フェンス以外の対策を!太陽光発電所向け侵入者撃退カメラ導入事例
太陽光発電所では近年銅線の盗難が全国で深刻化しています。各社で防犯対策は構築しているものの、「フェンスで施設を囲っているくらいしか実施していない」、「防犯カメラを設置しているけど、録画機能しかないから窃盗犯は普通に侵入するかも」と自社の防犯対策に自信がない様子も見受けられます。
そこで、今回は費用対効果を気にする太陽光発電所の管理者に向けて、防犯効果を強化する防犯カメラを紹介します。単なる録画機能だけを有する防犯カメラとは一線を画し、不審者を早期に検知し威嚇、侵入者を撃退できる機種となるので、コストパフォーマンスに大変優れた防犯ツールとなります。
太陽光発電所に侵入者撃退カメラの導入を検討したきっかけ
今回導入のご相談をいただいたのは、関東の自然地域に太陽光発電施設を置く中小企業の管理者様です。ご相談者様の太陽光発電所では、施設周りをフェンスで囲むだけの防犯対策しか講じていないのが現状で、昨今の銅線盗難の深刻化を受け、防犯強化のため当社「防犯カメラナビ」にご相談いただきました。
ご相談を受けた後は、当社在籍の「防犯設備士」の有資格者が直接お客様の施設を訪問し、現状の防犯対策を調査致しました。防犯設備士は防犯知識・対策のエキスパートとなるので、犯罪心理に基づき現状の対策の穴や盲点をご報告させていただきます。
年々深刻化する銅線盗難の被害状況
近年は銅線の価格が毎月過去最高値を更新している現状となり、関東一円を中心に銅線の盗難被害は全国に拡大しています。また、銅線盗難は不法滞在している外国人の資金源にもなっていると言われています。銅線は性質柄国内及び海外とともに転売しやすいため、太陽光発電所に侵入して盗み出した銅線は即転売されてしまい、仮に犯人を逮捕しても盗まれた銅線は戻ってこない可能性もあります。
太陽光発電所でフェンスだけの防犯対策は危険!防犯効果が期待できない理由
太陽光発電の売電を事業として運営している企業の中には、防犯対策の予算を捻出できず、今回のお客様のように、施設をフェンスで囲むだけの対策しか講じていないところが非常に多く見受けられます。
しかし、昨今は一般の人でも業務用のボルトクリッパーを簡単に手に入れることができます。ボルトクリッパーを使えばフェンスも銅線も簡単に切断できるほか、太陽光発電所に侵入を試みる窃盗犯は、施設にフェンスがあることは既に知っているため、事前に入念に準備してから犯行に臨みます。そのため、現状はフェンス自体に防犯効果はほぼないと言っていいでしょう。
太陽光発電所に侵入者撃退カメラを導入するポイント
今回は太陽光発電所に侵入者撃退機能を搭載した防犯カメラを導入しました。防犯設備士の資格を持つ専門家による綿密な調査後、①フェンスだけでは防犯対策にはならない、②窃盗犯の侵入経路が複数ある、③有人警備の配備は予算的に不可能、④予算の捻出が難しいため、費用対効果の高い防犯機器の設置を希望する、といった条件のもと、お客様には最新の侵入者撃退カメラを提案しました。
最新AIによる攻撃型次世代しゃべるカメラ「雷神」
当社「防犯カメラナビ」では、近年の太陽光発電所における銅線盗難事件の多発化を受けて、太陽光発電施設向けの防犯カメラ「雷神」を販売開始しました。雷神は光と音、音声による不審者の威嚇、侵入者の撃退機能を有した高機能型防犯カメラとなります。SIM内蔵のためWi-Fi環境を構築する必要がなく、工事費も必要最小限に抑えることができるのも特徴です。
最新AIで不審者を早期に検知。段階を踏んだ音声警告が可能
