内科クリニック向け複数拠点遠隔業務管理システムの導入事例
複数の内科クリニックを運営している医療法人向けの遠隔業務管理システムの導入事例を紹介します。院内サービスやスタッフの接客品質が拠点によってばらついて悩んでいる担当者は是非ご覧ください。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は神奈川県内に複数の内科クリニックを運営している医療法人の担当者よりお問い合わせいただきました。当内科クリニックは計3店舗の拠点を持っているものの、近年は拠点毎の売り上げに大きな差が出るようになり悩んでいたとのことです。現地調査やネットの口コミ・評判などを調べたところ、各拠点によって接客対応やサービスに自院が求める品質と大きな乖離があることが分かりました。
しかし、現状は現場の状況を具体的に知ることができないため、改善に苦慮している最中、ネット検索していると防犯カメラで業務改善が可能との情報を入手し、この度弊社「防犯カメラナビ」にご依頼いただきました。
クリニックの拠点による接客品質の格差が生じる理由と解決方法
実は近年多拠点運営しているクリニックからの問い合わせは非常に増えており、相談内容も「拠点間の業務レベルを均一にしたい」と似通っています。通常、サービス業において複数店舗の業務品質を同一にする際は、「マニュアル化した研修・指導方法の導入」、「外部コンサルを利用した社内研修」、「社のポリシーを深く理解した管理者の存在」が必要不可欠です。
しかし、クリニックの多くはそのようなマニュアルを有していないため、「管理者による指導方法の違い」と「スタッフ一人ひとりの仕事への理解力や作業能率の違い」を理解しないまま、各拠点の運営を院長・マネージャーに任せていることが原因となります。
防犯カメラを利用して各拠点の現場映像を一括して管理することで、拠点によるサービス・接客の違いが映像で具体的に理解できます。各クリニックの責任者に口頭で改善を促す際も、実際の映像を用いて説明すれば、何が足りないのか、どこをどのように改善すればいいのかが一目瞭然です。
内科クリニックに複数拠点遠隔業務管理システムを導入するポイント
今回は各内科クリニックの現場の映像を本院の会議室にあるモニターに映し出すシステム構築となります。防犯カメラには同軸ケーブルで接続するアナログカメラと、WiFiなどインターネットを介して映像を転送するネットワークカメラがあり、今回導入したのは後者となります。
ネットワークカメラはWiFi環境が必要ですが、各内科クリニックともに既に整備されていたため、配線工事はそれほど複雑化しませんでした。機種選定では、ネットワークカメラの中でも200万画素の高画質に対応したものを採用。さらに集音マイクをつけて現場の音声を録音できるシステムを構築しました。これにより、現場のスタッフがどのように接客しているのかが、より具体的に把握できるようになりました。
音声と映像を録画する装置はハイブリッドレコーダーを採用したことで、より長時間の録画に対応し、さらに映像データを圧縮しても画像の劣化がほとんど見られません。1つのモニターに複数拠点の映像を同時に映し出すことも可能ですし、指定した日時の映像をピンポイントで素早く抽出することも容易です。
内科クリニックに複数拠点遠隔業務管理システムを導入した後の感想
今回は多拠点遠隔業務管理システムを内科クリニックに導入させていただき、院長及び管理職の方々から、弊社のサービスに対して非常に高い評価をいただきました。具体的には「設置前にきちんと現地調査をしてくれた」、「無料でロケテストをしてくれただけではなく、実際に映像の確認や操作もさせてくれた」、「たくさんの機種から選ぶことができた」といったお言葉をいただきました。
弊社「防犯カメラナビ」は30以上のセキュリティ機器メーカーと契約しているため、他店にはない豊富なラインナップの中から最適な機種を提案させていただくことができます。
また、現地調査やロケテストは無料で実施していますし、当日は担当者の方に直接映像を確認いただいたり、実際に操作いただくことも可能です。
防犯カメラナビからひと言
複数拠点の映像を一括で遠隔管理する際はネットワークカメラの導入が推奨されますが、場合によってはネット回線が不安定となり、映像に乱れが生じるケースも少なくありません。そのため、事前の環境調査は不可欠ですし、配線工事に関しても、あらゆる業界に実績を持つ信頼できる業者に依頼しなければ、不必要に高くなってしまうことがよくあります。
弊社「防犯カメラナビ」は、長年提携している業者と一丸になって取り付け工事にあたるため、安心してお任せいただくことができます。
月々の想定コスト
月額9,000円
今回は各クリニックに1~3台のカメラを設置しました。配線工事も難易度は低かったため、初期導入費用を抑えることができました。
各クリニックの現場状況を遠隔で監視できれば、スタッフのモニタリングだけでなく、クレームなど不測の事態にも即座に対応できるようになります。