幼稚園における不審者侵入・園児の事故対策のための防犯カメラの導入事例
幼稚園でも近年は不審者の侵入による事件や園児の事故が頻繁に発生しています。一度の事件や事故によって幼稚園の信用は崩れてしまいますし、場合によっては保護者から損害賠償を請求される事態に発展することもあります。
そこで、今回は不審者の侵入や園児の事故対策のための防犯カメラの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回防犯カメラを導入させていただいた幼稚園は1クラス20名の3クラス編成で構成されている小規模の幼稚園です。防犯カメラの導入を決めた経緯としては、
- 周辺に幼児に声をかけた不審者の出没が報告されている
- 幼稚園の構造で室内・屋外ともに死角が散見されている
- 幼稚園教諭の不祥事などがテレビメディアで報道され、保護者が敏感になっている
- 遊具の事故や園児同士の喧嘩で生傷を負ってしまった際の原因究明と保護者への説明のため
等が挙げられます。
防犯カメラ以外にも教諭の意識改革や遊具の交換、クラスのレイアウトの見直しなども急務となりますが、それだけでは上記の問題は解決には至りません。
そのため、事故・事件の防止のため、防犯カメラ導入の問い合わせを弊社にいただきました。
幼稚園で防犯カメラを導入するポイント
今回防犯カメラを導入するポイントは大きく分けて3つ。「不審者を園内の敷地に踏み入れさせない」、「不審者の侵入・園児の事故にいち早く気づき対応」、「園児同士の喧嘩や教諭と園児の会話を録音する」ことが防犯カメラに求められます。
不審者対策のために防犯カメラを設置する際は、出入り口に設置して不審者を幼稚園の外側で見つけることによって、園内に踏み入れさせないことができます。万が一凶器を持った凶悪犯が園内に侵入してしまうと、教諭だけでは対応ができない恐れもあるので、「どれだけ早く不審者を発見できるか」が非常に大切となります。
死角を見つけるのは素人には困難。専門家に実地調査を依頼して
幼稚園の遊具や教室のレイアウトによる死角の有無は防犯カメラの設置場所や向き・高さ・レンズの種類によっても異なるため、素人が判断はできません。防犯カメラの販売店に相談すれば、専門家が実際に幼稚園に来て現地調査をしますので、その時に防犯カメラの設置方法を打ち合わせすることとなります。
幼稚園の中には量販店や通販サイトで安価なカメラを購入して自分たちで設置するところもありますが、何か事故や事件が発生したときに「映像が死角で映っていない」となったら大変です。必ず販売店から購入するようにしてください。
幼稚園にマイク内蔵型防犯カメラがおすすめの理由
今回の幼稚園の要望の1つに「教諭と園児、及び園児同士が喧嘩したときの会話のやり取りを知りたい」ということが挙げられます。そのため、防犯カメラを選択する際は「マイク内蔵型防犯カメラ」か「通常の防犯カメラの傍に集音マイクを設置してカメラと連動させる」のいずれかを選ぶことができます。
おすすめは前者となります。マイク内蔵型防犯カメラはスピーカーも内蔵しているため、廊下に設置することで機械音声で「下校の時刻になりました」、「しっかりとお手洗いをしてください」といった音声を自動で発信することもできます。
幼稚園に防犯カメラ導入後の感想
今回導入した防犯カメラは、出入り口・校庭・廊下・教室と合計10台。監視室で映像を管理できるほか、権限を持つ一部の管理職はスマホやパソコンでも視聴ができるように設定しました。
また、不審者の侵入経路に赤外線検知システムを敷くことにより、第三者の侵入を即検知して監視室やスマホ、パソコンに瞬時に警報することができます。
マイク内蔵型防犯カメラは教室と廊下に設置することで、園児が喧嘩した際の原因究明ができるようになりましたし、教諭が園児を泣かしてしまったときにも最善の対処を図るとともに、教諭への指導方法の模索にも役立ったと評価をいただきました。
防犯カメラナビからひと言
幼稚園の職員が日ごろから懸念している「園児の保護者への対応」も防犯カメラで映像や会話を録音することによって解決することができます。証拠映像がなければ言った言わないの世界になってしまいますし、「うちの子はそんなことしません!」と保護者がクレーマーに変貌してしまうこともあります。
防犯カメラで撮影した映像や会話を証拠として保護者に見せることによって、濡れ衣や誤解を解くことができますし、幼稚園教諭と保護者の間でも信頼を気付くことができます。
月々の想定コスト
月額18,000円
幼稚園が防犯カメラを導入する際は国や自治体が実施している補助金を活用できるケースがあります。
補助金の申請にあたっては必ず防犯カメラの販売店との連携が必要となるので、まずは弊社「防犯カメラナビ」にお問合せください。
弊社担当者が実地調査&無料のトライアルにおうかがいしますので、この際に職員の方にも実際に実機を触って操作していただくこともできます。