進歩がうかがえますが、それでも誤設定によりシステムが作動をしないトラブルがいまだにあります。人感センサーは赤外線で人と周りの温度差を検知することで録画モードに移行しますが、タイムラグが多少発生するのと、夏場などで外の気温が高いときはセンサーが作動しないこともあります。

24時間常時録画は、そのような誤検知や不具合の心配がないため、確実に犯人を捕らえることができます。
そのため、24時間人の往来がある総合病院や救急病棟の敷地内、商店街、イベントといった業界で重宝します。

屋外防犯カメラの常時録画機能に日本製やメーカーの違いの有無

屋外防犯カメラの常時録画機能に日本製やメーカーの違いの有無

常時録画機能の屋外防犯カメラは多数のメーカーから発売されていますが、企業の中には「やっぱり品質面で日本製にしようかな」、「メーカーによって防犯カメラの質の違いってあるの?」と考える担当者も多いです。

しかし、実際のところ防犯カメラにおいて、日本製と外国製の違いはほとんどないと言っていいでしょう。もともと防犯カメラ技術の先進国は犯罪の多発する中国や半導体技術国の台湾となります。日本製のメーカーも実は自社技術ではなく、中国や台湾のODMが多いので、国によるクオリティの違いはないということができるでしょう。

https://bouhancamera-navi.com/solarcamera-bouhan-madeinjapan/

スマホ対応の常時録画機能はある?最新防犯カメラ事情

スマホ対応の常時録画機能はある?最新防犯カメラ事情

近年の防犯カメラはインターネット回線を利用したIPカメラが主流となっており、常時録画機能を持つ防犯カメラの多くがネットによるデータ通信を可能としています。日本でも近年は防犯カメラの中にスマホに対応した機種も増えはじめ、スマホで防犯カメラを遠隔操作したり、録画映像を確認することができるようになりました。

IPカメラはWi-Fiか3G/4Gのデータ通信システムを使いますので、場合によってはワイヤレスも可能です。Wi-Fiが飛ばないところではSIMカードを搭載した3G/4G対応の防犯カメラを選ぶこともできますし、近年はソーラーカメラも企業の選択肢に入るようになりました。ソーラーカメラであれば太陽光パネルで電源を自給することができるので、工事不要の完全ワイヤレスも可能です。

https://bouhancamera-navi.com/solar-camera-outside/

屋外防犯カメラの常時録画。機種の選定には注意しよう

屋外防犯カメラの常時録画。機種の選定には注意しよう

今回は屋外防犯カメラの常時録画機能に関してご紹介しました。常時録画機能は24時間撮影が可能のため、「犯行時刻に防犯カメラが作動していなかった」、「赤外線センサーを導入していたけど、なぜか検知しなかった」というトラブルを防ぎます。その一方で保存媒体が破損して録画データを残せていなかったり、容量がいっぱいで過去の映像が自動的に上書きされていた、といった問題もあります。

そのため、企業が常時録画の屋外防犯カメラを導入する際は、専門家に立ち会ってもらい、自社やその業界にあった最善の機種を提案してもらうといいでしょう。

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