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夜間録画の屋外防犯カメラはフルカラーがおすすめ。人気IPカメラも紹介

多くの企業では夜間の侵入者対策に屋外防犯カメラを用いていますが、従来の赤外線センサーでは証拠能力の低い白黒映像が主流でした。しかし、近年はカメラ技術も向上し、夜間でもフルカラーで撮影できる機種が増えてきました。そこで、ここでは屋外防犯カメラの夜間使用の注意点やおすすめIPカメラをご紹介します。

屋外防犯カメラの夜間の録画機能の種類

屋外防犯カメラの夜間の録画機能の種類

屋外防犯カメラの夜間における録画機能は、大きく3つに分けることができます。それぞれ「動体検知」、「赤外線センサー」、「常時録画」となります。いずれも一長一短があるため、夜間撮影におけるメリットとデメリットをよく理解して使い分けるようにしてください。

人が少ないところで高い効果「動体検知」機能

そもそも動画というのは、パラパラ漫画のようにたくさんの画像を繋ぎ合わせたものとなります。動体検知は静止画像に一定の変化が起きたときに録画を自動開始する仕組みとなります。そのため、屋外に防犯カメラを設置して動体検知を使う場合は、商店街や繁華街、国道沿いのような人や車通りが多い場所では効果がなく、常時録画と同じようにずっと録画機能が働いてしまいます。

動体検知を使う場合は、夜間人通りがない場所で使うのが推奨されます。会社の敷地内や駐車場、資材置き場、倉庫、工場周りなどで高い効果を期待することができます。

最新技術を搭載「赤外線センサー」機能

動体検知と比較すると、近年著しく技術が向上したのが赤外線センサーです。人の目には見えない赤外線を常時照射しており、その赤外線に引っかかった動体を検知することができます。赤外線センサーでは人や動物の体温に反応し、周りと温度差が発生したときに自動的に録画モードに切り替わります。

デメリットとしては、高温多湿の夏場だと人の体温と屋外の気温差が小さくなり、検知能力が低下することが懸念されています。しかし、近年は赤外線技術も向上しており、誤検知は限りなく0になりました。また、後述する夜間のフルカラー録画ができるのも、この赤外線センサーを使った機能となります。

注意点も多いが確実に映像保存「常時録画」

常時録画は所謂標準機能となり、「24時間ずっと録画」します。メリットとしては動体検知や赤外線センサーのような誤検知がないということ。また、常時録画といっても管理者がスケジュールを設定することも容易にできます。「毎週月曜~金曜の20時から朝6時まで」といった曜日・時間指定ができる機種も多くあります。

一方で録画時間が長くなるため、データ容量が圧迫されてしまうのがデメリットです。SDカードにしろクラウドにしろ、最長でも1~2か月程度が容量の限界となります。データ容量をオーバーすると、自動的に昔のものが上書きされるケースが通常となるため、以前の映像を確認したいときに「上書きされてデータが消えていた」といったトラブルもあるかもしれません。

https://bouhancamera-navi.com/continuous-recording/

夜間の屋外防犯カメラは白黒が一般的な理由

夜間の屋外防犯カメラは白黒が一般的な理由

赤外線センサーを利用した屋外防犯カメラの夜間撮影は、通常は白黒映像が一般的です。これは昔も今も変わらないのですが、なぜ白黒なのでしょうか。

暗闇に覆われた夜間の時間帯は、上述したように赤外線センサーが照射されますが、赤外線センサーには色がついていないため、白黒で濃淡をつけることになります。

また、屋外防犯カメラの夜間撮影は、下記2つの赤外線センサーの仕組みを用いて映像化します。

僅かな光があれば夜間撮影が可能「微光監視型」

僅かな光があれば、その光源を辿り、高感度で拾うことによって撮影が可能となります。光のない暗闇では使うことができませんが、昨今は屋外防犯カメラの本体にLED電球などを付けて光を照射できるタイプも増えてきており、大きな課題が解決されました。

