中古車販売店で夜間の侵入・盗難対策で遠隔監視&音声撃退防犯カメラを導入した事例
中古車販売店では以前より不審者の侵入による車両の盗難被害が後を絶ちません。1台盗まれるだけでも被害額は甚大となるので、最新の防犯対策を講じたいところです。
そこで、ここでは中古車販売店における遠隔監視&音声撃退カメラを導入した事例を紹介します。小規模店から複数店舗を経営している店舗オーナーの人にもおすすめの防犯対策を解説しますので、是非ご覧ください。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回導入の問い合わせをいただいた中古車販売店は、市内2店舗経営の小規模事業者のオーナー様です。屋内外に中古車を展示していますが、ここ数か月の間で「のぼりが盗まれる」、「ボンネットにへこみが見つかる」、「鍵穴をこじ開けた跡がある」、「事務所の窓ガラスを割られた」といった被害が発生しています。
また、近隣の中古車ディーラーでも似たような被害が見受けられたため、急きょ予算を組んで防犯対策を強化することが決定されたとのことです。
中古車販売店の犯罪リスクは非常に高く脅威
中古車販売店は昔から犯罪リスクの高い業態として知られています。地元の不良が店舗内外や車両に対していたずらをしたり、近年は中古車販売店を狙った組織犯罪も増加し、場合によっては一夜で多くの車両が盗まれるケースもあります。特に地方のディーラーは防犯対策も緩く、深夜の人の気配のない時間帯に侵入されると、窃盗犯は時間をかけて車両を盗み出すことができます。
また、過激な犯罪集団になると窓ガラスを割って堂々と店舗に忍び込む者もいますが、防犯システムを導入していない店舗も多く、またセコムのような警備会社と契約しても、警備員や警察が来るまでに大抵の犯罪は終えて逃げられています。
中古車販売店で防犯カメラを導入するポイント
中古車販売店で防犯カメラを選ぶ際は、「夜間に鮮明で撮影できる」、「光や音声で不審者を威嚇撃退できる」機能に長けた機種を選ぶのがポイントです。また、夜間警備が常駐しない場合は、店舗マネージャーやオーナーが自ら映像を監視することもあります。
そのため、自宅や外出先でも映像をリアルタイムで確認できるよう、「ネットワークカメラ」を選び、スマホやパソコンに映像を転送できる機種を選ぶようにしましょう。
今回の中古車販売店は夜間になると警備員や従業員は不在となり、屋外に出している販売車は車庫に入れるわけではないため、盗難被害に遭いやすい状況にありました。そのため、屋外には音声付きの防犯カメラを採用しました。
音声付き防犯カメラで不審者に侵入させない環境作りを
音声付き防犯カメラは機械音声もしくはリアルタイムの音声のやり取りを行うことができます。赤外線で不審者を検知すると、防犯カメラのスピーカーから「侵入者を検知しました。警察を呼んでいます」といった音声を流すことができます。さらに侵入者が驚いてカメラの方を向けば、犯人の顔を録画できます。
また、赤外線で不審者を検知すると、即座に指定のパソコンやスマホに警報通知が届きますので、管理者はリアルタイムで気づくことができ、「いま警察に通報しているからな!」と現場に自分の声を伝えることができます。
中古車販売店に防犯カメラ導入後の感想
今回の中古車販売店の喫緊の課題がいたずらの常習に対する対応でしたが、最新の赤外線防犯カメラを導入したことにより、いたずら被害がなくなったと仰っていただきました。また、同様の音声対応型防犯カメラを出入り口にも設置し、お客様が店舗内を出入りする際に「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」と音声が流れるよう設定したのも喜んでいただくことができました。
中古車販売店は従業員が少ないため、顧客満足度の向上が以前からの課題でしたが、防犯カメラが人員補助の役割を担ってくれるとは、と驚いていらっしゃいました。
また、中古車販売店は事務所を出たすぐ目の前が車両展示スペースとなるため、WiFiの感度も良好で配線工事の費用は最小限に抑えることができたのも、店舗オーナーから高い評価をいただいたポイントとなります。
防犯カメラナビからひと言
中古車販売店ではそれほど多くの現金を置いているケースはあまりありませんが、それでも100万円前後を一時的に事務所内に保管する状況は考えられます。昨今は従業員による内部不正の事例もありますし、犯罪も凶悪化しているため、日ごろから防犯対策を意識しなければなりません。
また、事務所に防犯カメラを設置し犯人を映したとしても、既に侵入されたあとでは犯人を撃退することはできません。防犯対策を強化する際は「不審者を敷地に入らせない」ことが重要となることを覚えておきましょう。
月々の想定コスト
月額13,000円
今回の中古車販売店は最初からWiFi環境が整っており、防犯カメラの設置場所までネットが届いていたため、設置工事費用を抑えることができました。
ただし、展示スペースの規模や室内展示場・フロアの有無によって配線工事の度合いは大きく変わるため、まずは防犯カメラの専門店に問い合わせてみることをおすすめします。