資材置き場で不審者撃退用自動追尾カメラを導入した事例
資材置き場では夜間に窃盗や放火、いたずら目的の侵入者が多発します。単なる子供いたずら程度ならまだしも、場合によっては事業継続が困難になるような大惨事に見舞われる可能性もあるかもしれません。
そこで、ここでは大事に至る前に防犯カメラの中でも、不審者撃退の機能を備える「自動追尾カメラ」を導入した事例をご紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回は都心郊外にある資材置き場にて防犯カメラの導入のお手伝いをさせていただきました。木材と金属双方の資材を豊富に扱う中規模の資材置き場ですが、およそ半年ほど前から夜間に部外者が敷地に侵入した形跡が見つかり、また、同じ地域内で資材の窃盗事件が発生したことを受けて、弊社防犯カメラナビにご相談いただきました。
資材置き場で想定される犯罪リスク
資材置き場は木材のような燃えやすいものや、高額で転売できる金属材料が数多くあり、管理者も正確な量は把握していないため、少しずつ盗まれても分からないのが現状です。また、このような障害物や死角が多い場所は放火犯のかっこうのターゲットになるとともに、不良のたまり場になることも懸念されます。
資材置き場は人里離れた場所に位置することが多いため、従業員も油断して車両の鍵を助手席に放っておいたり、事務所の鍵が簡単に壊せるタイプであったりすることも少なくありません。一度敷地に侵入されると、夜明けまでの数時間は侵入者のやりたい放題になってしまうのが実情です。
資材置き場で追尾カメラを設置するポイント
今回防犯カメラを資材置き場に設置するにあたっては、まず前提となるのが「資材置き場の出入り口に設置」することです。いわゆる侵入者の「侵入経路」に撃退機能をついた防犯カメラを設置することによって、1.犯人を敷地に入れない、2.敷地に入れて資材を物色させない、といったことが期待できます。
防犯カメラの設置を躊躇している多くの社長は、「防犯カメラを設置しても効果ない」、「犯人が防犯カメラに気づいてもおかまいなしに犯行に及ばれてしまう」といった悩みですが、それを解決するためには、「不審者を敷地に入れない」、「敷地に足を踏み入れる前に威嚇撃退する」ことが重要となります。
資材置き場で追尾カメラを採用した理由
今回の資材置き場は周辺に人の気配がない自然地帯にあるため、不審者は時間をかけて犯行に及ぶことができるほか、外周のセキュリティ対策がワイヤーメッシュだけとなるため、犯人がどこから侵入してくるか判断が付きにくい問題もあります。
自動追尾カメラであれば一度映像内に侵入者や不審車両をとらえることができれば、自動的にカメラが姿を追尾することができ、最大30倍ズームで遠くに映る侵入者の素顔や車両のナンバープレートを確認することができます。
音声で威嚇撃退も可能
また、弊社で導入させていただいた機種はネットワークカメラとなり、音声による威嚇撃退も可能です。自動追尾カメラの映像はWiFiを通じて指定のパソコン・スマホ・タブレット端末に転送することができ、ユーザーはどこでもリアルタイムで現場の様子を確認できます。
防犯カメラにはスピーカーとマイクも付いているため、不審者を見つけたら「敷地に侵入したら即警察を呼びます」と自分の声を相手に伝えることもできますし、デフォルトの音声で相手を威嚇することも可能です。
資材置き場に「自動追尾カメラ」導入後の感想
今回は敷地に侵入させないことを目的に撃退機能を備えた自動追尾カメラを導入させていただきました。契約前にロケテストをしてセキュリティの担当者や社長にも実機を触っていただいていたため、設置後も不安なく防犯カメラをコントロールできている様子です。
また、資材置き場の社長からも「自宅にいるときでもスマホで手軽に現地を確認できるのはありがたい」、「夜間でも遠くの車のナンバーが鮮明に分かるのでもしものときにも安心できる」とお褒めの言葉をいただいております。
防犯カメラナビからひと言
防犯カメラナビでは「事件を未然に防ぐ」ことを念頭においてお客様に最適な機種の防犯機器を提案しております。資材置き場に限らず、昨今は外国人組織犯罪や半ぐれ集団による犯罪の凶悪化が目立ち、一回の侵入で会社の存続が危うくなるほどの損失を被ることもあります。
そのため、犯人にターゲットにされにくい防犯対策の構築が必要となり、侵入を試みる犯人が資材置き場の外周を確認して、「ここの資材置き場に侵入するのは逮捕のリスクがある」と思わせるような対策を検討するのがおすすめです。
月々の想定コスト
月額14,000円
設置する防犯カメラを出入り口と敷地内部の要所のみに限定すれば2~5台でおさめることができますし、リース契約であれば月額の支払いを経費で落とすことができます。
また、音声警告や白色LEDライトの照射といった威嚇撃退機能を搭載した防犯カメラを選ぶことによって、複数の防犯機器を買い揃える手間と費用を省くことができます。