防犯カメラ「雷神」は最新AIを搭載。手動で複数の警戒ラインを引くことができ、ラインごとに異なる音声警告の発信を可能としています。これにより既存に設置しているフェンスも有効活用でき、フェンス前を一次警戒ライン、フェンスを越えた敷地内を二次警戒ラインとすることで、敷地に侵入してきた人間だけに攻撃的な警告を発し、自動で110番通報ができます。一般人や動物の誤検知も防げるので、犯罪以外のトラブルを心配する必要もありません。
雷神は犯罪を未然に防ぐことが可能な太陽光発電所向けの防犯カメラ
古い機種の防犯カメラは、往々にして「映像を録画するだけの機能」や「ライトを照射する機能」しかなく、いずれも現代の窃盗犯からすると脅威にならず、犯行を止める理由にはなりません。上述したように、銅線は転売しやすいのが特徴のため、カメラの映像が犯人逮捕に貢献できても、盗まれた銅線が戻ってくることも、被害を受けた金額が補償されることもありません。そのため、全国の太陽光発電所の管理者が検討しなければならないのは、「犯罪を未然に防ぐ=侵入者を撃退して犯行させない」防犯対策となります。「雷神」は最新AIにより画角に映る人間の行動を分析。不審な行動パターンを把握し、迅速かつ的確に検知します※AIシステム「ハードメント」搭載。
■雷神│攻撃型次世代しゃべるカメラ
防犯カメラナビが提供する「雷神」は最新AI技術を搭載した不審者の早期発見&侵入者の音声撃退機能が特徴の防犯カメラです。SIM運用のためネット環境がないエリアでの活用も可能です。
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太陽光発電所に侵入者撃退カメラを導入した後の感想
今回は太陽光発電所に当社が自信を持って推奨する最新AIカメラ「雷神」を設置させていただきました。SIMを使うことで、初期導入で費用が高くなりがちの工事費を大幅に削減できることと、実際に試してみて画質、機能とともに管理者の想像以上のパフォーマンスだったことが決めてとなりました。
また、今回は管理者の方から、なるべく早く現地調査に来てほしいというご要望をいただいていたため、当社としても迅速な対応が求められると判断し、数日後に現地訪問をしました。このような早急な対応も管理者から喜んでいただき、当社の特徴でもあると実感しました。
遠隔監視も可能なネットワークカメラの強み
太陽光発電所に導入した防犯カメラ「雷神」は、SIM搭載のネットワークカメラ(IPカメラ)となります。ネットワークカメラの強みは無線で映像をデジタルデバイスに転送することで、管理者のスマホや自宅や事務所のパソコンからいつでもリアルタイムの映像を視聴できます。また、雷神は音声対応のため、現場の音声を拾えるほか、スマホを通じて「いま警察に通報したぞ」と窃盗犯を撃退することもできます。
防犯カメラナビからひと言
今回太陽光発電所に導入した雷神のように、昨今の防犯カメラはインターネットを活用したネットワークカメラが主流となっています。活用次第では侵入者対策だけでなく、従業員のモニタリングにも使え、業務の効率化や指示出し、内部不正防止にも一役買ってくれるでしょう。
太陽光発電所における窃盗事件は深刻で、損害は単なる銅線だけに留まらず、復旧期間の売電の機会損失も含めると被害は甚大です。昨今はグループによる犯行が多く、一夜で100キロ以上の銅線を車で盗み出します。被害を防ぐためにも、窃盗犯に侵入させない防犯システムの構築は必須と言えるでしょう。
月々の想定コスト
月額7,700円
今回導入した防犯カメラ「雷神」は、一括購入・リース(7年)・レンタルの3つのお支払いプランを用意しています。予算や中長期目線での運用方法によって選択肢も変わってくるので、詳しくは当社スタッフにお訊ね下さい。また、当社では複数のリース会社と提携しているため、零細中小企業のお客様でもリースの与信通過の助力になることができますので、ご安心してお任せください。