資材置き場で威嚇撃退できる防犯カメラを導入した事例
昨今は全国的に資材置き場に侵入を図り金属部品や工具、車両を窃盗する組織犯罪が増加しています。夜間に侵入を試みる不審者に対しては、敷地に入られる前に威嚇撃退できる防犯カメラの設置が効果的です。
そこで、ここでは資材置き場の盗難被害を未然に防げる防犯カメラの導入事例を紹介します。
防犯カメラの導入を検討したきっかけ
今回導入いただいた資材置き場では、かねてより資材の盗難が懸念されていました。しかし、資材の数を正確に把握しているわけではないので、これまでは「気のせいか」とやり過ごしていたようです。
実際、資材置き場の社長が盗難が発生していると判断したのは、保管していた銅線が一夜で大量に紛失したのがきっかけです。また、近隣の資材置き場の社長が「うちは車両をやられた」と言っていたのを思い出し、急きょ弊社に防犯カメラの導入の相談をいただきました。
資材置き場では近年大量の金属部品が盗まれる事例が相次いでいる
近年は銅やアルミ、ステンレスなど金属素材の価格高騰が目立ちます。そのため、大量に盗んで国内外に転売して高額な利益を得る外国人犯罪集団や半ぐれ犯罪組織が増えています。
また、昨今の傾向としては「一夜に数十キロから数百キロと大量に盗まれる」事例が多いのが特徴です。軽トラやワゴンで侵入して一夜であらかたの金目の金属部品を盗んでいくため、小規模の資材置き場であれば1回の侵入だけで経営が傾く恐れがあります。
資材置き場に設置する防犯カメラの機種選定のポイント
今回資材置き場に防犯カメラを設置するに当たり、社長の強い要望が「不審者を見つけたら敷地に侵入される前に撃退したい」というものでした。
上述したように、犯行後の犯人捜しのための防犯対策では、失った資材や金銭は返ってこないかもしれません。そのため、不審者をいかに「敷地に侵入させない」、「犯行を及ばせない」ことに言及した防犯カメラを選ぶかが重要となり、それらを鑑みて弊社が提案したのが「犯人を威嚇撃退できる機能を搭載した防犯カメラ」です。
「しゃべるライン警戒カメラ」を採用。スマホから侵入者を威嚇撃退
弊社が提案した防犯カメラは「しゃべるライン警戒カメラ」という最新の屋外カメラとなります。「しゃべるライン警戒カメラ」は以下搭載された機能によって不審者を早期に検知し、侵入を試みる人物に対して威嚇撃退が可能です。
- 深夜でも人と車両を正確に検知※誤検知2%
- 音声警告
- 内部不正向け無音通知
- スマホ/PCによる遠隔操作と音声通達
- 白LEDライト
- ライン警戒
ライン警戒は自分で手動で画面上にラインを引くことによって、そのラインに接触した人や車両を検知し、即座にスマホやパソコンに通知が行く仕組みです。資材置き場の敷地の出入り口と車両が停車しそうな場所にラインを引くことで、不審者が敷地に侵入する前に音声で威嚇撃退が可能となります。
資材置き場に「しゃべるライン警戒カメラ」導入後の感想
今回導入した資材置き場は、初めての防犯カメラ導入でしたが、WiFi環境が既に整っていたため、配線工事もそれほど手間がなく工事費用も抑えることができました。
また、しゃべるライン警戒カメラの導入後は自宅に帰宅後もスマホで気軽に現場の映像を確認でき、また夜間の映像も鮮明だと満足いただきました。不審者へのセキュリティ強化はもちろん、従業員に対して「事務所の施錠忘れないで」、「トラックの鍵はちゃんと抜いてね」、「今日も一日お疲れ様」といった音声を現場に伝えられるようになったのも、業務の幅が広がったと仰っていただきました。
防犯カメラナビからひと言
資材置き場を管理している会社の多くは小規模事業者で、防犯対策に関しても社長が独断で決めているところが多くあります。しかし、防犯対策の深い知識がなければ、高性能の防犯カメラを設置しても侵入者にとって脅威とはならず、犯行を止めることはできないことがあります。
そのため、防犯カメラの新設・買い替えを検討している事業者は、量販店や電気屋、通販サイトなどで購入することは避け、多少費用がかかっても防犯カメラの専門業者に相談することを強くおすすめします。
また、新型コロナ以降は金属材料の“素材インフレ”が社会問題となっており、価格高騰だけではなく仕入れも一部素材で困難となっています。組織犯はそのような弱みを付けこんでくるため、今後も資材置き場における盗難被害は増えることが想定されます。
上述したように資材置き場では1回の盗難被害で多額な損失を被ることが予想されるので、防犯対策の強化は事業者の大きな課題と言えるでしょう。
月々の想定コスト
月額14,000円
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