お寺・仏閣向け仏像・文化財いたずら犯検知システム導入事例
お寺・仏閣では貴重な仏像や文化財に対するいたずらが懸念されます。ここではお寺・仏閣に侵入するいたずら犯を検知し撃退するシステムの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回はお寺の管理者である住職から防犯カメラ導入のお問い合わせをいただきました。神社や寺院仏閣では、近年御神体や仏像の盗難・破損といった深刻ないたずら被害が全国で報告されています。今回ご相談いただいたお寺でも、今年に入って3度仏像の部位破損が見つかっており、これ以上被害が拡大しないよう、いたずら犯を検知し撃退する防犯システムの導入をこの度ご依頼いただきました。
特にお寺には日本が守るべき文化財が多数安置されています。日本の文化財は一部の外国人に人気のため、不正転売されるケースも報告されており、犯人を逮捕しても仏像が戻ってくるとは限りません。そのため、犯人を見つけるための防犯カメラの設置ではなく、犯行を未然に防ぐことを目的に防犯システムを構築する必要があります。
防犯カメラは設置場所に高度な専門知識が必要となる
現在お寺には数台の防犯カメラが設置されているものの、以下の通り欠点があるとのことです。
- 防犯カメラの映像に犯人が映らない
- 防犯カメラの画質が低く、犯人の顔が鮮明に映らない
- 夜間の自動検知機能の使い勝手が悪い
上記問題は防犯カメラの基本スペック・機能が現在のニーズを満たしていないだけでなく、根本的な設置場所の見直しも必要となります。
一昔前の自動検知システムは機種によって精度が低く、野良猫が映像の中で座り込んでしまうと、一晩中検知し続けてしまうことが良くあります。
お寺・仏閣向け仏像・文化財いたずら犯検知システムを導入するポイント
今回はお寺(仏閣)におけるいたずら犯検知システムを導入しました。仏像の破損は数十万円と高額な修理費用が発生しますし、放っておくと盗難や不審火など被害がエスカレートする可能性があるため、不審者を防犯カメラにしっかりと捉えるだけでなく、犯行を思いとどまらせる機能を搭載した機種を選定しました。
具体的には以下の防犯カメラシステムを構築しました。
- 昼夜問わず人だけを正確に検知(動物の誤検知率2%以下)
- セキュリティシグナルも連動して夜間自動点灯
- 夜間に人検知後、即座にLEDライトを照射
- 不審者に対して「24時間防犯カメラ作動中」、「不審者を検知しました」等音声による威嚇機能
防犯カメラナビ専門家による設置場所の徹底的な見直し
上述したように、現状お寺は既存の防犯カメラがあるものの、幾つかの欠点が見受けられ十分に機能していない様子がうかがえます。また、カメラの映像に犯行現場が映らない場合は、犯罪心理を鑑みない方法で設置されていることが多く、今回は住職立ち合いのもと、現地調査をして犯行現場となり得る場所を特定し、設置場所・位置・角度・高さを一から検討・提案させていただきました。
お寺・仏閣向け仏像・文化財いたずら犯検知システムを導入した後の感想
防犯カメラの設置はお客様からお問い合わせをいただいた後、現地調査・ロケテスト、契約、設置工事まで一周間以内に完了することができました。そして、防犯カメラを設置後、数日以内に仏像に対するいたずら犯を映像で捉えることができました。
深夜の時間帯に不審人物を自動検知し、数名のいたずら犯が仏像に危害を加えている様子を鮮明に録画できただけではなく、LEDライトの照射、及び音声による威嚇警告により、犯人がすぐさま退散した様子も記録されており、威嚇撃退と証拠確保に早速成功されたと喜んでいただきました。
また、防犯カメラ提案時にはカタログ数値ではなく、実際の機能や映像をカメラに触れて実感いただいたことに対しても「すべて確認できた上で契約に進めたので、設置後はすぐに運用できた」とお褒めの言葉をいただきました。
防犯カメラナビからひと言
防犯カメラナビでは30以上の防犯機器メーカーと提携し、お客様のご希望予算や必要スペック、運用の目的に応じて最適な機種を提案致します。弊社は代理店ではないため、特定のメーカーを贔屓することなく、公平な立場で各種機器の説明・販売ができるので、これまで他店に相談したところ「執拗に特定のメーカーの機種を勧められた」、「見積もりを貰ったけどメーカー間で価格差が驚くほど大きい」といった方は、是非一度弊社にご相談ください。
月々の想定コスト
月額14,000円
防犯カメラの技術は一昔前と比較すると飛躍的に向上しています。5年前、10年前に設置したカメラは既にスペックが陳腐化していることがあり、現在の犯罪に対応できない可能性もあります。全国の仏閣の管理人は、今一度自院のセキュリティを見直してみてはいかがでしょうか。