コンビニで複数店舗管理&モニタリングで防犯カメラの導入事例
コンビニのフランチャイズのオーナーから防犯カメラ導入のご依頼をいただきました。今回の店舗オーナーはコンビニを複数店舗を運営しており、自宅で一元管理したいとのこと。また、各店舗の従業員のモニタリングをして接客向上に努めたいというご相談でした。
そこで、今回は遠隔監視と従業員のモニタリングが可能な防犯カメラの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回ご依頼いただいたコンビニのオーナーは大手コンビニチェーン店とフランチャイズ契約をして、千葉市内に2店舗を経営。今までは毎日店舗間を往復していましたが、現在3店舗目を検討しており、それを機会に効率化を図るため自宅で店舗の様子を管理したいとの要望がありました。
具体的には店舗内の従業員のモニタリングが挙げられます。接客態度やレジ周りにおける不正行為の防止、迷惑客が来たときの迅速な対応、夜間の監視などが防犯カメラの活用目的となります。
夜間の防犯強化もコンビニにとって重要事項
近年は都心に限らず全国的に犯罪の凶悪化・組織化が目立っています。外国人犯罪や半ぐれ集団などは2000年以前は見られなかった新しい犯罪形態です。凶悪犯に自店舗が狙われた場合、何よりも大切なのは「迅速な発見と警察の通報」です。
夜間で働く従業員の多くはアルバイトで、人数も1~2人です。店舗は犯罪者からアルバイトを守る義務と責任がありますので、防犯カメラ以外にも各種セキュリティ対策を構築し、マニュアルを作成して全従業員によく理解させることが重要です。
コンビニで防犯カメラを導入するポイント
コンビニで防犯カメラを導入する際は、今回のフランチャイズの店舗オーナーのように単純な不審者対策だけではなく、従業員のモニタリングや店舗内外の監視・管理に重きを置くことがよくあります。そのため、防犯カメラを選ぶ際は万引き対策のための広い視野をカバーできるドーム型と、従業員や不審者に威圧感を与えるバレット型を使い分けるのがおすすめです。
また、狭い店舗内に多くの防犯カメラを設置してしまうと、一般客が不愉快に思う可能性もあります。そのため、設置台数を最小限に抑えるために、設置場所に関しては販売店の専門家とよく相談する必要があるでしょう。
遠隔監視カメラを導入するポイント
今回のコンビニオーナーは複数店舗を経営しており、自宅で各店舗の様子をモニタリングしたいという希望がありました。これはインターネットに接続するネットワークカメラを用いればそう難しくはありません。近年はネットワークカメラの価格も落ち着いてきているので、最新の防犯カメラを導入することで、各店舗の事務所で店長・副店長がモニター監視することもできますし、オーナーが自宅や外出先からパソコンやスマホ画面で現地の映像を見ることもできます。
コンビニに防犯カメラ導入後の感想
今回のコンビニは多種による運用目的があったため、高画素の最新カメラを採用し、また店舗出入口と駐車場には夜間使用の赤外線カメラを導入しました。
400万画素対応の防犯カメラを導入したため、万引きの映像や従業員のレジ周りにおける不正行為も鮮明に証拠として映すことができたことに非常に喜んでいただけました。
長時間録画対応のレコーダーも提案
基本的にコンビニは24時間営業となり、営業時間中は防犯カメラの映像を常時録画をすることになります。そのため、録画媒体はSDカードやSSDの場合、数日で容量が一杯になってしまう恐れがあるため、基本的にコンビニでは大容量メモリーのHDDが採用されやすいです。
HDDは耐久性が低く電磁機器に弱いという性質がありますが、昨今はレコーダーの性能も高くなっているため、HDDで長時間使用しても安定した録画ができるようになっています。ただし、レコーダーのような精密機械は安かろう悪かろうとなるので、できるだけ販売店の専門店が提案する機種を選ぶのがおすすめです。
防犯カメラナビからひと言
コンビニでは学生のアルバイトとパート主婦が多く、特にパート主婦は自分の意見をはっきりと言うため、場合によっては防犯カメラの活用方法に不満を吐き出すこともあるかもしれません。コンビニはオーナーと店長、アルバイト・主婦の距離間が近いため、オーナーは上手に人間関係を築く必要があります。
防犯カメラの導入にあたっても従業員に論理的に説明できるようにするとともに、防犯カメラで得た監視映像は無暗に従業員に伝えないことも大切です。
月々の想定コスト
月額25,000円
防犯カメラを店内に4台、店外(駐車場含む)に2台を2店舗分設置。周辺機器はモニターとパソコンも、レコーダーもリースに含めることになりました。配線工事はそれほど複雑ではありませんので、1店舗につき1両日で設置から設定まで終えることができます。
一括購入だと店舗の資産になるメリットはありますが、初期費用が高くつくため、コンビニオーナー様にはリース契約が勧められるのが一般的です。