工場倉庫への嫌がらせやイタズラの放置は重大なリスクに!解決方法を紹介
近年工場倉庫では従業員同士のイタズラやいじめ、外部犯による嫌がらせが目立っています。いずれにしても会社側が大きな損失を被ることになりますので、なるべく早く防犯対策を講じて、事件を未然に防ぎたいところです。
そこで、ここでは工場倉庫で発生する嫌がらせやイタズラといったリスクの事例と、防犯対策による解決方法をご紹介します。
工場倉庫における社内の嫌がらせの事例
工場倉庫では、昨今従業員間におけるパワハラやセクハラ、いじめなど「嫌がらせ」が横行しています。ここ数年で外国人技能実習生も増えてきておりますが、日本語が下手だという理由で日常的に暴行されている事件も過去にありました。
工場倉庫業は肉体労働者が多く、ブルーカラーにありがちの暴力を伴う嫌がらせやいじめは、現代においてもなくなることはありません。
管理者の作業員に対する嫌がらせ
工場倉庫の現場では、同僚同士だけではなく、管理者が作業員に対して、「必要以上の業務を押し付ける」、「無償の残業を強要する」、「無視する」といった嫌がらせの事例も報告されています。
工場倉庫では、一度管理者に嫌われてしまうと、従業員全員から同様の嫌がらせを受けることがしばしばあり、被害者が然るべき部署に訴えない限り、会社側も気づくことができません。被害者が弁護士や労働局、労基などに訴え出た場合、ケースによってはマスメディアに取り上げられ、釈明を要求されることもあります。そのため、会社本部としては、従業員の勤務状況を日ごろからしっかりと把握し、嫌がらせやいじめの早期発見、及び早急な解決が大きな課題となります。
工場倉庫における外部犯のイタズラの事例
一方で工場倉庫で昨今多発しているのが、外部犯におけるイタズラです。犯人は愉快犯やプロの窃盗犯、地元の不良、自社に私怨を持つ元従業員と多様となるため、推測で犯人に当たりをつけるのは困難となります。
工場倉庫の駐車場にて発生。車両への嫌がらせ
昨今頻繁に報告されている事例が、工場倉庫の駐車場やヤードにとめてある車両への嫌がらせ、及びイタズラです。不良の集団が車両のボンネットに乗って遊んだり、石を投げつけて車体に傷をつけたり、ライトやワイパー、ドアミラーを破損させたりします。
また、さらに悪質なケースでは、タイヤをパンクさせる、ホイールを盗むといった被害もあります。防犯カメラが設置されていれば被害届を出すことができるので、工場倉庫の防犯カメラの設置状況を再度確認してみるといいでしょう。
工場倉庫の資材の盗難
工場の金属資材や倉庫の商品在庫の盗難も悪質な嫌がらせの1つです。金属資材は少量ずつ盗まれているうちは気づきにくいですし、商品在庫も小さなものは防犯カメラにも映りづらいので、仮に在庫チェックをして合わなくとも、ヒューマンエラーとして見過ごされがちです。
どちらも対策は必須ですが、工場の金属資材においては、新型コロナの影響で金属価格が高騰しており、盗難被害に遭うと工場側にとっては大きなダメージとなります。そのため、防犯カメラの設置だけではなく、「日ごろから在庫チェックを怠らない」、「そこら辺に放っておくのではなく、まとめて管理する」といったソフト面の危機管理強化も重要となります。
工場倉庫の私有地への不法侵入
工場や倉庫は警備員がいなければ、比較的簡単に出入りすることができます。防犯カメラを設置していたとしても、多くの現場は事後対策しか効果がなく、その場で侵入者を踏みとどまらせるような機能性のあるカメラを使っているところは多くありません。
不審者の侵入は嫌がらせやイタズラだけではなく、盗難や放火といった重大な事件を引き起こすこともあるので、いかに未然に侵入を防ぐかが、工場倉庫にとっての重要なリスクヘッジとなります。
工場倉庫で嫌がらせやイタズラを放置するリスク
上記でご紹介した嫌がらせやイタズラは、時間が解決することはなく、犯行を未然に防ぐか、犯人を逮捕するまでは永遠に続くリスクとなります。そのため、工場倉庫はこれらの事案を放置する理由はなく、嫌がらせが発覚する前に、早急に手を打つのが最善の策といえます。