建設現場の駐車場における夜間セキュリティシステム導入事例

建設現場の駐車場では夜間人の気配がなくなった時間に不法侵入による車両・資材の盗難が相次いでいます。今回は建築会社の現場敷地内の夜間セキュリティシステムの導入事例を紹介します。

防犯カメラの導入を検討したきっかけ

防犯カメラの導入を検討したきっかけ

今回は工事が行われている建築会社の敷地内駐車場にて、防犯カメラ導入のご相談をいただきました。夜間になると人がいなくなり、工具や建築資材、重機はそのまま朝まで放置する形となるため、不審者の侵入を懸念しているとのことでした。

また、同市では建築資材と重機の組織的な窃盗事件が発生した事例もあるため、建築会社社長の要望で臨時で防犯カメラを取り付け、夜間に重点を置いたセキュリティ対策を講じたいという経緯がありました。

建築資材と重機の盗難は全国的に深刻な問題

近年は鉄材や銅線といった建築資材と車両の盗難が全国的に深刻な問題となっています。建築現場は重機が出入りしやすいように間口が広く、夜間の施錠も簡易的なため、簡単に不法侵入ができてしまうのが問題でした。

新型コロナ以降は金属価格が高騰しているため、建築資材を窃盗し、ネットや海外で転売する組織犯罪集団が増えています。また、建築現場で駐車している重機はスペアキーをネットで簡単に手に入れることができます。作業着を着用して従業員を装えば、深夜に重機を持ち去っても怪しむ人はいません。

近年は盗難防止システムを車両に搭載している重機も増えてきましたが、プロの窃盗犯ならば簡単に電源を破壊されて盗まれてしまうので安心はできません。

建築現場の駐車場で夜間セキュリティシステムを導入するポイント

建築現場で夜間セキュリティシステムを導入するポイント

今回は夜間でも鮮明に映像を映すことができる高性能の屋外防犯カメラを出入り口と駐車場に設置しました。一度敷地内に侵入されてしまうと犯行を止められない可能性が高くなるため、出入り口傍の防犯対策をより強化する提案をしました。

防犯カメラは単に高解像度の機種ではなく、以下の機能を搭載したネットワークカメラを導入致しました。

  • 夜間カラー撮影が可能
  • 不審者を検知し、LEDの照射及び「音声」にて警告できる
  • 不審者を検知すると、即時指定のデジタルデバイスに警告通知が送られる
  • 不審者に対して生の音声を発信して撃退できる

今回導入の提案をした機種の特徴は「音声警告及び撃退」機能を搭載したもので、最新の赤外線検知能力を用いて光のない深夜帯でも即時不審者を検知、指定のパソコンやスマホに警告通知が届きます。

不審者に対しては「防犯カメラ作動中。これより警察に通報します」とデフォルトで録音された音声を発信することもできますし、リアルタイムで映像を見ている管理者がスマホを通じて「いま警察呼んでいるからな」とカメラのスピーカーを通じて相手を威嚇撃退することができます。

また、夜間に残業している関係者が敷地内にいる可能性もあるため、誤検知を防ぐため、人を検知する範囲を手動で決められるように設定できるのも今回導入した機種の特徴となります。

建築現場の駐車場で夜間セキュリティシステムを導入した後の感想

建築現場の駐車場で夜間セキュリティシステムを導入した後の感想

今回は建築現場の夜間セキュリティの強化を目的に防犯カメラを導入しました。建築会社の管理者は当初「カメラの画面に映る人全員を検知してしまうと困る」という疑問を持っていましたが、画面内で検知範囲をラインやボックスで決められることに対して驚いていました。

また、ネットワークカメラの導入により、モニター不要で管理者のスマホに警告通知が送られることにも満足頂きました。ネットワークカメラはインターネット環境の構築が必要ですが、そちらも弊社ですべてやらせていただきました。

今回の現場で防犯カメラが実践的に使えることが分かったので、次回の現場でも使うことができると高い評価を頂きました。

防犯カメラナビからひと言

防犯カメラナビからひと言

建築現場の駐車場に不法侵入し建築資材や工具、重機の窃盗を企てる人間は往々にして組織犯罪集団となります。そのため、「敷地に侵入させないこと」が第一優先となり、また、防犯カメラを破壊されないよう、設置場所にも気を配らなければなりません。

当サイト「防犯カメラナビ」では犯罪心理を熟知した防犯設備士の有資格者が直接現場調査を実施し、実機を用いて設置環境の見直しと提案をさせていただきます。

現場管理者やセキュリティ担当者には実際防犯カメラを操作してもらい、映像の解像度や夜間撮影モードを確認してもらうことができるので、導入後はすぐに実践活用が可能となります。

月々の想定コスト

月々の想定コスト

月額15,000円

防犯カメラの導入方法は一括購入・リース契約・レンタルの3種を検討できます。リース契約は本体費用以外にも各種工事費用も含めることができるので、初期費用を抑えることができるため建築会社向きと言えます。

弊社では予算に合わせた機種・工事方法の提案をさせていただくことができるので、まずは無料トライアル&現地調査からお問い合わせ下さい。

防犯カメラ導入でお悩みの方は、お気軽にご相談ください

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アンバサダー ロンドンブーツ1号2号 田村淳