開業医向け。小児科クリニックの目的別防犯カメラ導入事例
小児科クリニックの開業医の中には、院内の防犯対策に悩んでいる人もいます。小児科クリニックは小さな子どもが大勢来院するため、それに伴いトラブルも想定しなければなりません。
何か問題があってからでは遅いため、クリニックの院長様は事件・事故といったトラブルを未然に防ぐ手立ての検討が必要です。
ここでは小児科クリニックに防犯カメラを導入した事例や流れを紹介します。
小児科クリニックに防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は小児科クリニックを開業したばかりの院長様から防犯カメラ導入のご相談をいただきました。院長様が以前勤めていた職場では、子供同士が喧嘩したり転倒して怪我を負う事故が何度か発生し、いずれも原因不明で保護者から批判を受けたことがありました。また、出入口に設置していた防犯カメラに夜間に不法侵入を試みる不審者の姿が映っていた事件もあり、防犯カメラの必要性はよく理解されていました。
ただし、防犯カメラの機能や性能、設置場所に関しては知識がないため、ネットで購入して自力で設置してもいいものか判断に迷っているときに、弊社防犯カメラナビを見つけ問い合わせをしたとの経緯を教えていただきました。
開業医は注意:小児科クリニックでは事件・事故のリスクが依然高い
全国の小児科クリニックでは以前より事件・事故が発生しており、犯罪リスクも決して見逃すことはできないのが現状です。
特に開業したばかり院長様は、小児科クリニックの運営にあたり以下のリスクを考慮しなければなりません。
- 子供同士の喧嘩
- 子供のクリニック内に対するいたずら(落書きや玩具の破損等)
- 子供のアレルギー反応
- 医療機器の誤用
- クリニック内で発生するハラスメント行為
- 保護者と院内スタッフのトラブル
また外部要因として火災リスクや病院荒らしといった不審人物の侵入も危惧されます。
来院者の中には院内スタッフの自分の子供に対する対応に非常に敏感な保護者もいます。理不尽なクレームに繋がることもありますし、放置するとSNSや動画で拡散され今後の運営に支障が出ることも懸念されます。そのため、予想できるトラブルは開業時に対策を講じることで、健全なクリニックの運営が可能となります。
小児科クリニックで防犯対策:工事は必須。自力の設置は高いリスク
個人開業医の小児科クリニックの院長様の中には、初期費用を抑えるためにネットで防犯カメラ機器を購入したり、工事不要の簡易的なカメラを選ぶ人もいます。しかし、工事不要の小型カメラは家庭用の室内カメラで撮影範囲も狭いため、上述したような犯罪・事故リスクを防ぐには至りません。
原則防犯カメラは設置工事が必要となるほか、精密機器のため防犯カメラ設置工事に精通している業者以外が請け負ってしまうと、原因不明の不具合が発生しやすくなり、機能不全に陥ることが少なくありません。
防犯カメラの専門店で購入すれば、防犯設備士の資格を有した専門家がロケテストを実施し、予算に合わせ最適な機種を選定させていただくほか、運用後の保守・サポートも提案が可能です。防犯カメラは一度設置すると、5年10年単位で運用が可能なため、保守契約は必須となります。
小児科クリニックは目的別に防犯カメラの機種選定を行う
小児科クリニックで想定される事件・事故リスクは大きく「外部要因」と「内部要因」に区別でき、内部要因は「患者同士・患者と院内スタッフ、内部不正」と細分化できます。
外部要因とは第三者による不法侵入(荒らし・放火・窃盗等)となるため、防犯カメラは出入口や建物の外回りに設置する必要があります。防犯カメラの機種を選定する際も、光や音声で不審者を威嚇したり、夜間でも鮮明に顔や服装、車両ナンバーを映せる高性能の赤外線カメラが推奨されます。
内部要因では患者に監視感を与えないよう、ドーム型カメラにする配慮も必要となるでしょう。保護者による受付スタッフへのクレームや、待合室・キッズスペースの事故・トラブルが想定されるため、現場の映像録画だけでなく、音声を録音できるスピーカー内蔵の機種が小児科クリニックではおすすめです。
小児科クリニックの内部不正・犯罪は早期解決が重要
小児科クリニックでは薬の盗難や患者のカルテの不正流出、ロッカーの私物盗難、各種ハラスメントが懸念されます。いずれも犯人を突き止めない限り自然と問題が解決することはないため、院長等責任者は日ごろからスタッフのマネジメントに注力するほか、防犯カメラで証拠映像を確保するのが内部不正撲滅の近道となります。
防犯カメラ業者の選び方:小児科クリニックの導入実績が豊富な販売店を選択
小児科クリニックの院長様は普段の業務で防犯カメラ業者と折衝を試みる機会はそうそうないはずです。そのため、どのような基準で防犯カメラ業者を選べばいいか迷っている、という人も多いでしょう。
防犯カメラの販売店は大きく分けて「メーカー代理店」と「総合販売店」に大別できます。前者は特定メーカーの製品しか販売できないため、選べる機種に大きな制限があります。一方で後者は数十のメーカーの製品を中立な立場で提案できるため、小児科クリニックの設置環境を鑑みて最適な機種の導入が可能です。
また、総合販売店を選ぶ際は、「小児科クリニックへの防犯カメラの導入実績」も必要不可欠です。導入実績が不足していると、オーバースペックの機種を導入してしまったり、不要な場所にも防犯カメラを設置して台数が増えてしまったりと、いずれも初期費用・運用費用が上がってしまう原因になります。
防犯カメラを導入した後の感想:受付スタッフも安心して業務が可能に
今回は小児科クリニックの出入口、及び受付と待合室、キッズスペース、従業員通用口に防犯カメラを導入しました。防犯カメラ設置後は受付スタッフから「理不尽なクレームが来ても録画されているから安心して対応、業務に集中できる」と評価は上々の様子です。
防犯カメラの映像はスタッフルームに設置したモニターで閲覧ができるほか、院長室のパソコンでも視聴が可能なように設定しました。何かトラブルがあれば院長やマネージャーが駆けつけてくれるため、受付をはじめ現場スタッフもクリニックに対し信頼をおけるようになったことが大きいでしょう。
月々の想定費用・コストについて:レンタルよりも購入・リースがおすすめの理由
今回ご依頼いただいた小児科クリニックの院長様は、当初防犯カメラの購入ではなくレンタルを検討されていました。「いつでも解約できるし、月々の支払いとなるから初期費用を抑えられる」という理由をお伝えいただきましたが、レンタルはあくまでも短期設置において費用対効果の高い導入方法となり、常設を検討しているお客様に対しては一括購入、またはリース契約を推奨しています。
一括購入の予算取りが困難な場合は、リース会社とリース契約することで月々の支払いに切り替えることができます。
防犯カメラナビからひと言
防犯カメラナビは防犯機器を専門に扱う総合販売店として、30以上の防犯カメラ機器メーカーの製品からお問い合わせいただいた小児科クリニックの店舗環境に最適な機種を提案致します。
防犯対策の専門家による提案・現地調査・ロケテストはすべて無料で、設置完了から運用後の保守まで一気通貫で担当させていただきます。現在防犯対策の導入を検討されている小児科クリニックの院長様は、まずはお気軽にご相談くださいませ。