託児所向け児童の屋内トラブル防止システムの導入事例
乳幼児・未就学児を預かる全国の託児所では、室内に置ける事故等トラブルが多発しています。
そこで、今回は託児所に事故・怪我を未然に防ぐための防犯カメラの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は千葉県にある託児所から防犯カメラ導入のご相談をいただきました。当託児所では乳幼児から未就学児までの子供を計10名預かっており、職員2名(内1名はオーナー)で運営しています。
室内には大量の玩具と小さなロフトスペースに繋がる階段、本棚、テーブル椅子などが所狭しに設置されており、走り回る子供が躓いたり、障害物に体をぶつけて軽傷を負うこともしばしばあります。
部屋は計3つあり、オーナー職員が目の届かないところで子供を遊ばせておくのが危険と感じ、今回防犯カメラの導入を検討するに至りました。
近年は保育施設で重大な事故が増えている
近年はニュースメディアでも報じられているように、保育施設において重大事故の発生が相次いで報告されています。玩具や食べ物の誤飲による窒息死や、昼寝の際の寝具・寝付き方によるうつぶせによる死亡事故なども発生しています。
一人の職員が子供の身体と生命の責任を背負って面倒を見るには限界があるため、どんなに小さな室内施設であっても、防犯カメラを設置して一か所ですべての部屋と子供を頭上からモニタリングするのが事故防止として最適な手段と言えます。
託児所向け児童の屋内トラブル防止システムを導入するポイント
今回は託児所の出入口と1階の各部屋と2階(ロフト)に防犯カメラを1台ずつ設置。事務所にモニターを設置してカメラの映像を同時に監視するシステムを構築しました。子供が何の玩具で遊び、何を食べているのかが分かるように、400万画素の高画質の機種を選定しました。
また、子供同士の喧嘩や職員との会話なども事故防止に役立つため、マイク&スピーカーが内蔵している音声機能付きの防犯カメラを設置しました。
設置する際は死角の有無を随時確認し、設置場所はもちろん、高さ、角度、向きもしっかりと確認の後、配線工事を施工しました。
託児所に推奨される音声機能防犯カメラの特徴
通常のセキュリティシステムで音声機能を導入したい場合は、集音マイクやスピーカーを設置しなければなりません。しかし、全室に取り付けるとなると費用も高額化してしまいます。今回託児所に提案した機種は本体に内蔵しているため、外部機器の設置や配線工事も不要のため、初期費用を大きく抑えることができます。
音声機能を使用することにより、各部屋の子供たちの言動をモニターを通じて聞くことができるだけではなく、「〇〇ちゃんがうつぶせで寝ているので、起こしてください」と事務所から職員に指示を出すことも容易です。
AIによる事故防止機能も搭載
通常の自動検知機能は画面内に動体が入り込むことにより録画や警告機能が作動します。しかし、託児所のような狭い室内においては、不要な検知が作動してしまい、あまり使い勝手はよくありません。
一方で弊社が提案した機種は予め画面内に検知したい箇所にラインを引くことで、そのラインに接触した人だけを正確に検知するというものです。物は検知しないため、玩具がラインに接触していて常時検知し続ける、といった誤作動もありません。
託児所向け児童の屋内トラブル防止システムを導入した後の感想
今回は小規模面積の託児所に有効な防犯カメラシステムを提案させていただきました。乳幼児の事故防止を第一目的としていますが、出入口にも設置することにより、職員の目を盗んだ部外者の侵入対策や幼児が勝手に外に出ない対策も行っています。
防犯カメラを導入後は、子供がふざけて本棚によじ登り、棚が倒れそうになったときに防犯カメラの映像で気づいて事故を阻止できたとさっそく実績を作っていただきました。
防犯カメラの導入にあたっては職員や保護者にも事前に説明したことにより、職員も「安心して仕事ができるようになった」、「室長(オーナー)と二人で監視できるので業務の負担が減った」と高い評価をいただきました。
防犯カメラナビからひと言
託児所のような保育施設では、予期せぬ事故が発生し得るため、人の目だけで監視するには限界があります。小さな子供はちょっとした隙間や棚の後ろなどにも隠れたり潜り込むことができるので、職員が気づかないこともしばしばあるでしょう。
防犯カメラでは、そのような事故リスクの高い場所にAI検知を設定することで、事故を未然に防止することが期待できます。
弊社「防犯カメラナビ」では、防犯カメラの設置に関しては、事前に現地調査を実施することで、機能面や費用でお客様の納得のいく提案をさせていただきます。実際に防犯カメラの映像を確認していただいたり、AI機能を体験することもできるので、まずは無料お問い合わせをご活用ください。
月々の想定コスト
月額12,000円
防犯カメラは精密機械のため、不具合に備えて保守契約へのご加入が推奨されます。
また、初期導入費用はリース契約や自治体の補助金も視野に入れることができるので、防犯カメラの導入を検討している担当者は、一度防犯カメラナビにご相談ください。