神社仏閣向け不審者モニタリングシステムの導入事例
神社仏閣は毎日大勢の地域住民が参拝に訪れます。そのため、一般の参拝客に何かあってからでは遅いため、全国の神社仏閣は敷地内における不審者の有無を常に監視し、事件を未然に防ぐことが求められます。
そこで、今回は神社仏閣向けの不審者モニタリングシステムの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は神社の宮司をされる方から、境内における防犯カメラ導入のご依頼をいただきました。当神社の規模はそれほど大きくはないものの、日々多くの地元参拝客に親しまれています。しかし、昨今神社のある同市の寺・神社にて不審火が相次いで報告されたほか、新型コロナを契機に賽銭泥棒や不審者の徘徊が多数報告されるようになりました。そこで、今回は自身が運営している神社にて事件を未然に防ぐために、防犯対策の強化を本格的に乗り出し、弊社に防犯システムの導入相談をいただきました。
神社では犯人逮捕ではなく犯罪を未然に防ぐことが何より重要
神社のような不特定多数の一般人・地域住民が足を運ぶ場所では、たった1度事件を防げなかったことにより、これまで長年培ってきた信頼が失墜することになります。特に年中行事や正月期間中は取り分け大勢の参拝客が訪れ、スリや置き引き犯が人込みに紛れていることも考えられます。
神社の敷地内に防犯カメラを設置する目的は「犯罪を未然に防ぐ」ことにあります。防犯カメラの存在を不審者に気づかせることにより、「この神社で犯罪をすると逮捕されるリスクが高い」と認識させ、犯行を思いとどまらせるのが防犯カメラの本質となります。犯人逮捕のための“事後”の証拠確保の材料のためだけではないことは念頭に置いてください。
神社仏閣に不審者モニタリングシステムを導入するポイント
今回は神社の境内に不審者モニタリングシステムを導入しました。鳥居を含む不審者の侵入経路、境内の奥、宝物庫、本殿、拝殿周辺に防犯カメラを設置し、さらに「警戒中」のセキュリティシグナルも併せて設置しました、セキュリティシグナルは、はっきりと目立つ発光のLEDライトを搭載し、夜が深まると自動的に点灯する仕組みを採用しました。
当神社は基本的に24時間出入りが可能ですが、深夜の時間帯はほとんど人は来ないため、自動検知機能にして不審者が現れたら防犯カメラの録画モードが作動するようにセットしました。また、上述したように、同市では仏閣における不審火が報告されています。宮司の方も懸念されているため、放火犯に目を付けられそうな場所を特定し、赤外線ビームセンサを設置し重点的に防犯対策を実施しました。
不審者を撃退する機能を有する防犯カメラを選定するのが重要
一昔前は不審者を撃退する防犯カメラの機能といえば、LEDライトの照射やフラッシュライト程度でしたが、昨今は音声で威嚇できる機能が効果的とされています。デフォルト音声、もしくは自分で録音した音声を不審者の検知と同時に発信することができます。不審者は「誰かが見てる」と錯覚するため、咄嗟に声の方に顔を向け、そこで防犯カメラが確実に犯人の顔を捉えます。まだ犯行に及んでいないのであれば、不審者は諦めてその場を去ることになります。
神社仏閣に不審者モニタリングシステムを導入した後の感想
今回はお問い合わせいただいた宮司の方と二人三脚で防犯システムの設置を進めることができました。弊社「防犯カメラナビ」では、お問い合わせをいただいたお客様に対し、“防犯設備士”の有資格者が担当します。あらゆる防犯機器の知識や犯罪心理を熟知したセキュリティの専門家となるので、安心してお任せください。
防犯カメラを設置する前は、弊社担当者により綿密な現地調査を致します。闇雲に防犯カメラを設置すると、設置台数が増えて予算がかさんでしまいます。弊社では設置台数や配線工事を最小限に抑え、なるべく初期費用の掛からない提案が可能となり、今回の宮司様にもその点に関して高く評価いただきました。
また、現地調査と並行して実機によるデモも契約前にお試しいただけます。防犯カメラの機能を実際に使ってみたり、モニターで映像の画質を確認することができるので、こちらも多くのお客様から好評をいただいております。
防犯カメラナビからひと言
神社に設置する防犯カメラは、基本的に屋外カメラとなります。そのため防水・防塵・耐久性の高い機種の選定が肝要です。また、不具合や故障が発生したときのために保守プランへの加入も推奨されます。防犯カメラは精密機器ですが、定期メンテをすることで長く使い続けることができます。弊社の有する保守プランは非常に多くのお客様からご満足いただいておりますので、お気軽にご相談ください。お客様にとって最適なプランを提案させていただきます。
月々の想定コスト
月額14,000円
防犯カメラは本体に加えてモニター、レコーダー、配線工事などが必要なため、どうしても初期費用が高くなりがちです。
弊社ではリース契約も可能となるので、初期費用を最小限に抑えた導入が可能となります。