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老人ホームにおける施設内監視型ネットワークシステムの導入事例

老人ホームでは施設利用者一人ひとりの生活を手厚くカバーしなければなりませんが、多くの施設で職員不足が目立つのが現状です。

職員・ヘルパーの配置人員が少ないと、思わぬトラブルや事故を引き起こすこともあります。そこで、今回は老人ホームの施設内を監視するネットワークカメラシステムの導入事例を紹介します。

防犯カメラの導入を検討したきっかけ

防犯カメラの導入を検討したきっかけ

今回は神奈川県にある老人ホームの施設長からお問い合わせをいただきました。当老人ホームでは創業時(2000年)に導入したアナログカメラを現在でも使用しているのですが、最近カメラの映像を確認し、「映像が記録されないことがある」、「カメラの画質が荒く、現場の詳細が分からない」といった問題が浮上したことから弊社に買い替えのご相談をいただきました。

老人ホームでは施設利用者が快適に生活できるよう、職員・ヘルパーが常に効率よく業務にあたっています。利用者一人ひとり体の具合や生活環境が異なるため、常に目を配りながら万全のフォロー体制を構築しなければなりません、しかし、職員の目の届かないところで利用者の事故が懸念されるほか、職員の人員不足も目立つため、一人当たりの業務負担が大きくなっているのが課題となっているとのことです。

そこで、防犯カメラを最新機種に買い替えて、施設内の様子を随時監視し、職員や利用者のモニタリングをして業務効率の改善や事故防止策を見直したいというのが、今回防犯カメラの主な設置目的となります。

常時モニタリングによる事故防止と再発防止策

老人ホームでは利用者の予想外の行動などにより大小の事故が多発します。大抵は大事に至らない小さな事故・トラブルに収まりますが、職員やヘルパーの目の届かない時間や場所が増えると、それだけ重大な事故に繋がる可能性が高くなります。

高齢者の事故は取返しのつかない事態になることも考えられますし、場合によっては損害賠償問題への発展も危惧されるため、施設長含めた管理者は一刻も早い事故防止策が必要です。

老人ホームで施設内監視型ネットワークシステムを導入するポイント

老人ホームで施設内監視型ネットワークシステムを導入するポイント

老人ホームで施設内を常時モニタリングするためのネットワークカメラを導入する際は、利用者と職員の人相や詳細な行動をしっかりと録画できる高画質カメラを選ぶ必要があります。のちの責任問題にも関わるため、防犯カメラのスペックは妥協しないようにしてください。

また、ネットワークカメラはWiFi環境が必要となるので、施設内が未整備の場合は、ネット工事をすることになります。また、ネットワークカメラ同士の買い替えであれば配線工事は不要の場合もありますが、互換性の有無は専門家にチェックしてもらうようにしてください。

今回提案したネットワークカメラは赤外線ドームカメラで、広い画角で映像を録画できるため、設置台数を最小限に抑えることができます。また、高性能の赤外線機能を搭載しているため、夜間に利用者が挙動不審な行動に出てもすぐに検知して職員に知らせることが可能です。

老人ホームで施設内監視型ネットワークシステムを導入した後の感想

老人ホームで施設内監視型ネットワークシステムを導入した後の感想

今回ご依頼いただいた老人ホームでは、事故の発生が懸念されるエントランス・食堂・ホールに防犯カメラを設置しました。いずれも利用者の転倒が懸念される場所のため、死角がないようにカメラの設置場所と位置に配慮した結果、施設長からカメラの画質含めたモニタリング活用が非常に捗ると評価をいただきました。

これまで職員が目を離した隙に発生した事故に関しては原因が分からなかったのが課題でしたが、最新の防犯カメラの導入により、事故発生前まで録画映像を遡り、なぜ事故が発生したのか経緯を把握できるようになりました。

これにより事故の再発防止も可能となったほか、万が一保護者から誤解のある訴えを起こされた場合も証拠映像として残せるようになり、職員全員が安心して業務に取り組めるようになったのが大きな成果と仰っていました。

防犯カメラナビからひと言

防犯カメラナビからひと言

今回は老人ホームの施設内におけるモニタリングを主目的として導入させていただきましたが、老人ホームにはほかにも以下の運用事例があります。

  • 駐車場・送迎車の監視
  • 部外者や不審者の把握
  • 夜間侵入者対策

ネットワークカメラであれば遠隔地から防犯カメラの操作や映像の閲覧が可能です。複数の施設を1つのモニターで映像を一括管理することもできますし、モニター不要でパソコンに映像を転送できるため、出張中でも現場の様子を確認できます。

また、施設長だけではなく、ケアマネージャーやリーダーなど、複数人で防犯カメラの運用もでき、職員がわざわざ足を運ぶことなく、スマホでカメラの映像を閲覧し、現場の様子を確認することで業務効率化の達成に寄与できます。

月々の想定コスト

月々の想定コスト

月額18,000円

今回は高画質で映像を録画するドーム型防犯カメラとモニター、録画レコーダーを導入させていただきました。既存の防犯カメラのリースは既に切れて買い取りをしていたため、今回設置のカメラに関しては改めてリースを組ませていただきました。

一括購入かリース契約かの選択は初期導入費用の見積もりによってご判断いただけます。見積作成にあたっては弊社担当者が無料で現地調査を行わせていただくので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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