大規模IT事務所の音声付き高画質防犯カメラの導入事例
今回は収容人数100名を超える大規模なオフィスを有するIT企業から、音声付き高画質防犯カメラの導入相談がありました。
近年の防犯カメラは機能性に富んでおり、侵入者対策だけではなく従業員の業務管理にも活用が可能です。今回は事務所荒らし対策及び業務管理双方の運用を目的とした事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回防犯カメラ導入のお手伝いをさせていただいたお客様は、2フロア100名収容の大規模オフィスを有するIT企業です。ソフトフェア開発大手となり、既に防犯カメラは設置しているものの、古い同軸カメラであることと映像の画質が低いことから最新機種に買い替えを希望されていました。
今回の防犯カメラの設置で期待している運用方法として以下を挙げていただきました。
- カメラの映像の高画質化により、職場の映像を鮮明に確認する
- 防犯カメラを設置した1~2階の職場の映像を遠方の本社で管理・確認したい
- 事務所の出入り口に設置し、入退室記録を保存したい
- 外部犯の事務所荒らし、及び内部不正の抑止
通常は従業員の業務管理で運用するものの、事務所荒らしや内部不正の可能性を少しでも排除したいという強い要望を持っていました。依頼企業はソフトウェア開発会社となるので、従業員の備品持ち出しや顧客情報の漏洩には非常に敏感とのことです。
IT事務所に音声付き高画質防犯カメラを導入するポイント
防犯カメラを設置するに当たり、現場の音声も証拠データとして保存しておきたいとの要望を受け、高画質かつ集音マイクが内蔵されている最新機種を選定させていただきました。
実際に映像を管理するのはパソコンとのことだったので、200万画素のレンズを採用。フルハイビジョンや4K対応で400~800万画素対応の機種も最近は増えてきましたが、それに準ずるモニターも必要となるため、今回は見送る結果となりました。
また、事務所は面積が広く、ワンフロアで100人以上が日々業務にあたっています。従業員の業務管理、及び内部不正を防ぐためには顔や手元まで鮮明に映す必要があるため、防犯カメラの設置台数やズームの可否、設置角度を最適化しなければなりません。
夜間は赤外線の自動検知モードに設定。外部の侵入を防ぐ
夜間は夜22時以降になると従業員が完全に退社する規則のため、防犯カメラは赤外線の自動検知モードに設定致しました。自動検知モードを出入口に設定することで、不審者が入室を試みると即座に警報が鳴り、指定のデジタルデバイスに通知が送信されます。
また、不審者に対しては「防犯カメラ作動中。警察に通報します」と音声と光で警告することが可能です。防犯カメラは一般的に証拠映像の録画に使われますが、本質は「不審者を侵入させない」という抑止力にあります。
事務所に音声付き高画質防犯カメラを導入した後の感想
今回導入させていただいた企業は、高速WiFiが事務所内部に整備されていましたが、設置台数が多いため2日間にわたり工事を実施しました。防犯カメラを導入した後は、本部が現場の映像を確認し、適宜従業員の業務管理ができるようになりました。
また、事務所荒らしと内部不正の抑止効果まで期待できるとあって、会社のリスクマネジメントとしても成功を実感していると仰っていただきました。
今回は1つの支店に防犯カメラを設置しましたが、今後は他の支店にも導入を進める方向で検討しているとのことです。導入した防犯カメラはネットワークカメラのため、今後は他支店の映像も本社で一括管理ができます。
防犯カメラナビからひと言
防犯カメラを導入する際は、事前に綿密な打ち合わせと設置環境の調査が必要となります。企業によっては防犯カメラを通販サイトで購入するところもありますが、企業が自社で設置するの防犯能力が低くなるためおすすめできません。
当サイト「防犯カメラナビ」では、防犯のプロフェッショナルとなる防犯設備士の有資格者がお客様を担当し、無料で現地調査を実施致します。また、現地調査と併せて無料トライアルもお試しいただけるので、防犯カメラの実際の映像もご契約前にご確認いただけます。
企業に求められる個人情報の漏洩対策
近年は個人情報の規制が非常に厳しくなっています。1度の情報漏洩で小規模事業者は経営の存続危機となりますし、取引先企業への賠償や信用失墜は避けられません。
そのため、企業は顧客情報の漏洩対策の強化が求められ、その一環として防犯カメラの導入は非常に効果的です。
月々の想定コスト
月額15,000円
防犯カメラは本体・モニター・工事費用が主な見積りの内訳となります。本体価格の相場は最新機種で8~15万円となるので、台数が増えると初期導入費がかさみます。弊社ではリース契約を考慮した提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。