完全な暗闇でも夜間撮影が可能「赤外線暗視型」

完全な暗闇での夜間撮影の場合は、「赤外線暗視型」カメラを用いることができます。まったく光がなくとも微量の赤外線を飛ばし、その反射を利用して白黒の濃淡をつけて映像化します。

昨今は最新の赤外線技術とレンズのイメージセンサー技術を駆使し、「微光監視型」と「赤外線暗視型」共にフルカラー映像が可能となっています。

夜間のカラー撮影が可能な屋外防犯カメラを選ぶ際の注意点

夜間のカラー撮影が可能な屋外防犯カメラを選ぶ際の注意点

夜間撮影に重点を置く屋外防犯カメラを選ぶ際は、昨今はカラー撮影が可能な機種が人気です。しかし、カラー撮影が可能な屋外防犯カメラは、機種によって大きく仕様スペックが異なるので注意が必要です。

赤外線照射距離に注意する

夜間の撮影はカラー・白黒問わず、赤外線の照射距離までしか映像にすることができません。室内向けや家庭用防犯カメラは照射距離が著しく短いため、屋外に設置することはできません。一方で屋外防犯カメラは15~30m程度の距離まで飛ばすことができます。ただし、実際にどこまで映すことができるのかはロケテストをしてみなければ分かりませんので、まずは販売店に相談してみるのがいいでしょう。

夜間のカラー撮影の場合は、画質を確認する

夜間のカラー撮影を望む場合は、防犯カメラのレンズ(イメージセンサー)や画質(画素数)の仕様を確認するといいでしょう。屋外防犯カメラの夜間のカラー撮影は、画素数が多いほど鮮明な色彩となって映像化することができ、レンズの質が高いほどズームをしても映像が乱れません。

夜間のカラー撮影カメラは録画容量を確認する

夜間のカラー撮影が可能な防犯カメラを選択する場合は、録画可能時間も注意しなければなりません。白黒とカラーでは当然カラーの方が容量を食うため、録画時間が短くなります。いままで白黒しか使ったことがない企業が、突然フルカラー映像対応の防犯カメラに入れ替えた場合、最初は録画時間の短さに戸惑うかもしれません。

最新の屋外防犯カメラは夜間フルカラー撮影が可能

最新の屋外防犯カメラは夜間フルカラー撮影が可能

最新の屋外防犯カメラの中には夜間でもフルカラー映像が可能な機種も発売されるようになりました。小さな光源を頼りに映像化する微光監視型でも、赤外線技術の向上によりカラーを載せることができるようになり、赤外線暗視型でも赤外線から読み取れる映像と高感度のレンズの映像を融合することによって、夜間のカラー撮影ができるようになりました。

カラー撮影が可能な屋外防犯カメラは最新機種となるので、価格は従来よりも多少割高となりますが、その分、映像から読み取ることができる情報量は増えるので、証拠能力の高い動画を録画することができます。

フルカラーのネットワークカメラ(IP)もあり。スマホ対応がおすすめ

近年はインターネット回線を利用したIPカメラも広く普及してきました。また、IPカメラでも夜間のカラー撮影ができる機種もあり、現在はまだ一部メーカーのみの販売ですが、近い将来は一般化することが予想されます。

IPカメラを駆使すれば、管理室のモニターだけではなく、個人のスマホやタブレットにも映像をリアルタイムに転送することができます。スマホでカラー映像を確認するだけではなく、遠隔操作も可能ですし、不審人物が近づいてきたときは音声による撃退も可能です。

>>屋外防犯カメラをスマホで遠隔操作できる業務用カメラを徹底解説

夜間フルカラー対応の屋外防犯カメラ。撃退機能を持つ機種を選ぶ

夜間フルカラー対応の屋外防犯カメラ。撃退機能を持つ機種を選ぶ

屋外防犯カメラの本来の役割は「不審者の侵入を許さない」ことにあります。仮に犯人を撮影できても、相手が怖じ気づかずに侵入し、物品を盗まれてしまったら意味がありません。

そのため、夜間のカラー撮影が可能の防犯カメラを選ぶ際は、犯人の顔を鮮明に映しつつ、さらに撃退できる機能がついている機種を選ぶのが賢明といえます。

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