契約駐車場向け無断駐車監視用防犯カメラ導入事例
契約駐車場では部外者の無断駐車が深刻な問題となりますが、なかなか解決できないで困っている経営者も少なくありません。今回は無断駐車監視用防犯カメラの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は東京23区内で契約駐車場を経営しているオーナーから防犯カメラ導入のご依頼をいただきました。同契約駐車場は半年から2年程度の駐車場契約で、主な客層は法人とアッパークラスとなるため、手厚いセキュリティ対策を講じたいとのことです。
しかし、昨今部外者による無断駐車と、不良がたむろしているとの報告があり、契約者から「管理がずさんなのでは?」、「次の契約更新は考えたい」と訝しく思われているため、今回改めてセキュリティを見直すご相談をいただきました。
現在は防犯カメラは設置しておらず、「部外者駐車禁止」や「私有地につき立ち入り禁止」の看板を立てているものの、目立つ成果は挙げられていないとのことです。
無断駐車や不良の集まりは放置すると大きな問題を引き起こすことも
無断駐車や不良の集まりは、放っておいても解決ができません。無断駐車する人間は不法行為だと知っていて犯行に及んでいるため、禁止看板を立ててもほとんどのケースで意味を成しません。
また、不良の集まりに関しても、彼らは犯罪意識が低いため、自分たちの行為が違法であることは認知していません。駐車場経営者側が何も対策を講じないでいると、集会の場に使われたり、契約者の車にいたずらすることも懸念されます。
防犯対策を講じていない場合は「善管注意義務」で損害賠償責任が発生する可能性もある
契約駐車場のオーナーは、車という借主の財産を預かることになるので、そこには善管注意義務が発生します。これは契約駐車場に求められる安全対策を怠ったことによる違法行為となり、無断駐車の放置はそれに該当する可能性が高いです。
また、防犯カメラを設置していても死角が多く契約者の車が被害を受けている様子が映っていない、防犯カメラがダミーカメラだった、という場合も善管注意義務に違反しているとして訴えられる可能性があります。なお、一般的に禁止看板程度で善管注意義務を履行しているとは言えないとされるケースが多いです。
契約駐車場向け無断駐車監視用防犯カメラを導入するポイント
契約駐車場におけるセキュリティ対策は防犯カメラの設置が最も有効となります。ただし、駐車場は車同士が防犯カメラの死角になりやすいため、カメラの設置位置は細心の注意を払う必要があります。
屋外の平置き駐車場の場合は防犯カメラの設置場所がないケースも多いため、配線工事業者にポール柱の建立も依頼する必要があるかもしれません。
また、今回の契約駐車場では無断駐車が最大の問題となっているため、高性能の自動検知機能を搭載した機種を選定し、駐車場に車両と人が入ってきたら自動で録画モードが作動するように設定いたしました。
無人の駐車場では音声付き防犯カメラがおすすめ
警備員や監視者がいない無人の駐車場に対しては、音声付き防犯カメラもおすすめです。音声付き防犯カメラはスピーカーが搭載しており、車や人を検知すると、「防犯カメラ作動中です」、「無断駐車は違法行為です」と警告音声を流すことができます。無断駐車の犯人は自分の犯行がばれていないと考えているため、音声で威嚇することにより無断駐車を諦めることが期待されます。
契約駐車場向け無断駐車監視用防犯カメラを導入した後の感想
今回は契約駐車場に向けて、無断駐車監視向けの防犯カメラを提案致しました。契約駐車場は土地柄や立地環境によっては今回のようにアッパークラスが利用者となるため、必然と利用者の要望も高くなり、法律のリテラシーも一般の人よりも高いため、発生した問題をいつまでも放置しておくと、契約解除だけに留まらず損害賠償請求に発展する事例もあります。
しかし、防犯カメラ設置後は無断駐車の犯人や車両の顔もしっかりと映すことができただけではなく、音声警告システムによって慌てて引き返していく姿も確認できました。設置場所は死角を最小限に抑えるだけでなく、不良が防犯カメラを破損させることも危惧し、ポール柱を作り手の届かない高所にカメラを設置しました。
夜間においても防犯カメラの映像は良好で、「こんなにはっきり犯人の顔を映せるとは思わなかった」、「自動検知機能がしっかりと働いてくれて安心した」と喜んでいただけました。
防犯カメラナビからひと言
弊社「防犯カメラナビ」では、これまで数多くの駐車場への防犯カメラ導入実績があります。平置きのようなシンプルな構造であっても、防犯カメラの設置場所には吟味が必要ですし、事前の環境調査やロケテストは必須となります。
弊社では無料で防犯対策の専門家が立ち会わせていただくので、防犯効果の高い提案が可能となります。
月々の想定コスト
月額12,000円
今回は屋外駐車場のためインターネットを使わないアナログカメラを採用しました。録画装置は屋外向けの防水・防塵レベルの高い収納ボックスにて保管します。
専門家が現地調査を行うことで、防犯カメラの設置台数も最小限に抑えることができるため、コストパフォーマンスの高い提案が可能です。まずはお気軽にご相談ください。